ハミルトン_(ミュージカル)
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ハミルトン
Hamilton
An American Musical
作曲
リン=マニュエル・ミランダ
作詞リン=マニュエル・ミランダ
脚本リン=マニュエル・ミランダ
原作ロン・チャーナウ
『Alexander Hamilton 』
初演2015年1月20日 ? アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク
パブリック・シアター
上演2013年 ワークショップ
2015年 オフ・ブロードウェイ
2015年 ブロードウェイ
2016年 シカゴ
2017年 第1回全米ツアー
2017年 ウェストエンド
2018年 第2回全米ツアー
受賞List of awardsトニー賞 ミュージカル作品賞
トニー賞 ミュージカル脚本賞
トニー賞 オリジナル楽曲賞
グラミー賞 ミュージカル・シアター・アルバム賞
ローレンス・オリヴィエ賞 新作ミュージカル作品賞
ローレンス・オリヴィエ賞 音楽功労賞
ドラマ・デスク・アワード ミュージカル作品賞
ドラマ・デスク・アワード 音楽賞
ドラマ・デスク・アワード ミュージカル脚本賞
ドラマ・デスク・アワード 作詞賞
ニューヨーク演劇批評家サークル賞 ミュージカル作品賞
外国批評家サークル賞 新作オフブロードウェイ・ミュージカル作品賞
外国批評家サークル賞 新作楽曲賞
外国批評家サークル賞 ミュージカル脚本賞
ルシル・ローテル賞 ミュージカル作品賞
オビー賞 新作アメリカ作品賞
ピューリッツァー賞 戯曲部門
ドラマ・リーグ賞 ミュージカル・プロダクション賞
Broadway.com観客賞 ミュージカル作品賞
ウェブサイトhttps://hamiltonmusical.com
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2016年、ホワイトハウスにて歌唱。左からリン=マニュエル・ミランダ、フィリッパ・スー、レスリー・オドム・Jr、クリストファー・ジャクソン

『ハミルトン』(英語: Hamilton: An American Musical)は、ロン・チャーナウによる2004年の伝記『Alexander Hamilton』を基に、アメリカ合衆国建国の父の一人アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップ音楽で綴ったミュージカル作品。脚本・作曲・作詞・主演をリン=マニュエル・ミランダが務めている[1][2][3]ヒップホップ・ミュージックコンテンポラリー・R&Bポップ・ミュージックソウルミュージックショー・チューンを融合し、建国の父を含む歴史上実在の人物でさえも白人ではなく有色人種が配役されている[4][5][6]。批評的にも興行収入的にも成功している。

2015年2月、オフ・ブロードウェイにあるパブリック・シアターで開幕し、全公演完売となった[7]。2015年8月、ブロードウェイにあるリチャード・ロジャース劇場に移行し、批評的に多大な評判を受け、かつてない興行成績となった[8]

2016年には第70回トニー賞13部門16ノミネートを獲得し、全部門及びトニー賞史上最多ノミネート記録となった[9][10]ほか、楽曲賞を含む11部門受賞に輝いた[11]。さらにグラミー賞ミュージカル・シアター・アルバム賞、ピューリッツァー賞 戯曲部門を受賞した。2015年、オフ・ブロードウェイ公演はドラマ・デスク・アワードにおいて14部門でノミネートされ、ミュージカル作品賞を含む8部門で受賞した。

2016年9月、CIBCシアターでシカゴ公演のプレビュー公演が開幕し、翌10月、正式に開幕した[12]。2017年12月、ロンドンにあるヴィクトリア・パレス・シアターでウエスト・エンド公演が開幕し、ローレンス・オリヴィエ賞において新作ミュージカル作品賞を含む7部門で受賞した[13]。2017年3月、第1回全米ツアー公演が開幕した[14]。2018年2月、第2回全米ツアー公演が開幕した[15]
背景

音楽・音声外部リンク
2016年4月9日、NPRでのスコット・サイモンによるインタビューLin-Manuel Miranda Talks 'Hamilton': Once A 'Ridiculous' Pitch, Now A Revolution

ブロードウェイ・ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』休演中、ミランダはロン・チャーナウ著のアレキサンダー・ハミルトンの伝記を読んだ。最初の数章を読んだだけで、ミランダはハミルトンの人生を基にしたミュージカルの構想を練り始め、過去にハミルトンを題材にした作品の調査を始めたが、1917年、ジョージ・アーリス主演によるブロードウェイの戯曲『ハミルトン』のみであることが判明した[16]。(1931年、アーリスは映画『Alexander Hamilton』でハミルトン役を再演しているが、ミランダが鑑賞した記録はない)

その後、ミランダは『ハミルトン・ミックステープ』の制作を開始した。2009年5月12日、ミランダはホワイト・ハウスで開催された『Evening of Poetry, Music and the Spoken Word』において『イン・ザ・ハイツ』の曲の演奏に招聘された。しかし『ハミルトン・ミックステープ』から、のちに『ハミルトン』オープニング曲『Alexander Hamilton』となる試作曲を演奏した。『My Shot』に1年を費やし、ほかの初期の曲の作曲を行なった[17]

2013年7月27日、ミランダはヴァッサー大学で行なわれたリーディング・フェスティバルにて『ハミルトン・ミックステープ』としてワークショップ・プロダクション公演を上演した[18]。トーマス・カイルが演出、アレックス・ラカモアが音楽監督を務めた。このワークショップは第1幕全シーンと第2幕からの3曲で構成されていた。なおこの公演においてラカモアはピアノ演奏でも参加した[17]。オリジナル・ワークショップ主要キャストのうち、ミランダ、デイヴィード・ディグス、クリストファー・ジャクソンの3名のみがオフ・ブロードウェイ公演に出演した。オフ・ブロードウェイ公演出演者のうち、ジョージ王3世役がブライアン・ダーシー・ジェイムズからジョナサン・グロフに交代した以外はほとんどがブロードウェイ公演にも出演した。
あらすじ

2幕を通し、アレクサンダー・ハミルトンの物語を描く:[19]
第1幕

カリブ海地域で生まれた頃からのアレクサンダー・ハミルトンの生い立ちが紹介される("Alexander Hamilton’’)。1776年、ニューヨークに移住し、ハミルトンはアーロン・バー、ジョン・ローレンス、ラファイエット、ハーキュリーズ・マリガンと出会い("Aaron Burr, Sir")、修辞技法の技術の高さで驚かせる("My Shot")。彼らは革命の目的を口々に語る("The Story of Tonight")。アンジェリカ、イライザ、ペギーのスカイラー姉妹が登場する("The Schuyler Sisters")。ジョージ3世が権力を誇示する("You'll Be Back")。ニューヨーク・ニュージャージー方面作戦の間、ハミルトンは野戦指揮官からジョージ・ワシントンの副官に昇進する("Right Hand Man")。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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