ハイニッカ
ハイニッカデラックス・720ml瓶
(1989年4月 - 2015年8月までの仕様)
基本情報
種類ウイスキー
(ブレンデッドウイスキー)
度数39%
主原料モルト、グレーン[1]
原産国 日本
製造元ニッカウヰスキー
販売元アサヒビール
詳細情報
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ハイニッカは、ニッカウヰスキーが製造し、アサヒビールが販売するブレンデッド・ウイスキーである。 1964年にニッカウヰスキーから販売された。「ハイ」の由来はオーディオ用語の「Hi-Fi」(ハイファイ)から取られている。二級ウイスキーとして発売当時500円という低価格で発売されて、[2]大人気となった商品である。 1964年の当時のハイニッカは、二級ウイスキーであるが故、モルトとカフェグレーンの二つの原酒のブレンドにスピリッツ(ブレンド用アルコール)を多く含ませてウイスキー原酒の比率を少なくして販売していたが、それでも酒税法の限度の最上限までモルトを使用していた。[3]しかし、500円という価格(当時)が受けて人気を博し、ライバルであるサントリー(現・サントリースピリッツ)が対抗してかつての赤札をサントリーレッドに改称し同価格帯で復活させて、応戦するという事態になった。 1978年10月1日の酒税法改正で二級ウイスキーの原酒混和率が13%から17%に引き上げられたのを機に、モルトの比率を増量した「ハイニッカデラックス」にリニューアル、ラベルも白から黒に変更し、同時にラベルに書かれていた「HiHi」も、商品名同様の「Hi」に変更。これと同時に廉価版の「ハイニッカマイルド」を追加した。このとき、CMキャラクターに俳優の草刈正雄を起用し注目を集めることとなった。その後1984年8月に、ラベルの意匠を現在と同じ薄橙と赤に変更、CMは引き続き草刈正雄を起用したが、この時から発売時以来続けていたCMラストのジングル「ドコドコドン」が廃止された。 1986年2月には横展開商品として等級、およびアルコール分はそのままにブレンドにスピリッツを一切使用せず、モルトとカフェグレーンのみのブレンドとした「ニューブレンドハイニッカ」を発売した(1989年3月を以って販売終了)。CMは内藤やす子の『わたしを棄てたらこわいよ
概要
1989年4月1日の酒税法改正後はウイスキーの等級制度が廃止されたのに伴い、既存の「ハイニッカデラックス」はラベルの意匠はそのままにブレンドが大幅に変更され、モルトとカフェグレーンのみのブレンドとなった。
晩年の竹鶴政孝が晩酌にこのハイニッカを愛飲していたという逸話もある[4]。(竹鶴政孝の項を参照)
2015年2月24日から数量限定で1964年に発売された当初のハイニッカ(ハイハイニッカ)の味を忠実に再現した「初号ハイニッカ復刻版」が販売された。[3]2015年2月に発売された初号ハイニッカの復刻版。1964年の発売当時のラベルの意匠の付いたボトルに入っている(ただしボトルの形状・内容量は現行のハイニッカと同一)。
同年9月1日にラベルをリニューアル。これに伴い商品名を「ハイニッカデラックス」から無印の「ハイニッカ」に改称。初号時代に近い意匠に変更された他、横1本の赤ラインが斜めに変更されている。また、ラインアップも見直され720ml瓶のみに整理された。ただし、味のブレンド自体は変更なし。
ラインナップ
現行品
ハイニッカ 720ml びん
終売品
ハイハイニッカ (1964年2月 - 1978年9月)
ハイニッカ デラックス (1978年10月 - 2015年8月)
50ml びん
720ml びん
1440ml びん
1920ml びん
1920ml ペットボトル
2.7L ペットボトル
4L ペットボトル
ハイニッカ マイルド (1978年10月 - 1984年8月)
50ml びん
720ml びん
1440ml びん
1920ml びん
ニューブレンドハイニッカ (1986年2月 - 1989年3月) - 丸瓶
640ml びん
ハイパック (1992年2月 - 1998年12月) - ハイニッカデラックスを37%のアルコール分に抑え、1,800ml入りの紙パックに詰めた商品[5]。
ハイニッカ リキュール (1994年-1999年) - 丸瓶 アルコール分20%種別:リキュール
初号ハイニッカ復刻版 720ml びん ※数量限定 (2015年)
脚注^ ニューブレンドハイニッカを除く二級ウイスキー時代(1989年3月31日以前)の主原料はモルト、グレーン、スピリッツ
^ 松尾(2014) 138p.
^ a b ⇒アサヒビール内ハイニッカ
^ ⇒『竹鶴政孝の情熱が息づくウイスキー ハイニッカで晩酌を楽しもう!』(アサヒショップ) - アサヒビール
^ その後、ブラックニッカ クリアブレンド(現・ブラックニッカ クリア)に同容量の紙パック仕様が追加されたのに伴い、それと入れ替わる形でそのまま出荷終了・販売終了となった。
参考文献
松尾秀助『琥珀色の夢を見る 竹鶴政孝とリタ ニッカウヰスキー物語』 朝日新聞出版〈朝日文庫〉、2014年。ISBN 978-4022618085
関連項目
アサヒグループホールディングス
アサヒビール
ニッカウヰスキー
ブラックニッカ
スーパーニッカ
外部サイト
⇒ハイニッカ|商品紹介|NIKKA WHISKY
⇒ハイニッカサイト
主な製品
ウイスキー
ブラックニッカシリーズ
スーパーニッカ
ハイニッカ
余市
宮城峡
竹鶴(ノンエイジ、現在は数量限定販売)
フロム・ザ・バレル
ザ・ニッカ テーラード(ノンエイジ)
鶴(ノンエイジ、現在は余市蒸溜所・宮城峡蒸溜所限定販売)
伊達(宮城県限定販売)
ニッカカフェグレーン
ニッカカフェモルト
終売品・休売品
ニッカピュアモルト
オールモルト
モルトクラブ
マイルドニッカ
ザ・ブレンド/ニュー・ブレンド
G&G白びん
博多
ホワイトニッカ
ベアニッカ
ニッカノースランド
丸びんニッキー/エキストラニッカ
ニッカスペシャルブレンドウヰスキー
ニッカキングスランド
コネクション モルト&ライ
ニッカピュアモルト(ホワイト)
鶴17年
鶴ウィング
ザ・ニッカ12年/40年
竹鶴(ノンエイジを除く全銘柄)