ハイそれまでョ
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「無責任一代男」
ハナ肇とクレージーキャッツシングル
A面無責任一代男
B面ハイそれまでョ
リリース1962年7月20日
ジャンル歌謡曲
レーベル東芝レコード/東芝音楽工業
作詞・作曲青島幸男(作詞)
萩原哲晶(作曲)
ハナ肇とクレージーキャッツ シングル 年表

ドント節/五万節
(1962年)無責任一代男/ハイそれまでョ
(1962年)これが男の生きる道/ショボクレ人生
(1962年)


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映像外部リンク
全曲を試聴
植木 等「無責任一代男」ANALOG RECORD MUSIC - 植木等・ハナ肇とクレイジー・キャッツ公式YouTube

無責任一代男(むせきにんいちだいおとこ)は1962年7月20日に発売されたハナ肇とクレージーキャッツ3枚目のシングル。歌は植木等、作詞は青島幸男、作曲は萩原哲晶
エピソード

東宝クレージー映画第1作「ニッポン無責任時代」の主題歌として作られたこの歌は、映画と共に大ヒットした。ヒットの理由について青島は、「大人たちの不誠実さも反吐が出るほど見せられてきた戦後の若い世代には、この唄は我が意を得たとばかり受け入れられたに違いない」と分析している[1]。これ以降、植木はこの曲の「こつこつやる奴ぁ、ご苦労さん!」というフレーズと共に「無責任男」というイメージが定着することになる。

また、この曲を「名作」と評している小林信彦は「シャボン玉ホリデー」において初めてこの歌を聞いたときの「ショックを忘れることができない」と回想している[2]

青島によると、「タモリはこの歌を座右の銘にし、ビートたけしはこの歌で人生観を変えられた」らしい[1]。つまり、そのくらい強烈なインパクトを「戦後ベビーブーマーの男たち」に与えたという[3]

B面の「ハイそれまでョ」も、ムード歌謡調のシリアスな出だしから「テナコト云われて その気になって」と転調し急転直下、美味しい言い種を真に受けた結果の悲劇をコミカルに歌うロックンロールへと変貌し「フザケヤガッテ コノヤロー!」と叫ぶ展開が話題を呼び、植木の代表曲の一つとなっている。

2曲とも、1990年発売の植木のヒット曲メドレースーダラ伝説(編曲:宮川泰)」にも収録されている。

「無責任一代男」は、日本では二村定一榎本健一が歌ってヒットした「洒落男」(坂井透訳版)と「俺は○○で一番、○○と言われた男」のフレーズの共通点が佐藤利明によって指摘されており、作詞した青島も榎本健一からの影響を認める発言をしている[4]
歌われた映画

ニッポン無責任時代(1962年7月29日/古澤憲吾監督)

ニッポン無責任野郎(1962年12月23日/古澤憲吾監督)

関連項目

ハナ肇とクレージーキャッツの映画

スーダラ節

ハナ肇

谷啓

犬塚弘

安田伸

石橋エータロー

桜井センリ

脚注[脚注の使い方]^ a b 青島幸男『わかっちゃいるけど・・・・・・シャボン玉の頃』文春文庫
^ 小林信彦『日本の喜劇人』新潮文庫
^ 戸井十月『植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」』小学館
^ 佐藤利明『クレイジー音楽大全 クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル』シンコーミュージック・エンタテイメント、2018年、200-201頁。ISBN 978-4-401-64632-6










ハナ肇とクレージーキャッツ
メンバー

ハナ肇

植木等

谷啓

犬塚弘

安田伸

石橋エータロー

桜井センリ

主要楽曲

スーダラ節

ドント節・五万節

無責任一代男

ホンダラ行進曲

図々しい奴

だまって俺について来い

悲しきわがこころ

おらぁグズラだど

ウンジャラゲ

アッと驚く為五郎

この際カアちゃんと別れよう

シャーロック・ホームズとワトソン博士みんなのうた

実年行進曲 / 新五万節

Still Crazy For You

主要映画

無責任シリーズ

ニッポン無責任時代

ニッポン無責任野郎

日本一シリーズ

日本一の色男

日本一のホラ吹き男

日本一のゴマすり男

日本一のゴリガン男

日本一の男の中の男

日本一の裏切り男

日本一の断絶男

日本一のヤクザ男

日本一のワルノリ男

日本一のショック男

クレージー作戦シリーズ

クレージー作戦 先手必勝

クレージー作戦 くたばれ!無責任


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