ハルメンズ
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ハルメンズ
出身地
日本千葉県[1]
ジャンルニュー・ウェイヴテクノポップ[2]
活動期間

1979年 - 1982年2010年 -
レーベルビクター音楽産業
1980年 - 1981年
共同作業者鈴木慶一ディレクター[3]
太田螢一(準メンバー)[3]
野宮真貴(ゲストボーカル)[3]
戸川純(ゲストボーカル)[3]
公式サイト ⇒ハルメンズ★生誕30周年記念 オフィシャル ホームページ

メンバー

佐伯健三Vocal
比賀江隆男(Guitar
石原智広(Bass)泉水敏郎(Drums
上野耕路Keyboard

ハルメンズ(Halmens)は、かつて存在したニュー・ウェイヴバンド。パール兄弟ヤプーズの前身でもある。

この項目では、2016年から活動しているハルメンズXについても記述する。
概要

1980年代初頭に活動した、サエキけんぞうパール兄弟)、上野耕路ゲルニカ他)、泉水敏郎(ヤプーズヒカシュー他)らが在籍し、戸川純野宮真貴などの才能を世に送り出したバンド[3]

独自のシンセ&ギターサウンドと未来的な日本語が溶け合った不可思議なテクノポップの魅力に加え、戸川純野宮真貴といった日本を代表する女性シンガーがアルバムに参加するなど、伝説のニューウェイヴ・バンドとして知られる。
略歴

1979年、少年ホームランズ
8 1/2が合体して千葉で結成[1]

1980年、アルバム『ハルメンズの近代体操』発売。

1981年、『ハルメンズの20世紀』発売。この年に泉水と上野が実質上脱退。

1982年12月29日、コンサート「ハルメンズの伝説」をもって活動を凍結[2]

2010年10月20日、サエキけんぞうのプロデュースにより、ビクターエンタテインメントより「初音ミク sings ハルメンズ」がリリースされた[4]

2020年デビューから40年となる記念ライブで見事復活。サエキけんぞう(VO)、泉水敏郎(Dr)、石原智広(B)らオリジナルメンバー3人に、POLYSICSハヤシ(G)、武田理沙(Key)、吉田仁郎(G)を迎え2023年現在も不定期でライブ活動をしている。

メンバー

佐伯健三(ボーカル)

ハルメンズ解散後、パール兄弟を結成し、ボーカルと作詞を担当した。現在は、ジョリッツとして活動している。


比賀江隆男(ギター)

ハルメンズ解散後、ヤプーズを経て1980年代末期に引退。ヤプーズ在籍時には、ヤプーズのフロントマンだった戸川純を支援していた。現在は、福祉の仕事とのこと。


石原智広(ベース)

ハルメンズ解散後、玉姫様の参加ミュージシャンを経て1980年代中頃に引退。現在の職業は、教師とのこと。



泉水敏郎(ドラム)

ハルメンズ脱退後、ヒカシュー・東京ブラボー(サポート)・ヤプーズ・タイツ・Muscle Beat・HERE IS EDEN等を経て1990年代中頃に引退。しかし、2010年頃にドラマーとして復帰し、現在は、サエキと共に「ジョリッツ」のドラマーとして活動している。


上野耕路(キーボード)

ハルメンズ脱退後、ゲルニカを経て捏造と贋作や上野耕路アンサンブル・オーケストラのメンバーとして活動。岡崎京子の描いた漫画の原作を基に制作された映画『ヘルタースケルター』の音楽の制作を担当した。


ディスコグラフィ
アルバム

下記の2つはビクター音楽産業より発売されたレコードで、ディレクションは鈴木慶一

『ハルメンズの近代体操』(1980年12月、SS115)

『ハルメンズの20世紀』(1981年7月、SS116)

下記は結成30周年を記念して2010年にビクターエンタテインメントより発売されたCD。

『21世紀さん sings ハルメンズ』(2010年10月20日、VICL-63567)

サエキけんぞう&Boogie the マッハモータースによるカバー


『初音ミク sings ハルメンズ』(2010年10月20日、VICL-63566)

初音ミクとのコラボレーション


『ハルメンズの近代体操+8』(2010年10月20日、VICL-70093)

『ハルメンズの近代体操』に加えてデビュー前に作られたデモ音源を収録したアルバム


『ハルメンズの20世紀+8』(2010年10月20日、VICL-70094)

『ハルメンズの20世紀』に加えてスタジオライブ音源を収録したアルバム


『ピンクの心+2』(2010年10月20日、VICL-70095)

野宮真貴(ピチカート・ファイヴ)によるカバー

後述のハルメンズXのアルバム『35世紀』と同時に発売されたベストアルバム。

『ハルメンズ・デラックス+11ヒストリー』(2016年9月21日、VICL-64638)

