ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
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ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
The Mummy Returns
監督
スティーヴン・ソマーズ
脚本スティーヴン・ソマーズ
製作ジェームズ・ジャックス
ショーン・ダニエル
製作総指揮ボブ・ダクセイ
ドン・ゼッフェル
出演者ブレンダン・フレイザー
レイチェル・ワイズ
オデッド・フェール
音楽アラン・シルヴェストリ
撮影エイドリアン・ビドル
編集ボブ・ダクセイ
ケリー・マツモト
レイ・ブッシーIII
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
UIP
公開 2001年5月4日
2001年6月9日
上映時間130分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$98,000,000
興行収入$430,000,000[1]
37億円[2]
前作ハムナプトラ/失われた砂漠の都
次作ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
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『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(原題:The Mummy Returns)は、2001年アメリカ映画。1999年の映画『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』の続編で、リックとエヴリンは結婚し、二人の間に生まれたアレックスという息子が新しいキャラクターとして加わっている。音楽は当初は前作に続けてジェリー・ゴールドスミスが担当することになっていたが、アラン・シルヴェストリに交代した。
あらすじ

紀元前3078年頃のテーベ。屈強な戦士スコーピオン・キングは世界を征服すべく、大戦を起こした。7年にも及ぶ大戦の果てに敗れたスコーピオン軍は「アム・シェアーの聖なる砂漠」に追い払われ、最後はスコーピオンのみとなった。死の瞬間、スコーピオンはアヌビス神へ誓いを申し出た。「自分の命を助け、敵を倒させるなら、自分の命(魂)を捧げよう」というその願いにアヌビス神は応じ、自らの軍勢を与えて敵を倒させた後、スコーピオンを永遠の僕とする。それから5000年が経った。

前作から9年後の1933年。リックとエヴリンは結婚し、8歳の息子アレックスが生まれていた。エヴリンは不思議な夢に導かれ、家族3人でエジプトのある遺跡で「アヌビスの腕輪」を発見するが、腕輪を狙うハフェズの手下であるスパイビー、ジャック、レッドに襲われる。3人は危うく逃れてロンドンの自宅へ腕輪を持ち帰る。

その頃、ハムナプトラでは謎の女性ミラ、暗殺者ロック・ナー、謎の人物ハフェズらによって「死者の書」、「アムンラーの書」、「イムホテップミイラ」が地中から掘り起こされようとしていた。

一方、ロンドンへ帰宅したものの、エヴリンは発見した「アヌビスの腕輪」を使い、伝説のアム・シェアーへ行こうとリックを説得する。リックとエヴリンの惚気ように呆れたアレックスは母親譲りの好奇心と悪戯心から腕輪の入った箱を勝手に開け、導かれるように腕に着けてしまう。すると突然目の前にエジプトの光景が広がり、1つ目の目印である「カルナック神殿」の光景が目の前に広がった。

