ノースカロライナ州ハイド郡
郡のノースカロライナ州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立1705年
郡名の由来エドワード・ハイド
郡庁所在地スワンクォーター
ハイド郡(ハイドぐん、英: Hyde County)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州の東部、大西洋岸に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は5,810人であり、2000年の5,826人から0.3%減少した[1]。郡庁所在地は国勢調査指定地域であるスワンクォーター(人口324人[2])であり、郡内に法人化された自治体は無い。 ハイド郡は1705年12月3日に、バス郡(現在は廃郡)の3地区の1つ、「ウィッカム地区」として設立された。ウィッカムという名前はイギリスのバッキンガムシャーにあるワイコーム寺院の荘園から採られた。そこは1695年から1696年まで南北カロライナ植民地総督を務めたジョン・アークデールの住居だった。1712年、ノースカロライナ植民地総督を1711年から1712年まで務めたエドワード・ハイドに因み、「ハイド地区」と改名された。1739年、バス郡が廃止され、ハイド地区がハイド郡となった。 その後は何度も郡域の調整が行われた。1745年、マッタマスキート湖とその隣接地域がカリタック郡からハイド郡に移管された。1819年、パンゴー川から西のハイド郡領域がボーフォート郡に付設された。1823年、カリタック郡のニュー入り江から南がハイド郡に譲渡された。この地域には現在のハッテラス島が含まれている。1845年、カータレット郡からオクラコーク島がハイド郡に移管された。1870年、ハイド郡北部と、カリタック郡、ティレル郡の一部を合わせて、デア郡が設立され、ハイド郡は現在の領域になった。その設立以来、郡域が修正された回数では州内のどの郡よりも多い。オラクル近くの湖の夕陽 ハイド郡は、地域自治体の組織であるアルベマール自治体委員会のメンバーである。 ハイド郡はには5つの消防団がある。その位置はエンゲルハード、フェアフィールド、オラコーク、スクラントン、スワンクォーターである。 ハイド郡はアメリカ合衆国下院のノースカロライナ州第3選挙区に入っている。2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、ノースカロライナ州の他地域と同様接戦になり、バラク・オバマが1,241票、ジョン・マケインが1,212票、その他の候補者が16票という結果になった[3]。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は1,424平方マイル (3,688.1 km2)であり、このうち陸地613平方マイル (1,587.7 km2)、水域は811平方マイル (2,100.5 km2)で水域率は56.97%である[4]。ハイド郡はインナーバンクスに位置している。アウターバンクスにはオラコーク島がある。 ハイド郡は5つの郡区に分割されている。カリタック、フェアフィールド、レイクランディング、オラコーク、スワンクォーターの各郡区である。6番目の郡区だったマッタマスキートは現在、連邦政府が管理するマッタマスキート国立野生生物保護区となり、未編入領域となっている。
歴史
郡政府
政治
地理
郡区
主要高規格道路
アメリカ国道264号線
ノースカロライナ州道12号線
ノースカロライナ州道45号線
ノースカロライナ州道94号線
隣接する郡
ティレル郡 - 北
デア郡 - 北東
カータレット郡 - 南西
ボーフォート郡 - 西
ワシントン郡 - 北西
隣接する海域
パムリコ湾 - 東
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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