11ボーナストラック(デモ音源・ライブ音源)


主なライブ

ハルメンズの伝説(
目黒鹿鳴館、1982年12月29日

出演:ハルメンズ、戸川純[注釈 1](ゲスト)、野宮真貴(ゲスト)、鈴木慶一(ゲスト)、東京タワーズ(前座・司会)


ハルメンズX

ハルメンズX
出身地
日本
ジャンルニュー・ウェイヴ、テクノポップ[2]
活動期間2016年
レーベルビクターエンタテインメント
共同作業者Boogie the マッハモータース
ジョリッツ
公式サイト ⇒ハルメンズX オフィシャルHP

メンバーサエキけんぞう(Vocal)
泉水敏郎(Drums)
吉田仁郎(Producer[6]

ハルメンズXは、ハルメンズのオリジナルメンバーであったサエキけんぞうと泉水敏郎を中心にしたプロジェクト[2][7][8]。1981年にリリースされたハルメンズの2ndアルバム『ハルメンズの20世紀』の発売35周年を記念して2016年に始動[2]
略歴

2016年8月、サエキけんぞう、泉水敏郎、Boogie the マッハモータース、ジョリッツ他から構成されるプロジェクトとして始動。

2016年9月21日、アルバム『35世紀』をリリース。アルバムには鈴木慶一ムーンライダーズ)、野宮真貴古川未鈴夢眠ねむでんぱ組.inc)、アーバンギャルド直枝政広カーネーション)、テンテンコ(元BiS)、リアル3区、AZUMA HITOMIらが参加し、ジャケットアートワークは太田螢一が担当した[9]

2016年11月16日、コンサート『ハルメンズXの伝説』をもって活動を凍結[2]
ディスコグラフィ
アルバム

『35世紀
』(2016年9月21日、VICL-64637)

主なライブ

ハルメンズXの伝説(東京都
渋谷CLUB QUATTRO、2016年11月16日)

出演:ハルメンズX / Boogie the マッハモータース / ジョリッツ / リアル3区 / 鈴木慶一ムーンライダーズ)、直枝政広(カーネーション) / 巻上公一(ヒカシュー) / イリアジューシィ・フルーツ) / 小川美潮チャクラ) / 松尾清憲&一色進(シネマ) / 久保田慎吾(8 1/2)など


脚注
注釈^ ハルメンズ活動時に「ハルメンズ」の追っかけをしていた。後に、解散直前のライヴ「ハルメンズの伝説」にゲスト出演し、ハルメンズのラスト・アルバム「ハルメンズの20世紀」にコーラスとしてレコーディングに参加し、ハルメンズのキーボディストだった上野耕路と音楽ユニット「ゲルニカ」を結成し、ハルメンズを前身に結成されたヤプーズにボーカリストとして加入する事となる[5]

出典^ a b “音楽家・サエキけんぞうさん 自由を傍観してくれた父”. 日本経済新聞夕刊2018年7月10日付 (2018年7月13日). 2018年11月6日閲覧。
^ a b c d e f “ハルメンズX「35世紀」特集 サエキけんぞうインタビュー by 松永天馬(アーバンギャルド)”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年9月21日). 2018年11月6日閲覧。
^ a b c d e “ハルメンズX、ニューアルバム『35世紀』に鈴木慶一&でんぱ組メンバー参加”. OKMusic編集部. OKWAVE (2016年8月20日). 2018年11月6日閲覧。
^ “ハルメンズを初音ミクが歌うカバー集、ジャケは公募で決定”. 音楽ナタリー (2010年7月26日). 2016年10月27日閲覧。
^ “カルト歌謡カルタ【れ】戸川純「レーダーマン」”. 全日本歌謡情報センター (2018年2月6日). 2018年11月3日閲覧。
^ “サエキけんぞう率いるジョリッツ、活動本格化! 10月に1stアルバム発売決定”. ガジェット通信. 東京産業新聞社 (2017年6月7日). 2018年11月6日閲覧。
^ “ハルメンズXのアルバム『35世紀』に鈴木慶一、夢眠ねむ、古川未鈴ら”. CINRA.NET (2016年8月22日). 2018年11月6日閲覧。
^ “伝説のニューウェイブバンド、ハルメンズが復活ライブで新曲披露”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年6月3日). 2018年11月6日閲覧。
^ “ハルメンズXのアルバムに鈴木慶一、野宮真貴、夢眠ねむ、古川未鈴ら参加”. 音楽ナタリー (2016年8月21日). 2016年10月27日閲覧。

外部リンク

ハルメンズX_公式
(@Halmens_x) - X(旧Twitter)

ハルメンズx (halmensX) - Facebook


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