ハヤシミドリシジミ
兵庫県立人と自然の博物館の展示
分類
ハヤシミドリシジミ(林緑小灰蝶 Favonius ultramarinus)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ミドリシジミ亜科に属するチョウの一つ。
目次
1 形態
2 生態
3 分布
4 関連項目
5 参考文献
6 外部リンク
ミドリシジミ類の中でもオスの翅表が青緑色になる一群の一種。オオミドリシジミ属の他種、とくにヒロオビミドリシジミと似通っており、実際戦後までヒロオビミドリシジミは本種と混同されていた。後翅の赤斑がクロミドリシジミのようにつながること、翅裏の白帯の内側にある暗色帯がやや細いことなどで判別できる。尾状突起はジョウザンミドリシジミのように長い。 成虫は、年に1回、6月中旬から7月中旬に発生する。卵で越冬する。ゼフィルスの仲間はブナ科を広範囲に食べるが、本種はほぼカシワしか食べない。食樹の制約から分布は内陸になるが、山地性、高所性はあまり示さない。占有飛翔は早朝と夕方の2回行われる。 国内では北海道と東北から北陸にかけて、中国山地、大分県など。淡路島・四国にはいない。 国外では中国東北部、朝鮮半島に分布している。
形態
生態
分布
関連項目
シジミチョウ科
ミドリシジミ
ブナ科
参考文献
牧林功解説、青山潤三写真 『日本の蝶』 成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6。
『チョウの調べ方』 日本環境動物昆虫学会編、今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112。OCLC 170389984
外部リンク
⇒兵庫県レッドリスト
更新日時:2012年12月29日(土)10:51
取得日時:2017/12/02 11:54