ハイフン
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ダッシュ (記号)」とは異なります。
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ハイフン(英語: hyphen、‐)は、ラテン文字キリル文字などのアルファベットとともに使用され、をつなげたり1つの語の音節を分離するために使用される約物であり、4分幅の横棒である。より長く、別の用途を持っているダッシュ(?, ?, ―)、およびマイナス記号(−)とよく混同される。ハイフンの使用法はハイフネーションと呼称される。ISO 646 (ASCII)Latin-1 に限定される環境において、代わりに似た字体ハイフンマイナス(-)が使用される。
用法
一つの単語を複数の行に分けて書くとき、前の行の最後に置かれる。

複数の単語から構成された熟語にあって、それらの語を1単語として扱うにはまだ構成する語の独立性が残っているというほどの結合のときに、構成する単語の間に置かれる。

英語にあっては、複数の語から成る形容詞の、構成する語の間に置かれる。例:ten-year-old girl

ドイツ語にあっては、その後半が等しい複数の熟語をundでつなぐとき、前の熟語の後半を省略する場合に、省略部分にハイフンが置かれる。例:Nieder- und Oberosterreich (Niederosterreich und Oberosterreich)

日本では、電話番号住所の数字部分等の、階層の区切りによく用いられる(他の国ではこの用途にスペースを使うことが多い)。

番地表記では、国によっては、複数の番地にまたがることを示す。たとえば12-14は12番地から14番地まで(の広大な土地)を示す。

製品の形式名にも使われる。“AAA-BB0000”などの様式で表記される。

漢文訓読において、一二点の二点を熟語につける場合に使う。この場合、竪点とも呼ばれる。

英語における用法

ハイフンは、主にひとつの単語を分割したり、別々の単語をつないでひとつの単語にするのに使用される。中断ハイフン(例:nineteenth- and twentieth-century writers)の場合を除き、ハイフンとそれがついている単語の間にスペースを入れるべきではない。

唯一絶対のハイフネーション規則集があるわけではなく、むしろ、スタイルガイドごとに異なるガイドラインが規定されていると言ってよい。ダッシュとハイフンに対するスタイルの規則は、複雑な仕組みを使って読みやすくなるように考え出されてきた。編集者はその規則からの逸脱を許容することも多いが、このことによって読みにくくなるわけではなくかえって読みやすくなる。

英語の複合名詞と動詞の中のハイフンの使用は、全体的に着実に減っている。かつてならハイフンでつながれたであろう複合語は、スペースを間に入れるか1語に統合される傾向にある。2007年、Shorter Oxford English Dictionaryの第6版は、fig-leaf(現fig leaf)、pot-belly(現pot belly)、pigeon-hole(現pigeonhole)などのように16,000個の項目からハイフンを取り除いた。インターネットが出現し、コンピュータ技術が普及したことで、新しい普通名詞(“toolbar”、“hyperlink”、“pastebin”など)が生まれたが、これもかつてならハイフンで区切られていたであろう。

用法の減少にもかかわらず、ある種の複合修飾語の構文において、著者によっては接頭辞を使うときに、ハイフネーションは用い続けられている(下記参照)。ハイフネーションはまた、両端揃えされた文章で(例えば新聞の段組)語間の取り方が見苦しくなるのを避けるために、日常的に使用されている。
分離
両端揃えと行の折り返し

紙面を効率的に使ったり語間の取り方を調整せずに右側マージンを均一に見せたりするために、あるいは行末近くにあるけれども行に収まらない手書きの長い単語を消す必要がないようにするために、最も近くにある音節の境目で単語を分割して、その文字列がひとつの単語を分割したものだとわかるようにハイフンを挿入することがある。例を挙げると:We, therefore, the representatives of the United States of America...ハイフネーションなしWe, therefore, the represen-tatives of the United States of America...ハイフネーションあり

これを適切に行う、詳細な方法は複雑で言語ごとに異なる。例えば、The Elements of Typographic Style (Bringhurst, R., 1992) では、文末や文頭に残す文字数や、最終行がハイフネーションで次行に送られた文字だけにならないようにせよ、などと示している[1]。また、他の正書法組版の習慣とも互いに影響する。特に正式な文章以外の分野では、ハイフネーションアルゴリズムを辞書とともに使うことで満足できる結果が得られる。

