ハプログループC (mtDNA)は分子人類学におけるミトコンドリアDNAハプログループの一タイプであり、ハプログループCZの子型のうち「489 10400 14783 15043[1]」等で定義されるもの。カスピ海とバイカル湖の間のどこかにおいて、60000年前に誕生したと考えられている。 南アメリカから中央アメリカにかけてのアメリカ先住民で最大80%[2]の高頻度で観察される他、シベリア(北アジア)においてもエベンキで72%[3] 、ユカギールで69%[4] など高頻度に観察される。東アジアにおいてもそれほど頻度は高くないものの、観察される。C1はアメリカで観察される系統だが、C1aのみアジアでもみられる。
分布
下位系統
M8 (4715, 7196A, 8584, 15487T, 16298)
CZ (249d)
C (489 10400 14783 15043)
C1 (290-291d 16325): アメリカで一般的
C1a: 日本とシベリア.[5]
C1b: アメリカ先住民, 特に北アメリカ.[6]
C1c: アメリカ先住民.
C1d: アメリカ先住民, 特に 南アメリカ.
C1e: アイスランド (グリーンランド先住民などが起源と思われる).[7]
C2 または C4 (2232.1A, 6026, 11969, 15204): エベンキ58%、イルクーツク先住民50%、ブリヤート40%.[3]
C2a または C4b: シベリアで一般的.
C2b または C4a: シベリアで一般的。中国とインドでも低頻度。[8]
C2c または C4c: コロンビアのen:Arhuaco people