ハイドロブレーディング(Hydroblading)はフィギュアスケートのムーヴズインザフィールドのひとつ。 ハイドロブレーディングは、エッジを深く倒して体を非常に低い姿勢でほとんど水平に伸ばして滑る動作[1]。しばしばアイスダンスで行われる要素である。 さまざまなポジションの変化形が可能であるが、よくあるシングルスケーターの場合は膝を十分に曲げてバックインサイドエッジの上に体を載せて弧を描き、フリーレッグはスケーティングレッグの後ろ側からクロスさせて描く弧の外側に伸ばす。上半身は描く弧の内側にたたんで、片手または両手で氷をなでてバランスを取る。 このハイドロブレーディングをアイスダンスのプログラムで初めて実施し有名にしたのは、1990年代のカナダのアイスダンスチーム、シェイ=リーン・ボーンとヴィクター・クラーツである。彼らのコーチであるウシュイ・ケスラーが考案し、「ハイドロブレーディング」と名付けた。ハイドロプレーニング走法になぞらえて作られた言葉である[2]。 ティモシー・ゲーブルのハイドロブレーディング
概要
さまざまなハイドロブレーディングのギャラリー
2018年平昌オリンピック《エキシビション》
羽生結弦 「ハイドロブレーディング」
脚注^ ⇒Hydroblading - Figure Skating Move Hydroblading
^ ⇒The science of hydroblading - Victor Kraatz
参考文献
⇒skatejournal.com
表
話
編
歴
シングルスケーティング - ペアスケーティング - アイスダンス - シンクロナイズドスケーティング
種目
現行競技種目
ショートプログラム - フリースケーティング - ショートダンス - フリーダンス
過去の競技種目
スペシャルフィギュア - コンパルソリーフィギュア - パターンダンス(コンパルソリーダンス) - オリジナルダンス
要素
必須要素
ジャンプ - スピン - ステップ - ムーヴズインザフィールド - スパイラル - リフト - デススパイラル
ジャンプ
エッジジャンプ
サルコウジャンプ - ループジャンプ - アクセルジャンプ
トゥジャンプ
トウループジャンプ - フリップジャンプ - ルッツジャンプ
スピン
アップライトスピン(レイバックスピン・ビールマンスピン) - シットスピン - キャメルスピン
ムーヴズインザフィールド
スリーターン - ブラケットターン - カウンターターン - ロッカーターン - クロスオーバー - モホーク - チョクトー - ツイズル
コネクティングエレメンツ
ハイドロブレーディング - イナバウアー - スプレッドイーグル - スプリットジャンプ - ウォーレイジャンプ - ベスティスクワット - キャンティレバー
競技会
フィギュアスケート競技会 - フィギュアスケートの採点法 - エキシビション - オリンピック - 世界選手権 - ヨーロッパ選手権 - 四大陸選手権 - 世界ジュニア選手権 - グランプリファイナル - ジュニアグランプリファイナル - 国際アダルト競技会