辞書などにおいては、別な文法規則によりハイフネーションされた単語を分割する際に、元からハイフネーションされている単語であることを明示するために、ダブルハイフンを使うことがある。例えば、Webster’s Third New International Dictionaryがその例である[2]
接頭辞と接尾辞

接頭辞の中にはハイフンでつながったりつながらなかったりするものがある(co-、pre-、mid-、de-、non-、anti-など)。preambleやdegradeのような古くからある言葉の多くは、接頭辞が完全に一体化しているとみなされているのでハイフンを入れる必要はない。それ以外の場合、用法は個々人または地域の好みによって変わる。イギリス英語ではハイフネーションをし (pre-school)、アメリカ英語ではハイフンを省略する(preschool)傾向にある。接頭辞が(大文字で始まる)固有形容詞につく場合、ハイフンは必須である(例: un-American、de-Stalinisation)。

イギリス英語では、読者の誤読を防ぐためにハイフンを使うことがある。例えばco-workerという単語はcowという語が無意識に読者の目に入ってくるのを防ぐために、そのように区切られている。APスタイルブックには接頭辞としての“co-”の使用法の詳細が書かれている。

連続する母音や子音が黙音や二重母音に変化するのではなく個別に発音されるときに、接頭辞や接尾辞などといっしょにハイフンを使うことがある。例えばshell-like、anti-intellectualのように使う。母音+母音と連続するときにトレマを用いる(例えばco-operationやcooperationではなくcooperationを使う)英語の権威もいるが、このスタイルは現在まれである。

接頭辞のついた語のなかには、同綴異義語になって他の語と区別できなくならないように、ハイフンでつながれるものもある。例えばrecreation(娯楽・休養)とre-creation(改造)である。
分節法とつづり

syl-la-bi-fi-ca-tionのように、ハイフンを分節法を示すために使用することがある。ほとんどのイギリスと北アメリカの辞書はsyl·la·bi·fi·ca·tionのように、この目的のために“middle dot”や“hyphenation point”と呼ばれることもある中黒を使用する。同様に、ハイフンは、“W-O-R-D spells word”のように、単語のつづりを示すことに用いられることがある。
結合
複合修飾語

別の単語の意味を同時に修飾する複数の単語のかたまりを複合修飾語という。副詞+形容詞の組み合わせ以外の複合修飾語が語句の前にあるときには、誤解を防ぐために、American-football player、little-celebrated paintingsのように複合修飾語がハイフンでつながれることがある。ハイフンがないと、「アメフトの選手」か「アメリカ人フットボール選手」のどちらの意味なのか、また「有名な絵画」が小さいという意味かどうか、混同する可能性がある。ice-cream-flavored candyのように、3つ以上の単語から複合修飾語を作ることもでき、形容詞句だけでなく副詞句も作れる (spine-tinglingly frightening)。しかし、複合語がよく知られている場合は、通常ハイフンはつかない。例えばhigh school studentsはhigh-school studentsより好ましいと少なくともひとつのスタイルガイドに書かれている。この文は形の上では曖昧だが(「高校生」と「麻薬を常用している生徒」)、別の意味を伝えたいときには通常違う形の文になる。名詞+名詞の複合修飾語の場合も混同する恐れがないときは、grade point averageやdepartment store managerのようにハイフンなしで書く。

修飾される語句のうしろに複合形容詞があるとき、通常ハイフンは使用されない。例えば“that gentleman is well-respected”でなく“that gentleman is well respected”と書く。これとは逆に、be動詞やその変化形のうしろに複合形容詞がある場合に、ハイフンを推奨する権威もいる。

ほとんどのスタイルガイドには、副詞+形容詞の修飾語で副詞が-lyで終わるときはハイフンを使うべきではない、と書いてある。例えばwholly owned subsidiaryやquickly moving vehicleのように書くのは、副詞が形容詞を修飾しているのが明確で、“quickly”は“vehicle”を修飾できないからである。しかし、副詞が形容詞としても働くときは、意味を明確にするためにハイフンを使用してもよい、あるいは使用すべきとするスタイルガイドもある。例えば、more-important reasons(「より重要な理由」)という用語は、moreが形容詞であるmore important reasons(「追加の重要な理由」)と区別される。(ただし、“a more-important reason”のハイフンは“a more important reason”と区別するのに必要ではない。


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