ハリー・ポッターと呪いの子
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ハリー・ポッターシリーズ > 魔法ワールド > ハリー・ポッターと呪いの子.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}プロジェクト
ハリー・ポッターシリーズ

ハリー・ポッターと呪いの子
ロンドンのパレス・シアター(英語版)
(2017年)
原題Harry Potter and the Cursed Child
脚本

ジャック・ソーン(英語版) (脚本&原作)

J・K・ローリング (原作)

ジョン・ティファニー(英語版) (story)

初演日2016年7月30日 (2016-07-30)
初演場所ロンドン、パレス・シアター
オリジナル言語英語
シリーズ「ハリー・ポッター
ジャンル

ファンタジー

アドベンチャー

ドラマ

舞台設定魔法ワールド
公式サイト

『ハリー・ポッターと呪いの子』(ハリー・ポッターとのろいのこ、原題: Harry Potter and the Cursed Child)は、J・K・ローリング、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンによる原作をもとにソーンが脚本を書いた、2016年のイギリスの二部作劇である。プレビューは、2016年6月7日ロンドンのパレス・シアターで始まり、2016年7月30日に初演された。

物語は、2007年に出版された小説『ハリー・ポッターと死の秘宝』の出来事から19年後に始まり、魔法省魔法法執行部の部長となったハリー・ポッターと、ホグワーツ魔法魔術学校への入学を控えた次男のアルバス・セブルス・ポッターを描いている。この劇は、「ハリー・ポッター」シリーズの8番目の物語として販売されている。
概要

2016年7月30日に、ロンドンでワールド・プレミアが行なわれた[1]。前作『死の秘宝』で描かれたエピローグである「19年後」(2017年)から、ハリーの次男であるアルバスが4年生になる(2020年から2021年)までが描かれる。「逆転時計を使った過去の改変」がおもなテーマで、英雄の息子であるプレッシャーに苦悩するアルバス、子供との向き合い方に悩むハリー、そしてアルバスと唯一無二の親友となるドラコの息子のスコーピウスによる、時空と並行世界を股にかけた冒険が描かれる。小説7作に登場する主要登場人物が年齢を重ねた姿で登場するほか、「ホグワーツの戦い」までに死んだキャラクターも、タイムスリップした際や、改変が行われたあとの世界などでふたたび姿を現す。

イギリスでもっとも権威があるとされるローレンス・オリヴィエ賞では最優秀主演男優賞(ジェイミー・パーカー)、助演男優賞(アンソニー・ボイル)、助演女優賞(ノーマ・ドゥメズウェニ)、監督賞(ジョン・ティファニー)、新演劇賞、ラインティング・デザイン賞、コスチューム・デザイン賞、サウンド・デザイン賞、セット・デザイン賞の9部門に選ばれ、11部門ノミネートとともにオリヴィエ賞最多受賞、ノミネート作品となった[2]

トニー賞では、演劇作品賞、演劇演出賞、演劇装置デザイン賞、演劇衣装デザイン賞、演劇照明デザイン賞、演劇音響デザイン賞の6部門で受賞した[3]

舞台劇の脚本は『ハリー・ポッター』シリーズの第8巻として書籍化され、2016年7月31日に発売されている[注 1]。日本語版は「特別リハーサル版」として2016年11月11日静山社から出版された。最終的な脚本は当初の版と入れ替わるかたちで2017年7月25日に発売され、日本語版は「愛蔵版」として同年12月1日に発売された。
ストーリー
第1部
第1幕

物語は、闇の帝王ヴォルデモートが滅びてから19年後(第7巻『死の秘宝』終章)、ハリー・ポッターたちがホグワーツ魔法魔術学校に入学する子供たちをキングス・クロス駅へ送るシーンから始まる。ハリーの次男アルバス・セブルス・ポッターは兄のジェームズ・シリウス・ポッターに「スリザリンに組分けされるんじゃないか」とからかわれていることもあり、本当に組分けされたらどうしようという不安に駆られていた。一方、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウス・マルフォイも、本当はヴォルデモートの息子なのではないかと周りに噂され悩んでいた。ドラコは闇の魔法により子供を作ることができない呪いがかけられており、それでも強力な子孫を望んだドラコと祖父のルシウスが、母であるアステリア逆転時計で過去へ送り込み、ヴォルデモートの子供を妊娠したという噂が立っていたからだった。そして入学式の組分けで、アルバスはスリザリンに組分けされる。その後も飛行訓練で自分だけうまく行かなかったりと、劣等感に苛まれるなか、母を病気で亡くし失意に暮れていたスコーピウスと互いに惹かれあっていく。

3年後、神秘部の戦い(第5巻『不死鳥の騎士団』)ですべて破壊されたはずの逆転時計がセオドール・ノットから押収される。それを聞きつけたエイモス・ディゴリーがハリーの家を訪れ、三大魔法学校対抗試合(第4巻『炎のゴブレット』)でヴォルデモート復活の陰謀によって殺された息子セドリックを逆転時計で過去を変えて蘇らせてくれと頼むも、ハリーはそれを断る。しかし、帰省中のアルバスはそのやりとりを聞き、「セドリックがハリーのせいで殺された」のではないかと考えるようになり、より父親への反発心を強めていく。

ヴォルデモートがいない世界でなぜかハリーの額の傷が痛み出すなか、アルバスはスコーピウスとともにホグワーツに向かって走るホグワーツ特急から脱走し、エイモスを説得して逆転時計を使ってセドリックをよみがえらせる計画に同意させる。そして、エイモスの姪のデルフィーニ・ディゴリーとともにポリジュース薬でハリー、ロンハーマイオニーの姿になって魔法省に潜入し、逆転時計を盗み出すことに成功する。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:193 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef