ハリエット
Harriet
監督ケイシー・レモンズ
脚本ケイシー・レモンズ
グレゴリー・アレン・ハワード
『ハリエット』(Harriet)は、2019年に公開されたアメリカ合衆国の伝記映画。監督はケイシー・レモンズ、出演はシンシア・エリヴォとレスリー・オドム・Jrなど。19世紀のアメリカ合衆国で奴隷解放のために闘った実在の女性活動家ハリエット・タブマンの半生を描いている[4]。 19世紀アメリカ、メリーランド州の黒人奴隷アラミンタ(ミンティ)は、生まれつき不意に眠り込む持病があり、夢の中で神の声を聞く女性だった。農園で夫や肉親たちと暮らしていたミンティは、家族と引き離して他所へ売られると決まり、たった一人命がけで逃亡した。 奴隷の逃亡を助ける秘密組織「地下鉄道」の手を借りて、奴隷制が廃止されたペンシルベニア州に辿り着くミンティ。自らも「地下鉄道」に参加したミンティは、逃亡を助ける「車掌」の役を拝命した。 自由黒人ハリエット・タブマンと名を変えて、男装で南部に潜入し、多くの黒人奴隷を北部に逃がすミンティ。 「奴隷泥棒モーゼ」と呼ばれ、懸賞金も付いて指名手配されるミンティ。逃げた奴隷を全国どこでも逮捕できる「逃亡奴隷法」が制定され、黒人奴隷の逃亡は難しくなっていった。ミンティの居所を吐けと暴力を受けて、妹も殺された。それでも黒人奴隷を逃がし続けるミンティ。 文字も書けない奴隷だったミンティ(ハリエット・タブマン)はやがて、150人の黒人兵士を率いて南北戦争で戦い、女性参政権活動にも尽力する人物へと成長して行くのだった。 ※括弧内は日本語吹替(DVD未収録)。
ストーリー
キャスト
アラミンタ・ロス(ミンティ)/ハリエット・タブマン: シンシア・エリヴォ(ニケライ・ファラナーゼ)
ウィリアム・スティル
ギデオン・ブロデス: ジョー・アルウィン(濱野大輝)
マリー・ブキャノン: ジャネール・モネイ(金田愛)
エリーザ: ジェニファー・ネトルズ(北斗利佳)
リット・ロス: ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ(斉藤こず恵)
ベン・ロス: クラーク・ピータース(辻親八)
ウォルター: ヘンリー・ハンター・ホール(英語版)(新祐樹)
ジョン・タブマン: ザカリー・モモー(英語版)(坂詰貴之)
ヴィンス: ミッチェル・フーグ
レイチェル・ロス: デボラ・アヨリンデ(英語版)(矢元亜実)
サミュエル・グリーン牧師: ヴォンディ・カーティス=ホール(井川秀栄)
ビガー・ロング: オマー・J・ドージー(英語版)(綿貫竜之介)
フレデリック・ダグラス: トリー・キトルズ(英語版)
トーマス・ギャレット(英語版): ティム・ギニー
ロバート・ロス: ジョセフ・リー・アンダーソン(中村和正)