ハウステンボス
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この項目では、日本の長崎県にあるテーマパークについて説明しています。その他の用法については「ハウステンボス (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ハウステンボス
ハウステンボス(2008年3月15日以前の写真)
施設情報
愛称HTB/テンボス
前身長崎オランダ村
テーマ中世オランダ
事業主体ハウステンボス株式会社
面積152万m2
来園者数170万人(2019年9月期)
開園1992年3月25日[1]
所在地859-3243
 長崎県
佐世保市ハウステンボス町1-1
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度05分09.37秒 東経129度47分23.58秒 / 北緯33.0859361度 東経129.7898833度 / 33.0859361; 129.7898833座標: 北緯33度05分09.37秒 東経129度47分23.58秒 / 北緯33.0859361度 東経129.7898833度 / 33.0859361; 129.7898833 周辺地図 中域地図.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}ハウステンボス長崎空港佐世保駅長崎駅ハウステンボス (長崎県) 長崎県地図を表示
公式サイトhttps://www.huistenbosch.co.jp/
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ハウステンボス株式会社
HUIS TEN BOSCH Co., Ltd種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
859-3292
長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
設立1982年12月
(長崎オランダ村株式会社として)[2]
業種サービス業
法人番号6310001005886
事業内容テーマパークホテルなどの運営
代表者代表取締役社長 高村耕太郎
資本金15億円(2022年9月30日現在)
売上高171億84百万円(2022年9月期)
営業利益2億76百万円(2022年9月期)
純利益1億67百万円(2022年9月期)
純資産100億36百万円(2022年9月30日現在)
総資産288億7百万円(2022年9月30日現在)
従業員数1,242人(2022年9月現在)
決算期9月30日(2010年(第21期)より決算期を従来の3月31日から変更[3]
主要株主PAG 100%(2022年9月30日現在)
主要子会社#関連会社参照
外部リンクwww.huistenbosch.co.jp
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ハウステンボス(: Huis Ten Bosch)は、長崎県佐世保市にあるテーマパーク。略称は「HTB」[注釈 1]、テンボス。オランダの街並みを再現し、ヨーロッパ全体をテーマとしている。東京ディズニーリゾートの1.5倍の敷地面積で、単独テーマパークとしては日本最大[4]。ドラマ・映画・CMなどのロケ地としても使われている。佐世保市の町名にもなっており、所在地の住所は「佐世保市ハウステンボス町(まち)1-1」。
概要
名称について

「ハウステンボス」(Huis Ten Bosch)は、オランダ語で「森の家」。「Huis」が「家」、「Ten」が「の」あるいは「?にある」、「Bosch」が「森」である。オランダベアトリクス王女が住む宮殿の一つ、ハウステンボス宮殿(Paleis Huis ten Bosch)を再現した事から名付けられた。オランダ語の慣用例に基づいた「Huis Ten Bosch」のカナ転写は「ハウス・テン・ボス」である[注釈 2]。現代のオランダ語では「bosch」という言葉は「bos」として書かれ、「ten」という場所を示す文法的な表現 (te + den) はもう使われていない。
プロジェクトの概要

大村湾北端に面した佐世保市針尾島の早岐瀬戸に接する部分に位置し、総開発面積は152ヘクタール(46万1千坪)。現在の東京ディズニーリゾートディズニーランドディズニーシー)とほぼ同規模。単独テーマパークとして、連続した敷地面積では、群を抜いて日本最大である。

テーマパークの一形態ではあるが、ひとつの街として造るというコンセプトに基づいているため、舞台裏と呼べる部分がない。そのため、宅配業者などが行う店舗への物品搬入や、ホテルのリネン類補給のためのサービス車両は、全てハウステンボスの街中を走り建物脇に堂々と停車・駐車している。普通に宅配便の車が走っており、これによってハウステンボスの街並みに現実感が備わるとともに、こうした車両を、クラシックデザインの導入や、原色系に統一したテーマカラーで彩ることで、街並みのアクセントとして積極的に機能させている。

開園当初の構内車両には、日産自動車富士重工業が開発したオリジナルのクラシック架装が施してあるほか、トヨタ・クラシックなどのクラシックデザインの車両なども使われている。ハウステンボス向け特注車両がもとになって市販化された車が、スバルサンバー・クラシックである。

なお、開業までの詳細な経緯は、創業者である神近義邦の著書「ハウステンボスの挑戦」(講談社、1994年1月、ISBN 4062064073)に記述されている。

現在のハウステンボス敷地の大部分は、江戸時代に干拓された水田地跡である。太平洋戦争時に軍に接収されたのち、ごく短期間、広島県江田島の海軍兵学校針尾分校が置かれた。大戦終結後には、厚生省佐世保引揚援護局が置かれ、針尾島西部の浦頭港に帰着した船舶から上陸した引揚者は、ここまでを徒歩で移動し、休息救護を受けた歴史がある。この地で休息後、もよりの国鉄南風崎駅から故郷への帰宅の途についた。引揚援護局閉鎖後は、陸上自衛隊針尾駐屯地を経て、その後長崎県に払い下げられた。県は、針尾工業団地として造成を行ったが、工業用水供給の問題などから企業誘致が進まず、手つかずのままだった。議会で毎回のように批判を浴び頭を悩ませていた県は、大村湾西岸でテーマパーク運営で成功していた長崎オランダ村に注目。長崎オランダ村株式会社(当時)も、長崎オランダ村付近の交通渋滞が著しかったことなどから、駐車場としての購入を希望した[5]。しかし、神近はアジアのリゾート観光拠点を創り上げる新たな構想をねり上げ、オランダ村を発展的に大規模に拡大した施設を新たに建設した。完成後、商号変更を行い、現在のハウステンボス(ハウステンボス株式会社)に至る。
イメージづくり

計画の設計は、日本設計が行い、オランダ村の設計も手がけた池田武邦が再び行なった。オランダ400年の国づくりに学びながら、現在の時代を先取りする環境都市となっていく生活ストーリーを作り、「人と自然が共存する新しい街」「自然の息づかいを肌で感じることのできる新しい空間」を目指してつくられた。ユトレヒト地区を最古の市街部に見立て、ビネンスタッド、ニュースタッドと入園口方向へと新しく都市が広がっていく形の構造となっている。各地区毎にオランダの文化と豊かな自然が息づかせ、ハウステンボスで生活する人々や訪れる人々につかの間の余暇と、本格的な充実したリゾートライフを提供することを目指している。どの地区でも、施設や街の紋章までもがオランダ政府の協力や助言のもとにオランダに実在する建物を忠実に再現する方法で造られており、建物に付属の石像もオランダの文化財修復家が製作に当たっている。車道はピンコロの石畳とし、歩道や横断歩道にまで様々な色彩のレンガが使われた。このようなレンガ基調の街並に、ウッドデッキなど木材を配して落ち着ける空間を提供し、さらに、そこに植物を植え込んで充足感を抱けるように工夫されている。特に最奥部に建てられたパレスハウステンボスは、オランダ王室の宮殿を写したもので、王室の許しを得て忠実な再現が行われている。宮殿最上部に置かれた王冠は、オランダの企業グループより贈呈を受けたもので、日蘭両国の友好の象徴である。


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