ハイランドグループは、日本の大手百貨店である島屋が中心となっている緩やかな百貨店グループである(highland=島)。一部を除き資本関係などはない。 1971年、島屋の呼びかけで全国各地の百貨店が参加し、当初は共同仕入れ組織としてスタートした。その後は、共通の中元・歳暮商品の開発や配送分担など、その役割を拡大させて今日に至っている。 正式加盟企業ではないが、加盟企業と業務提携等を結ぶ同業者をここに纏める。
概要
参加百貨店
島屋(幹事社)グループ
大阪店・堺店・泉北店・京都店・洛西店・日本橋店・新宿店・立川店・玉川店・横浜店・大宮店・柏店(以上直営)
高崎店・岐阜店・岡山店(以上連結子会社)
ジェイアール東海島屋(JR東海との合弁)
伊予鉄島屋(伊予鉄道との合弁) - 旧「いよてつそごう」
関東地方
水戸京成百貨店(茨城県水戸市)
中部地方
富士急百貨店(静岡県沼津市) - 日本百貨店協会非加盟
遠鉄百貨店(静岡県浜松市)
丸栄(愛知県名古屋市) - 2018年6月閉店
近畿地方
ヤマトヤシキ(加古川店) - 旧そごう加古川店
中国地方
JU米子タカシマヤ(鳥取県米子市、元連結子会社)
九州地方
佐賀玉屋(佐賀県佐賀市)
佐世保玉屋(長崎県佐世保市、長崎市)
友好関係
H2Oリテイリング - 後述子会社と島屋が業務提携している。一時期は島屋の筆頭株主となっており、島屋もH2O株式の最大10%を保有していた。
阪急阪神百貨店 - H2Oリテイリング完全子会社。県民百貨店も経営統合前の阪神百貨店から業務支援を受けていた。
阪急百貨店 (うめだ本店、千里阪急、高槻阪急、川西、西宮阪急、神戸阪急、博多阪急、メンズ東京、大井、都築阪急)
阪神百貨店(梅田本店、あまがさき阪神、阪神・にしのみや、阪神・御影)
かつて参加していた百貨店西武百貨店札幌店(旧・五番舘)京王百貨店新宿店
北海道百貨店協会管内
五番舘(札幌市中央区)1906年営業開始、1928年に五番館になる。1979年に島屋から役員を受け入れたものの、1982年セゾングループ(当時)に鞍替え、1990年に五番館西武、その後に西武百貨店札幌店となったが、2009年9月30日閉店[1]。
東北百貨店協会管内
さくら野百貨店(青森本店・弘前店・八戸店[2])かつては島屋からの出向社員もいたが、現在は引き上げ、独自仕入れと運営を行っている。 エマルシェ(さくら野百貨店 仙台店)分社後は旧カネ長武田百貨店のオーナー家の運営に回帰した。
丸光 釜石店(岩手県釜石市)丸光が「百貨店連合」に吸収合併後東北ニチイに引き継がれるが2002年に閉店し、解体。
エマルシェ(さくら野百貨店 仙台店[3])2010年にさくら野百貨店(青森市)と分社。 - 2017年、自己破産
丸光時代にハイランドグループに加盟していたが、「百貨店連合」発足によるマイカルグループ入りで離脱。ダックシティ→ダックビブレを経て、マイカルグループ破綻でさくら野百貨店として独立後再加盟した。分社を経た後に離脱した模様。
丸光 気仙沼店(宮城県気仙沼市)「ビブレ」転換も閉店後一時期「イコーレ」となったが、2007年閉店、解体。
丸光 石巻店(宮城県石巻市)
初代は1967年に移転後解体。
2代目は最終的に「ダックシティ丸光」として1996年に営業終了。
3代目は移転時に「ビブレ」となり、その後「さくら野東北」となるが2008年閉店。現在は市役所として使われ、イオン石巻駅前店が入居している。
山田百貨店→さくら野百貨店 福島店(福島県福島市)