ハイブリッドカーネル
[Wikipedia|▼Menu]

この項目では、コンピュータ用語について説明しています。その他の用法については「カーネル (曖昧さ回避)」をご覧ください。
カーネルはアプリケーションソフトウェアとコンピュータのハードウェアを結び付ける。

カーネル(: kernel)は、階層型に設計されたオペレーティングシステム (OS) の中核となる部分である。アプリケーションとハードウェアレベルでの実際のデータ処理との間の架け橋である。システムのリソースを管理し、ハードウェアソフトウェアコンポーネントのやりとりを管理する[1]

オペレーティングシステムの基本コンポーネントとして、カーネルはメモリCPU入出力を中心としたハードウェアを抽象化し、ハードウェアとソフトウェアがやり取りできるようにする。また、ユーザープログラムのための機能として、プロセスの抽象化、プロセス間通信システムコールなどを提供する。

これらのタスクはカーネルによって方式が異なり、設計も実装も異なる。モノリシックカーネルは全てを一つの仮想アドレス空間に格納されたコードで実行して性能を向上させようとする。マイクロカーネルはサービスの大部分をユーザー空間で実行し、コードの保守性とモジュール性を向上させようとする[2][3]。多くのカーネルはこの二つのカテゴリのいずれか、あるいは中間である。
目次

1 概要

2 カーネルの機能

2.1 プロセス管理

2.2 メモリ管理

2.3 デバイス管理

2.4 システムコール


3 カーネル設計の観点

3.1 保護(プロテクション)のサポート

3.1.1 ハードウェアによる保護と言語による保護


3.2 プロセスの協調作動

3.3 入出力デバイス管理


4 カーネル全体の設計方針

4.1 モノリシックカーネル

4.2 マイクロカーネル

4.3 モノリシックカーネルとマイクロカーネル

4.3.1 性能


4.4 ハイブリッドカーネル

4.5 ナノカーネル

4.6 エクソカーネル


5 カーネル開発史

5.1 初期のOSカーネル

5.2 タイムシェアリングOS


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:133 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef