ハッピー・オールド・イヤー
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監督ナワポン・タムロンラタナリット
脚本ナワポン・タムロンラタナリット
製作ナワポン・タムロンラタナリット
出演者チュティモン・ジョンジャルーンスックジン
ハッピー・オールド・イヤー(タイ語: ????????? ???????????..??????????????[注釈 1] 英語: Happy old Year[1])は2019年12月26日に公開されたタイの映画である。ジャンルはロマンチック - ドラマ。制作・脚本・監督はナワポン・タムロンラタナリット。主な出演者はチュティモン・ジョンジャルーンスックジン、サニー・スワンメーターノン、サリカー・サートシンスパー 、 アパシリ・チャンタラッサミー 、ティラワット・ゴーサワン とパッチャー・キットチャイジャルーン。 Very Sad PicturesおよびHappy Ending Filmの製作、GDH [2]が配給。主題歌はThe Toysによる???????????。[3] 自宅を自分の事務所に改装するために物を捨てることにしたジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)が、捨てている最中に過去のボーイフレンドであるエム(サニー・スワンメーターノン)から借りたままの物を見つけてしまう、という内容の映画である。興行収入は5700万バーツ。[4] ジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、北欧留学帰りの女性である。インテリアデザイナーとなったジーンは、実家の元音楽教室兼修理店を改装して自分の事務所にすることを思い立つ。店主をしていた父のいなくなった実家はモノで溢れかえり、母(アパシリ・チャンタラッサミー)は居間の椅子で、兄・ジェー(ティラワット・ゴーサワン)はネット販売する自作の服の合間で寝る有様だった。1ヶ月強で改装準備を終えるよう建築デザイナーの友人、ピンク(パッチャー・キットチャイジャルーン)に命じられ、ジーンは自宅の断捨離を始める。 古い雑誌、CD、古いケータイ、VHSテープの巻き戻し機、雑貨や古い成績表など、"ときめかないモノ"をどんどんゴミ袋に放り込んでいくが、自宅で一番場所を占めているグランドピアノは母から捨てるのを強硬に反対される。捨てるものに他人からのお土産やプレゼントなど、情の交じるものがだんだん増えてくる中、様子を見にピンクがやってくる。ピンクは自分が誕生日プレゼントとしてジーンにあげたCDがゴミ袋に入っているのを見つけ、「これもときめかないのか」と責める。ピンクに諭されつつも全てのモノを捨てようとしたジーンは寸前で思い直し、ゴミ袋を回収して中身を確認すると、兄、ジェーにプレゼントしたマフラーが捨ててあるのを見つけてピンクが感じたのと同じショックを受ける。 反省したジーンは、他人からもらったモノ、借りたモノは返すことにする。地球儀にローラースケート、アクセサリーに楽器など、貸したのを忘れていた人もいれば、もらったのを喜ぶ人、放置されていて怒り出す人もいた。そんな中、かつてのボーイフレンド、エム(サニー・スワンメーターノン)が餞別に贈ったカメラだけは直接渡すことが出来ず、歩いていける近さながら郵送で返す。ところが、その小包は受取拒否で戻ってきてしまう。 「モノを捨てるのと人を捨てるのは違う」とまたピンクに諭され、ジーンは自力でカメラを返しに行くことにする。なんとかカメラを返却し、さらに留学をきっかけにエムを捨てたこともジーンは謝罪する。エムは"久々にコーンスープが食べたい"とジーンを招き入れる。エムの家を見て、自分がミニマリストになるきっかけがエムの影響だったこと、エムが自分のもので捨てていないものがあることに気がつく。そこに、エムが現在付き合っている彼女であるミー(サリカー・サートシンスパー)が帰ってくる。ジーンは、エムとミーにコーンスープを振る舞い、帰ってくる。 モノをほぼ返し終わったジーンのところに、結婚するという友人から馴れ初めの写真を欲しいと電話がかかってくる。山のようなCD-Rの中から写真を探していると、エムから食事の誘いの電話がかかってくる。了解して食事会場に向かうと、エムとミーから"家に置いていった荷物"を渡されてしまう。開けてはいけないと思いつつ開けてしまった荷物の中には、エムの母からの手紙も入っていた。そして、ジーンは、エムの母が1年前に亡くなっており、さらに今際の際にジーンのコーンスープを飲みたがっていたことも知ってしまう。馴れ初めの写真は見つからず、ジーンがエムを頼ると、エムのハードディスクの中に当該の写真を見つけ、さらに、ジーンとエムが付き合っていたころの写真まで発見してしまう。自分が着ているTシャツがジーンの着ていたものだとわかったミーは、気にしない、と言いつつ去る。友人の写真だけをコピーしたジーンは、その写真を渡し、友人に感謝される。 若干"断捨離"に疑問を感じ始めたジーンに、ジェーが古い写真を見せる。子供の頃の、父も含めた家族全員がピアノのそばで写っている写真だった。事務所への改装に、ピアノを残すかどうかの問題が立ちはだかる。もう1つの問題は、改装の予算が想像以上にかさむことだった。「お金はなんとかする」と言ったジェーは、アンティーク業者を呼び出し、古い家具を買い取ってもらう。見積もりにきたアンティーク業者は、ピアノを見て、「あれなら高く買える」と言う。意を決して、ジーンは父に電話する。父は死んだのではなく、離婚して去っていたのだった。ピアノを全く惜しがっていない父の声を聞いて、ジーンは残された家族が捨てられたことを再認識し、涙を流して泣く。ピアノを売る決心をしたジーンは、母を説得するが、父を忘れたくない母は納得しない。 そんなところに、去るから、と言ってミーが訪ねてくる。写真でジーンが着ていたTシャツを返しに来たのだった。エムが近々引っ越すというシンガポールに一緒に行くと思っていたジーンだったが、ミーはエムと別れるのだと言う。そして、小包を受取拒否したことが裏目に出た、と苦笑いした。ジーンはミーに心から謝る。ジーンがエムのところに行くと、エムはミーのモノを残しつつ断捨離をしているところだった。ミーとの仲を取り持つ、と言うジーンに、エムは罪悪感を消すためだけにそういうことをするな、と静かに怒り、身勝手さを背負って生きろ、と話す。 家に帰ったジーンは、ジェーに母を連れて出かけるよう頼み、その隙にピアノを売り飛ばす。帰ってきて"身勝手だ"と激怒した母と話もせず、ジーンは部屋に閉じこもる。翌日の12月30日、ジーンはジェーに残った自分の荷物の処分を頼み、ホテルに泊まる。その翌日の夜、年が明けた瞬間、ジーンはエムの連絡先を消去する。チェックアウトした部屋には、破り捨てた家族写真が残されていた。 荷物のすべてなくなったジーンの家。これから改装が始まり、冒頭に映された白いオフィスへと変わっていく。 この映画の脚本を書いたナワポン・タムロンラタナリットは元日に家を整理するのを好んでおり、これを絵コンテのきっかけにした。[5] 脚本の冒頭には、物を片付ける時にその物に関する出来事や人を思い出すことが書かれており、この段階で、映画を作るのに値するほどの面白さがあると思われた。
あらすじ
登場人物と演者
サニー・スワンメーターノン : エム(????)役。
チュティモン・ジョンジャルーンスックジン : ジーン(???)役
アパシリ・チャンタラッサミー : ジーンとジェーの母役
サリカー・サートシンスパー : ミー(???)役
ティラワット・ゴーサワン : ジェー(????) 役
パッチャー・キットチャイジャルーン : ピンク(?????)役
製作作業