この項目では、永井豪の漫画について説明しています。本作を原作とするテレビドラマについては「ハレンチ学園 (テレビドラマ)」をご覧ください。
ハレンチ学園
ジャンルギャグ漫画、学園漫画
漫画:ハレンチ学園
作者永井豪
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
レーベルジャンプコミックス
発表期間1968年8月1日創刊号 - 1972年9月25日41号
巻数13巻
その他サイドストーリー「ヒゲゴジラ伝」
ドラマ:ハレンチ学園
原作永井豪
監督丹野雄二、柴田米幸、飯塚二郎、柳瀬観
脚本久保田圭司、鴨井達比古
制作東京12チャンネル、ピロ企画、日活
放送局東京12チャンネル
放送期間1970年10月1日 - 1971年4月1日
話数全27回
その他オープニング・エンディングはアニメーション
小説:小説ハレンチ学園
原作・原案など永井豪
著者永井豪
イラスト永井豪
出版社集英社
レーベル集英社文庫 コバルトシリーズ
発行日1983年11月、1983年12月、1984年4月
巻数全3巻
その他ISBN 978-4-08-610618-4
ISBN 978-4-08-610624-5
ISBN 978-4-08-610658-0
映画:ハレンチ学園
原作永井豪
監督丹野雄二
脚本山崎巌・鴨井達比古
音楽山本直純
製作日東プロ=ピロ企画
配給日活
封切日1970年5月2日
上映時間82分
映画:ハレンチ学園 身体検査の巻
原作永井豪
監督丹野雄二
脚本山崎巌・鴨井達比古
音楽山本直純
製作日活
配給ダイニチ映配
封切日1970年8月1日
上映時間85分
映画:ハレンチ学園 タックルキッスの巻
原作永井豪
監督林功
脚本鴨井達比古
音楽鏑木創
製作日活
配給ダイニチ映配
封切日1970年9月12日
上映時間83分
映画:新・ハレンチ学園
原作永井豪
監督林功
脚本山崎巌・鴨井達比古
音楽鏑木創
製作日活
配給ダイニチ映配
封切日1971年1月3日
上映時間82分
OVA:平成ハレンチ学園
原作永井豪
監督村松弘之
脚本武上純希
製作徳間ジャパンコミュニケーションズ
ピンクパイナップル
発売日1996年2月2日、1996年3月1日
収録時間82分
その他DVDボックスが2007年2月23日に発売。
テンプレート - ノート
『ハレンチ学園』(ハレンチがくえん)は、永井豪による日本のギャグ漫画作品、及びこの作品を原作とするテレビドラマや映画。1968年11号から1972年41号まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載された。2018年、第47回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞(授賞対象は永井豪の「全作品」)[1]。 当時の少年漫画としては過激な表現で物議を醸し社会現象になった、永井豪の出世作であり代表作の一つである。また手塚治虫、高橋留美子、吾妻ひでお、山本直樹などの漫画家に多大な影響を与えたことでも知られる。 便宜上、内容によって大きく3部に分けられる。 第1部連載中期の1969年(昭和44年)14(7/24)号にて、丸善石油(現コスモ石油)「100ダッシュ」のCMで小川ローザのスカートがまくりあがり『Oh!モーレツ!』という内容を元に「モーレツごっこ」を登場させ、スカートめくり流行の一因となった。 1970年1月8日と9日、『朝日新聞』『毎日新聞』が『ハレンチ学園』を紹介したことで、多くの大人の知ることになり、本作を巡る騒ぎが拡大したものと見られる。なお、『朝日新聞』は永井本人や擁護派の意見も載せており、『毎日新聞』も紹介程度の内容であり、本作を一方的に非難するという記事ではない[2]。 主に問題とされたのは2点、性描写と教師批判である[3]。 1970年1月に三重県四日市市の中学校長会が問題視し、四日市市少年センターが三重県議会に有害図書指定を働きかけるが実現には至らなかった[4]。同年には福岡県でも問題になった[5]。『少年ジャンプ』編集部へも、各地のPTAや教育委員会から多数の苦情が寄せられた[6]。 PTA等からの激しい批判の標的となり、作者の人格攻撃にまで発展。ただ永井本人としては、学生時代に教諭が女子生徒の体を触り、その場は教諭個人の冗談を含む一過性の性的揶揄と思ったが、後で隠れて泣いている女子生徒を目の当たりにし、その目撃談を元にデフォルメして作品を描いたという経緯であって、糾弾にまで至った事に困惑していた。
概要