「ハッスル」
ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー の シングル
初出アルバム『ディスコ・ベイビー
「ハッスル」 (The Hustle) は、ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー (Van McCoy and the Soul City Symphony) の楽曲。作曲はヴァン・マッコイ。 1975年発表の本作は同年夏の間、Billboard Hot 100とHot Soul Singleで首位を独占[1]、累計売上1000万枚[2]以上となり、1976年のグラミー賞 Best Pop Instrumental Performanceを受賞という快挙を成し遂げた。イギリスでは最高位3位、年間16位、ベルギーでも年間3位と、世界的なヒットとなった[3]。日本ではオリコン洋楽シングルチャートで1975年8月4日付から19週連続1位を獲得した[4]。 バックの演奏は後のフュージョン・グループ「スタッフ」に、オーケストラが加わったものだった。また、西のバリー・ホワイトに対して、東のヴァン・マッコイとも言われた。ヴァン・マッコイがアルバム制作のためにニューヨークにいた際、音楽パートナーチャールズ・キップス (Charles Kipps) がアダムズ・アップル (Adam's Apple) クラブでパトロンたちがハッスル
解説
パーソネル
ピアノ:ヴァン・マッコイ
ベース:ゴードン・エドワーズ (Gordon Edwards)
ドラム:スティーヴ・ガッド / リック・マロッタ (Rick Marotta)
キーボード:リチャード・ティー
ギター:エリック・ゲイル / ジョン・トロペイ (John Tropea)
オーケストラ指揮:ジーン・オーロフ (Gene Orloff)
ピッコロ:フィリップ・ボナー (Philip Bodner)
収録はMedia Soundで行われた。 掛け声・リフを引用、あるいは編曲・曲調を模倣した楽曲も数多くあり、それらをまとめて「ハッスルソング」「ハッスル物」などと称することがある[5]。
エピソード
ラジオ番組
バブルガムブラザーズのCLUBハッスル! - ニッポン放送で放送されていたバブルガムブラザーズのラジオ番組。番組内のBGMで使用。
大西ユカリのハッスル歌謡曲 - ABCラジオで放送されていた音楽番組で、テーマソングに使用。
大泉洋のサンサンサンデー - HBCラジオで放送されていたトークバラエティ番組で、オープニングテーマ曲に使用。
テレビ番組
タモリ倶楽部 - 「空耳アワー」のコーナーで曲冒頭の「Do it」が「上越」に、「Do The Hustle」が「ヅラ外そう」に聞こえるとして紹介された。
引用
ザ・ドリフターズ「ドリフのバイのバイのバイ」(1976年) ※「ドゥ・ザ・ハッスル」を合いの手に使用。
1976年発表の『ひらけ!ポンキッキ』挿入歌「ハッスルばあちゃん」(作詞:高田ひろお、作曲:佐瀬寿一、歌:のこいのこ)のモチーフとなった[6]。
FUNK THE PEANUTS「太陽にくちづけを! ?あたしたち、真夏のFUN・P?」(1996年) ※リフを引用[5]。
DREAMS COME TRUE「うれしい!たのしい!大好き!」(1989年)で曲中のモチーフで使用。
Juice=Juice 「ポップミュージック/好きって言ってよ」(2020年)の間奏部で使用。
808ステイト「Cobra Bora
脚注^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 388
^ 『Billboardただ1曲のスーパーヒット・2(1968?1984)』ウェイン・ジャンシック(著)、加藤秀樹(訳)、音楽之友社、1991年、147頁。ISBN 4-276-23612-6。
^ “ ⇒Van McCoy & The Soul City Symphony - The Hustle”. Ultratop.be. 2021年12月17日閲覧。