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ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐
監督松林宗恵
脚本
橋本忍
国弘威雄
製作田中友幸
出演者
夏木陽介
佐藤允
上原美佐
鶴田浩二
加東大介
三橋達也
小泉博
宝田明
池部良
小林桂樹
三船敏郎
音楽團伊玖磨
撮影山田一夫
編集岩下広一
製作会社東宝[出典 1]
配給東宝[1][3]
公開1960年4月26日[出典 2]
上映時間118分[出典 3]
製作国 日本
言語日本語
配給収入2億5,154万円[7][注釈 1]
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『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』(ハワイ ミッドウェイだいかいくうせん たいへいようのあらし)は、日本の戦争映画で1960年(昭和35年)4月26日公開の東宝作品[2][4]。
併映は森繁久彌主演の『新・三等重役 当たるも八卦の巻』(監督:杉江敏男)。 第二航空戦隊空母「飛龍」搭乗員(九七式艦上攻撃機)の視点から見た、太平洋戦争前期(真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦まで)を描いた超大作特撮戦争映画である[出典 4]。映画『日本誕生』に続き東宝の俳優陣が総出演し[出典 5]、当時の新人俳優や中堅俳優などがメインキャストを務め、看板俳優ともいえる俳優が特別出演として登場する。特撮戦争映画としては、初のカラー作品である[出典 4]。 戦争の悲惨さを訴える部分もあるが[9][4]、松林宗恵の独特の戦争観が伝わる[11][10]。特に飛龍が沈没した後、山口司令官と加来艦長が、海底に沈んだ飛龍の艦橋内で幽霊のように出てくるシーンがあり、主演の夏木陽介はこのシーンが松林の一番言いたいテーマであったと評している[12]。 北見中尉は艦攻隊隊長機の若き飛行士である。母艦搭乗員は意気揚々と真珠湾攻撃へ参加、戦果を挙げる。内地へ戻り、休暇中に実家へ里帰りし許婚の啓子と久しぶりに再会する。北見中尉は啓子との結婚に悩み、なかなか決心がつかなかった。その後、彼はインド洋での作戦行動中に友成隊長に結婚を悩んでいることを相談。隊長からの励ましを受け、作戦終了後に内地へ帰還、結婚式当日を迎える。同期の飛龍戦闘機隊松浦中尉から祝電の電報を受け取ったが、2枚目の電報を見て顔色が一変する。その内容は、ミッドウェイへの出撃のため帰還せよとのものだった。
作品解説
あらすじ