ハムスター
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この項目では、動物について説明しています。ゲーム会社については「ハムスター (ゲーム会社)」をご覧ください。

キヌゲネズミ亜科
ゴールデンハムスター
(Mesocricetus auratus)
分類

ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:哺乳綱 Mammalia
:ネズミ目(齧歯目) Rodentia
上科:ネズミ上科 Myomorpha
:キヌゲネズミ科 Cricetidae
亜科:キヌゲネズミ亜科 Cricetinae


本文参照
ハムスターの戦い

ハムスター(: Hamster)は、キヌゲネズミ科キヌゲネズミ亜科に属する齧歯類の総称。夜行性雑食性である。肩まで広がる大きな頬袋を持つのが特徴。明治期百科事典博物学教本に腮鼠という漢字表記が見られる[1][2]。狭義にはもっぱらゴールデンハムスター(別名シリアンハムスター)をさす[3]が、かつてはクロハラハムスターを指す言葉であった[4]
語源

本来、「ハムスター」の指す動物はヨーロッパに分布するクロハラハムスターであり、ラテン語でハムスターを示す「cricetus」も属・種と共にクロハラハムスター(Cricetus cricetus)に使用されている。(なお、ゴールデンハムスターの属名「Mesocricetus」は「中ぐらいのハムスター」の意味[5]

古高ドイツ語には、hamustraという単語があり(元々1000年頃にコクゾウムシの意味で使われていた古い単語であったが)、1607年にはハムスター(クロハラハムスター)という意味で使われており[6]、ヨーロッパに広く生息していたクロハラハムスターの語源となった。しかし、実験動物用としてドイツにゴールデンハムスター(: Syrische Goldhamster)が伝来して増え、ゴールデンハムスターがHamsterの代名詞にとって変わった。

なお、語源である古高ドイツ語のhamustraにはもともと「強欲で大食い」というニュアンスがあり、一説として、その語源は古ロシア語のhom?str?あるいは、ペルシア語のhama?star(「圧迫者」)に由来していると説明されている[6][7]。ドイツ語の「買いだめする、溜めこむ」という動詞ハムスターン(: hamstern)は、hamsterの貯食の習性から相手を揶揄する言葉として派生した。
特徴
外見

地中生活に適応するため、体はずんぐりとしており、四肢も尻尾も短く進化している[8]ドワーフハムスターでも尻尾は毛皮の下に隠れてしまいほとんど目立たない。ただし、チャイニーズハムスターにはハムスター類で最も長い尾(2.8-3.1cm)があり物をつかむような機能をもつ[8]

左右にもともと口腔が陥没してできた頬袋(cheek pouch)と呼ばれる袋(盲嚢)をもつ[8]。頬袋には伸縮性がありエサを収容しておくためのものである。

ゴールデンハムスターやドワーフハムスターには臭腺がある[8]

歯式は2 (1003/1003) の16本で、犬歯は退化し、2本の切歯(門歯)が一生伸び続ける[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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