不死身の「アヌビスの軍隊」を得るために再び甦ったイムホテップとリックの壮絶な戦いが描かれる。
登場人物
リック・オコーネル(Rick O'Connell

演 - ブレンダン・フレイザー本作の主人公である冒険家。前作における大冒険の末にエヴリンと結婚し、ハムナプトラから持ち帰った財宝によってイギリス市内に広大な豪邸を構える大富豪へとのし上がった。それからも、冒険好きなのは相変わらずで一人息子アレックスを加えた一家3人の遺跡探検の日々を送っていたが、ある遺跡でアヌビスの腕輪を発見したことが今回の事件のきっかけとなってしまう。相変わらず腕っぷしや射撃の腕はずば抜けており、優れた判断力と命知らずな行動力によって自身や家族の窮地を何度も救う。イムホテップ一派にさらわれた息子のアレックスを救うために彼らを追ってスコーピオンキングの眠るアム・シェアーの黄金のピラミッドへの冒険に旅立つ。孤児の頃に右腕に入れた刺青が神の戦士「メジャイ」の印だとアーデスに明かされる。最初は信じなかったが、アム・シェアーの壁画に描かれていたスコーピオン・キングを倒す戦士にまったく同じ刺青が入っているのを見つけてようやく信じた。スコーピオン・キング、イムホテップとの三つ巴の末スコーピオン・キングを倒し、アヌビスの軍隊を地下に送り返した。
エヴリン・オコーネル(Evelyn O'Connell)
演 - レイチェル・ワイズ前作の冒険を経て、リックと結婚した元カイロ博物館勤務の女性冒険家。前作からの期間でハフェズ一派と互角以上に渡り合う事のできる程の剣術や射撃の腕を会得している。また、相変わらずの探求心と冒険心を胸に抱いており、本編の数日前から毎晩見るようになったと不思議な夢に導かれるように伝説の「アム・シェアーの聖なるオアシス」へ行くことを望んでいる。今作でもイムホテップとその一味から命を狙われるが、今作では実は3000年前にイムホテップとアナクスナムンによって殺されたセティ1世の娘・ネフェルティティの生まれ変わりであることが発覚する。中盤ではアム・シェアー到着直後にアナクスナムン(ミラ)に刺殺されてしまうが、後にジョナサンとアレックスの活躍で蘇生する。その際に前世の記憶も取り戻し、アナクスナムンとの因縁の戦いに挑んで勝利し、リベンジを果たした。その後、イムホテップと共に死後の世界への亀裂に巻き込まれそうになったリックを命がけで救った。
ネフェルティティ(Nefertiri)
イムホテップとアナクスナムンに殺害されたセティ1世の娘の1人。生前にセティ1世を始めとした神官たちの見守る中でアナクスナムンを相手にに似た武器で決闘を行ったが、全く歯が立たずにアナクスナムンに敗れてアヌビスの腕輪の守護者となった。その後、父のセティ1世が殺害される光景を真向かいのバルコニーから目撃してしまう。
アレックス・オコーネル(Alex O'Connell)
演 - フレディ・ボースリックとエヴリンの間に生まれた1人息子。8歳。母親譲りの好奇心と父親譲りの行動力を持ち、リックによると年中博物館に通っている。周りを考えない両親の熱々ぶりに辟易している。まだ幼い子供たる所以、生意気な態度が多く、ロックナーを終始苛立たせた。両親と共にエジプトから帰国した際に持ち帰ったアヌビスの腕輪を装着してしまい、そのせいでイムホテップとハフェズ一派に追われる羽目になる。更に父母の熱愛ぶりのお陰で捕えられてしまうなど、割と散々な目に遭ってしまう。しかし幼少から両親によって冒険に連れ回されていただけあってそれなりの度胸と行動力を持っており、砂絵で自分の行く場所を教えたり、死者の書の存在から母を蘇生させるためにジョナサンに陽動作戦を頼むなど咄嗟の機転も利き、更にはほぼ全ての古代エジプト文字を読む事もでき[3]、母を蘇生させることに成功する。
ジョナサン・カナハン(Jonathan Carnahan)
演 - ジョン・ハナーお調子者な遊び人で、エヴリンの兄。今作では妹夫婦の屋敷に居候し、妹達の功績を自分のものとして吹聴しながら所謂ヒモの生活をしている。相変らずのお調子者ぶりとトラブルメーカーぶりを見せるが、今作ではリック達がミイラ兵からの逃亡に使用するバスを運転したり[4]、エヴリンを蘇生させる儀式を行うアレックスの時間稼ぎの為にミラと一騎討ちをするなど前作以上の活躍を見せる。また前作から8年経っていることもあり、以前読めていた古代エジプト文字が読めなくなっている。しかし前作の冒険の影響なのかコウノトリの形をした古代エジプト文字の読み(アメノファス)だけは覚えており、エヴリンを蘇生させるのに一役買った。終盤では黄金のピラミッドの頂上にあった巨大なダイヤモンドをアム・シェアーからの脱出の際にちゃっかり入手しており、続編の『ハムナプトラ3』ではこのダイヤモンドを売却して手に入れた大金で大金持ちになっている。
アーデス・ベイ(Ardeth Bay)
演 - オデッド・フェールイムホテップ復活を阻止し、砂漠の平和を守るメジャイの戦士。前作の冒険を経てリック達とは良き親友となっている。また、ハフェズ一派の殺し屋ロックナーとは少なからず因縁がある。ハフェズ一派の陰謀にいち早く気付き、彼らのイムホテップ発掘現場に潜入するなど早い段階から暗躍し、彼らの目的を知ると、オコーネルファミリーを救うためにロンドンに向かい、リック達と再び共闘する。リックが右腕に入れている刺青を見て彼がスコーピオン・キングを倒す神の戦士「メジャイ」だと気づく。アム・シェアーへ飛行船で行くことに対して「なぜ白人は地に足をつけたがらない?」と不思議がっていた。[5]終盤では部隊を率いてアヌビスの軍隊と対決し、激闘の末に勝利した。
イジー(Izzy Buttons)
演 - ショーン・パークスリックの旧友。現在はエジプトで空輸会社を運営しており、リックには過去に散々振り回された[6]ために彼が訪問した際には悲鳴を上げて会社の門の鍵をかけた程である。飛行機を「(リックみたいに)騒々しい乗り物」と称し、専ら飛行船を運用している。アレックス救出を急ぐリックに頼まれ、彼の持っていた金の棒[7]を条件に彼らをアム・シェアーへと連れていくことになる。その後、故障した飛行船を修理するために一時はリック達と離れ、終盤で駆けつけてリック達を救出し、脱出させる。
イムホテップ(Imhotep)
演 - アーノルド・ヴォスルー前作にも登場した大神官。


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