ハリー・ポッターと炎のゴブレット_(映画)
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ハリー・ポッターシリーズ > ハリー・ポッターと炎のゴブレット

プロジェクト
ハリー・ポッターシリーズ

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(ハリー・ポッターとほのおのゴブレット、原題: Harry Potter and the Goblet of Fire)は、イギリス児童文学作家J・K・ローリング2000年に発表した、子供向けのファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第4巻。2001年ヒューゴー賞(長編小説)を受賞した。2005年に同じ題名で映画化された。
目次

1 概要

2 あらすじ

3 映画

3.1 スタッフ

3.2 キャスト

3.3 原作との相違点

3.4 日本におけるキャッチコピー

3.5 ソフト化

3.6 サウンドトラック

3.7 ゲーム


4 脚注

5 外部リンク


概要

ホグワーツ魔法魔術学校の4年生となったハリー・ポッターが、望まないまま三大魔法学校対抗試合の選手となり、その裏に史上最悪の魔法使いヴォルデモートの謀略を感じつつ、厳しい試練に立ち向かう一年間を描く。
あらすじ

夏休み、ハリーは奇妙な夢で目が覚めた。その夢とは、リトル・ハングルトンにあるリドルの館でヴォルデモートワームテールが自分を殺す計画を立てていて、そこへ現れたマグルの老人(フランク・ブライス)がヴォルデモートに殺されるというものだった。

その後、ハリーはウィーズリー家からの招待を受けてクィディッチ・ワールドカップの決勝を観戦しに行く。ハリーは会場で、魔法省の「魔法スポーツ・ゲーム部」の部長、ルード・バグマンロンの兄であるパーシーの上司、バーティ・クラウチ、そして彼の屋敷しもべ妖精ウィンキーと出会う。ウィンキーはドビーの知り合いであり、ドビーは本来は無給で働かなければいけない屋敷しもべ妖精でありながら、給料をもらえる職場を探しているため、新しい職場が見つからないのだと語った。

アイルランド対ブルガリアのクィディッチの試合をアイルランドが制した激戦のその夜、仮面をつけた複数の魔法使い、通称「死喰い人」と呼ばれるヴォルデモート卿の配下達によって13年ぶりにとある事件が起こった。そしてハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が混乱から逃げる間近に13年ぶりに不気味な闇の印(ヴォルデモート卿と死喰い人の印)が打ち上げられた。事件現場の真下には魔法省の役員数十名が放った「失神呪文」に当たったウィンキーが、ハリーが気づかないうちに失くしていたハリーの杖を持ち、失神していた。クラウチは自分が指示した場所にウィンキーがいなかったことに激怒し、ウィンキーをクビにする。ハーマイオニーはそんなクラウチの行動に納得がいかず腹を立てた。

新学期が始まり、元「闇祓い」マッド‐アイ・ムーディが「闇の魔術に対する防衛術」教授に就任。そしてアルバス・ダンブルドアが、ホグワーツ魔法魔術学校、ダームストラング専門学校ボーバトン魔法アカデミーの3校による三大魔法学校対抗試合(トライ・ウィザード・トーナメント)が約100年ぶりにこの一年間に亘って行われることになり、代表選手は各校の17歳以上の生徒から1人ずつ選ばれると発表した。

ハロウィーンの日、ダームストラングとボーバトンの生徒たちと各校長達がホグワーツに到着した。その夜、ダンブルドアは代表選手を選び出す「炎のゴブレット」を紹介し、立候補する者は名前を書いた紙をゴブレットの中に入れるよう告げる。代表選手の名前のみが、ゴブレットから出ることになっている。結果、ホグワーツからはセドリック・ディゴリー、ダームストラングからはビクトール・クラム、ボーバトンからはフラー・デラクールが出場することとなった。しかし、その3人が選ばれた後も火は燃え続け、ゴブレットからハリーの名前が出てくる。ハリーは自らの名前を入れていなかったため困惑するが、魔法契約の拘束力によりハリーは辞退することは出来ず、ハリーは4人目の代表選手として三大魔法学校対抗試合に出場することになる。

規定外でありながらも代表となったハリーは、多くの生徒から顰蹙を買うことになってしまう。親友のロンまでもが彼を疑うため、彼らは絶交状態になってしまった。さらに「日刊予言者新聞」の記者、リータ・スキーターが悲劇的に脚色した中傷記事が掲載され、生徒達からはさらに誤解されてしまう。

第一の課題は、1頭のドラゴンから第二の課題についてのヒントが隠されている金色の卵を奪うことであった。ルビウス・ハグリッドの助けもあってこの課題を早く知ったハリーは、クラムとフラーの二人も課題の内容を知っていることに気付き、セドリックにも内容を教える。ハーマイオニーの助力を得てドラゴンを出し抜く方法を考えていたハリーは、ムーディからのアドバイスを参考に「呼び寄せ呪文」の練習を始める。

第一の課題で、ハリーは呼び寄せ呪文を使って、シリウスからもらった箒、ファイアボルトでの飛行による陽動作戦で見事金の卵を奪う。肩を怪我したものの、結果はクラムと同点で1位になった。ロンの誤解も解け、ハリーは彼と仲直りする。

ある日、ハリーがハーマイオニーに連れられホグワーツの厨房を訪れると、そこではドビーが働いていた。彼は、週給1ガリオン、1ヶ月に1日の休日をもらっていると言い、ハーマイオニーは喜ぶ。一方、ドビーと一緒にダンブルドアに雇われたウィンキーは、クラウチを思って泣き続ける日々を送っていた。

三大魔法学校対抗試合に伴い、クリスマスにダンスパーティが開かれることとなった。ハリー達代表選手はパートナーと最初に踊ることが決められており、ハリーはパートナーを探さなくてはならなくなる。意を決して初恋の相手、チョウ・チャンに申し込むが、セドリックと行くことになっていると断られる。ロンもフラーに申し込んだが断られ、2人は焦る。ロンは、最後の手段だとばかりにハーマイオニーを誘うが、彼女はすでにパートナーが決まっていると言われ、断られてしまう。なんとか学年一の美女、パーバティ・パチルを誘うことに成功したハリーは、彼女の妹のパドマをロンに紹介してもらえることになり2人ともパートナーが決まることになる。

パーティ当日、ハリーとロンは、美しくドレスアップして代表選手のクラムのパートナーとなっているハーマイオニーを見て驚く。パーバティとパドマに愛想をつかされた2人が庭を歩いていると、セブルス・スネイプがダームストラングの校長イゴール・カルカロフにホグワーツから逃げるよう言っているのを聞く。さらに、ハグリッドがボーバトンの校長、マダム・マクシームに自分が半巨人であることを明かすのも聞き、ショックを受ける。

第二の課題が近づいているのに、ハリーは金の卵のヒントの謎を解き明かせていなかった。ダンスパーティの帰りにセドリックから卵を持って風呂に入るよう言われていたため、意を決し、彼はそれを実行する。そこでハリーは嘆きのマートルに出会い、卵を水の中に入れてみろとヒントを言われ、水の中に入れてみると水中人(マーピ?プル)の歌が聞こえた。その歌の内容は「湖の深い底にいる自分にとって大切なものを時間内に取り戻せ」というものだった。風呂場から帰る途中、ハリーは「忍びの地図」に書かれているスネイプの研究室に、病気のため、クリスマスからホグワーツに姿を見せていない「バーテミウス・クラウチ」と書かれているのを見つけ、不思議に思う。


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