ハクソー・リッジ
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ハクソー・リッジ
Hacksaw Ridge

監督メル・ギブソン
脚本ロバート・シェンカン(英語版)
アンドリュー・ナイト(英語版)
製作デヴィッド・パーマット(英語版)
ビル・メカニック(英語版)
ブライアン・オリヴァー(英語版)
ウィリアム・D・ジョンソン
ブルース・デイヴィ(英語版)
ポール・カリー(英語版)
テリー・ベネディクト(英語版)
製作総指揮デヴィッド・グレートハウス
スチュアート・フォード
タイラー・トンプソン
エリック・グリーンフェルド
リック・ニシータ
レン・ブラヴァトニック
アヴィヴ・ギラディ
ローレンス・ベンダー
クリストファー・ウッドロウ
マイケル・ベイシック
ジェームズ・M・ヴァーノン
バディ・パトリック
スザンヌ・ウォーレン
レニー・コーンバーグ
マーク・C・マニュエル
テッド・オニール
出演者

アンドリュー・ガーフィールド

サム・ワーシントン

ルーク・ブレイシー(英語版)

テリーサ・パーマー

ヒューゴ・ウィーヴィング

レイチェル・グリフィス

ヴィンス・ヴォーン

ライアン・コア(英語版)

リチャード・ロクスバーグ

音楽ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影サイモン・ダガン
編集ジョン・ギルバート
製作会社

クロス・クリーク・ピクチャーズ

デマレスト・メディア

アージェント・ピクチャーズ

パンデモニウム・フィルムズ

パーマット・プロダクションズ

AIフィルム・プロダクションズ

ヴェンディアン・ピクチャーズ

キリン・ピクチャーズ

配給 サミット・エンターテインメント
アイコン・プロダクションズ(英語版)
IMグローバル(英語版)
キノフィルムズ
公開 2016年9月4日(ヴェネツィア国際映画祭
2016年11月3日
2016年11月4日
2017年6月24日
上映時間139分[1]
製作国 アメリカ合衆国
オーストラリア
言語英語
製作費$40,000,000[2]
興行収入 $67,209,615[2]
$175,302,354[2]
5億5000万円[3]
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『ハクソー・リッジ』(Hacksaw Ridge)は、2016年アメリカ合衆国伝記映画。監督はメル・ギブソン[4]。出演はアンドリュー・ガーフィールドサム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー(英語版)、テリーサ・パーマーヒューゴ・ウィーヴィングレイチェル・グリフィスヴィンス・ヴォーン

第二次世界大戦沖縄戦衛生兵 (Combat Medic) として従軍したデズモンド・T・ドスの実体験を描いた戦争映画。デズモンドはセブンスデー・アドベンチスト教会の敬虔な信徒であり、沖縄戦で多くの人命を救ったことから、「良心的兵役拒否者 (Conscientious objector)」として初めて名誉勲章が与えられた人物である。

「ハクソー・リッジ」とは、沖縄戦において、浦添城址の南東にある「前田高地」と呼ばれた日本軍陣地。北側が急峻な崖地となっており、日本連合国両軍の激戦地となったことから、アメリカ軍がこの崖につけた呼称(Hacksaw=弓鋸)である。

2017年の第89回アカデミー賞において録音賞編集賞を受賞した[5]
ストーリー

アメリカ・ヴァージニア州の緑豊かな町で生まれ育ったデズモンド・ドスは、弟のハロルド(ハル)とともに野山を駆け回る活発な少年だったが、家族に問題を抱えていた。父親のトムは、兵士として戦った第一次世界大戦で心に傷を負い、酒に溺れ、母バーサとの喧嘩が絶えない日々を送っていた。ある日、弟との喧嘩で彼を死なせそうになる出来事が起き、自らを責め、「汝、殺すことなかれ」という教えを胸に刻む。

月日は流れ、成長したデズモンドは、看護師のドロシー・シュッテと恋に落ち、心躍る時を過ごしていた。だが、第二次世界大戦が日に日に激化し、デズモンドの弟も周りの友人達も次々と出征する。そんな中、教えを大切にしつつも、デズモンドは「衛生兵であれば自分も国に尽くすことができる」と陸軍に志願する。グローヴァー大尉の部隊に配属され、ジャクソン基地で上官のハウエル軍曹から厳しい訓練を受けるデズモンド。体力には自信があり、戦場に見立てた泥道を這いずり回り、全速力で障害物によじ登るのは何の苦もなかった。だが、ライフルの訓練が始まったとき、デズモンドは断固として銃に触れることを拒絶する。デズモンドは、モーセの十戒以外にも銃に触れない理由があった。

軍服や軍務には何の問題もなく「人を殺せないだけです」と主張するデズモンド。グローヴァー大尉は「戦争は人を殺すことだ」と告げ、命令に従えないのなら、除隊しろと宣告される。その日から、上官と兵士たちの嫌がらせが始まるが、デズモンドの決意は微塵も揺るがず、その姿を見ていた周囲もその姿勢を認め、そのうえで除隊を勧めるがデズモンドは従軍する意思を示す。

しかし、出征前に約束したドロシーとの結婚式の日、デズモンドはライフルの訓練を終えないと休暇は許可できないといわれ、命令拒否として軍法会議にかけられることになる。面会に訪れたドロシーに、銃に触れないのはプライドが邪魔しているからだと指摘されたデズモンドは、その”プライド”こそが大切だと気付く。「信念を曲げたら生きていけない」というデズモンドの深い思いに心を打たれたドロシーは「何があろうと、あなたを愛し続けるわ」と励ますのだった。「皆は殺すが、僕は助けたい」と軍法会議で堂々と宣言するデズモンド。窮地に陥るが、意外な人物の尽力でデズモンドの主張は認められる。

時は過ぎて1945年5月の沖縄。グローヴァー大尉に率いられて、「ハクソー・リッジ」に到着した第77歩兵師団(英語版)のデズモンドと戦友のスミティら兵士達。先発部隊が6回登って6回撃退された末に壊滅した激戦地であった。150メートルの絶壁を登ると、そこには百戦錬磨の軍曹さえ見たことのない異界が広がっていた。前進した瞬間、日本軍による四方八方からの猛攻撃で瞬く間に倒れてゆく兵士達。衛生兵として重傷の兵士達を助けてゆくデズモンド。しかし、一度はハクソー・リッジを占領するも厳しい戦況に部隊は退却を余儀なくされる。その最中、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たった一人で戦場へ留まることを決意する。
キャスト

※括弧内は日本語吹替[6]

デズモンド・ドス - アンドリュー・ガーフィールド[7]前野智昭

ハウエル軍曹 - ヴィンス・ヴォーン[8]咲野俊介


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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