艦歴
発注1996年6月20日
起工1998年12月9日
進水1999年11月20日
就役2001年10月20日
退役
その後就役中
要目
排水量9,648 トン
全長155.3 m (509 ft 6in)
全幅20.1 m (66 ft)
吃水9.4 m (31 ft)
機関COGAG方式
LM 2500-30ガスタービンエンジン (27,000shp) ×4基
可変ピッチプロペラ(5翔)×2軸
最大速31ノット
航続距離4,400 海里(20ノット時)
乗員士官、兵員 380名
兵装Mk.45 mod.4 5インチ単装砲 ×1基
Mk.38 25mm単装機関砲 ×2基
Mk.15 20mmCIWS×2基
M2 12.7mm機銃 ×4挺
Mk.41 mod.7 VLS ×96セル
スタンダードSM-2 SAM
ESSM 短SAM
VLA SUM
トマホーク SLCM
などを発射可能
Mk.32 3連装短魚雷発射管×2基
艦載機MH-60R×2機搭載可能
C4ISTARNTDS mod.5 (リンク 11/16)
AWS B/L 6 (Mk.99 GMFCS×3基)
AN/SQQ-89A(V)15
センサAN/SPY-1D(V) 多機能レーダー×4面
AN/SPS-67
ハワード (英語: USS Howard, DDG-83) は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の33番艦。艦名はベトナム戦争の戦功で名誉勲章を受章したジミー・E・ハワード海兵隊曹長に因む。その名を持つ艦としては2隻目。2023年現在の定係港は横須賀。
艦歴ハワードのMk 45 5インチ砲
ハワードは1998年12月9日にメイン州バスのバス鉄工所で起工し、1999年11月20日に進水、2001年10月20日に就役した。かつての母港はサンディエゴ海軍基地であるが、同港に戻る際にはフォート・ローズクランズ国立墓地の前を通過する。同墓地には艦名の由来となったハワード曹長が埋葬されており、乗員は敬礼を行う。
2004年9月11日、スペイン海軍のF-103 ブラス・デ・レソとともにミサイル発射試験を実施した。2007年2月16日には戦闘効率賞を受賞している[1]。
2008年9月28日、ハワードはウクライナの貨物船ファイナ (Faina) を追跡中であると報告された。ファイナはケニアに向かう途中の2008年9月25日にソマリア沖で海賊によって捕えられた。ファイナには33両のT-72戦車および弾薬と予備部品が積み込まれていた[2]。ファイナは最終的に2009年2月5日に海賊から解放された。
2021年8月16日、神奈川県横須賀市の横須賀基地に同型艦ヒギンズと共に配備され、第7艦隊第71任務部隊第15駆逐隊の所属となった[3]。
2022年12月1日に横須賀基地でケンジ・イガワ中佐が艦長に着任した[4]。2023年8月20日、第7艦隊はイガワ艦長を「指揮能力に対する信頼の喪失」により解任したと発表した[5]。同年12月1日、機関室で電気系統の火災が発生し、間もなく鎮火した。乗組員12人が横須賀海軍病院に搬送されたが、翌日までに全員が退院した[6]。