アシェットブックス
Hachette Books
親会社ペルセウス・ブックス・グループ
アシェットブックス(Hachette Books)は、アシェットの出版部門の一つであるペルセウス・ブックス・グループ(英語版)のインプリント(社内ブランド)である。大人向けの大衆向け小説やノンフィクションを発刊している。
1990年にウォルト・ディズニー・カンパニーによってハイペリオンブックス(Hyperion Books)として設立された。
アシェットは、ディズニーからハイペリオンブックスを購入したことで、ミッチ・アルボムの『天国の五人(英語版)』などの250冊のベストセラー小説を含む[3]千冊以上のバックリスト(英語版)を獲得した[4]。
歴史
ハイペリオンブックスハイペリオンブックスのロゴ
ハイペリオンブックスは、1990年に、ディズニー社の当時のCEOであるマイケル・アイズナー[1]とロバート・S・ミラー[2]の下で、バックリストなしでゼロから設立された。社名は、1939年以前までウォルト・ディズニー・スタジオがあったハイペリオン通りに因むものである。ハイペリオンブックスの戦略は、既存の出版社からバックリストを購入するのではなく、新人、または、あまり知られていない著述家を発掘して、「ディズニー社の資本とする」ことだった[1]。同じ年にハイペリオンブックス・フォー・チルドレン(Hyperion Books for Children、HBC)とディズニープレス(DisneyPress)も立ち上げられた[1]。1992年1月にディズニー・パブリッシング・グループ(現:ディズニー・パブリッシング・ワールドワイド(英語版))が設立され[5]、すでに設立されていたハイペリオンブックス、HBC、ディズニープレスなどの出版部門がここに含まれた。ハイペリオンブックスは、1994年に俳優ティム・アレンの"Don't Stand Too Close to a Naked Manが110万部を売り上げるまで、赤字が続いていた[1]。1995年3月、HBCはディズニープレスと合併した[1]。1998年9月7日、HBCはアフリカ系アメリカ人の子供向けのJump at the Sunという新しいインプリントを開始した[6]。
1999年4月9日、ハイペリオンブックスは、ディズニー?ABC テレビジョン・グループ(現:ウォルト・ディズニー・テレビジョン)に譲渡された[7]。
2004年5月14日、ハイペリオンブックスとタイム・ワーナーは、ワーナーの新しいインプリントであるワーナーブックスの2005年春からの出版・販売契約に合意した[8]。