ノーマン_(オクラホマ州)
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ノーマン市
City of Norman

オクラホマ大学
愛称 : City of Festivals(祭の街)
標語 : "Building an Inclusive Community"
位置

上: クリーブランド郡おけるノーマンの市域
下: オクラホマ州におけるクリーブランド郡の位置
位置
ノーマン (オクラホマ州) (アメリカ合衆国)アメリカ合衆国の地図を表示ノーマン (オクラホマ州) (オクラホマ州)オクラホマ州の地図を表示
座標 : 北緯35度13分18秒 西経97度25分6秒 / 北緯35.22167度 西経97.41833度 / 35.22167; -97.41833
行政
アメリカ合衆国
 州オクラホマ州
 郡クリーブランド郡
 市ノーマン市
地理
面積 
  市域490.8 km2 (189.5 mi2)
    陸上  458.4 km2 (177.0 mi2)
    水面  32.4 km2 (12.5 mi2)
標高357 m (1,171 ft)
人口
人口(2010年現在)
  市域110,925人
    人口密度  242.0人/km2(626.7人/mi2)
その他
等時帯中部標準時 (UTC-6)
夏時間中部夏時間 (UTC-5)
公式ウェブサイト : ⇒http://www.ci.norman.ok.us/

ノーマン(Norman)は、アメリカ合衆国オクラホマ州中央部、クリーブランド郡に位置する都市。オクラホマシティの中心部から南へ約32kmに位置し、同市の郊外都市となっている。また、オクラホマ大学が本部キャンパスを構え、同学と海洋大気庁とが協同で設立した気象・気候関連の研究所が置かれ、気象・気候関連の企業が集まる学術都市でもある。人口は110,925人(2010年国勢調査)で[1]、オクラホマシティ、タルサに次ぐ州第3の都市である。
目次

1 歴史

2 地理

3 政治

4 経済

5 交通

5.1 空港

5.2 鉄道

5.3 自動車


6 教育

7 文化

7.1 文化施設

7.2 スポーツ

7.3 イベント


8 人口推移

9 姉妹都市

10 註

11 外部リンク

歴史

現在のオクラホマ州中央部にあたる地域は、1803年ルイジアナ買収によってアメリカ合衆国の領土に組み入れられた。南北戦争前、合衆国政府は数々の条約に基づき、「文明化五部族」と呼ばれたネイティブ・アメリカンのインディアン準州への強制移住を進めていた。今日のノーマンとその周辺の地域は、1832年1833年に締結された条約によってクリーク族の居住地とされた。しかし南北戦争後、クリーク族は南部連合に荷担した嫌疑をかけられ、1866年に合衆国に土地を取り上げられた[2]

やがて、テキサスからの牛をカンザスの鉄道に運ぶ交通路として、クリスホルム・トレイルの支線となるアーバックル・トレイルが整備され、1870年代初頭には、アーバックル・トレイル沿いに広がる、まだ入植の進んでいない土地の調査が23歳のアブナー・ノーマンによって始められた。ノーマン率いる一行はこの地の、今日のクラッセン・ストリートとリンジー・ストリートの角[3]にキャンプを設け、隊員がエルムの樹にジョーク的にノーマンの名を冠し、Norman's Camp(ノーマンのキャンプ)と彫った[2]1887年にこの地にアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道が開通した際には、同社が駅名としてこの名を使用した。1889年4月22日にオクラホマへの白人入植が解禁されると、ランドラッシュによってたちまち150人の入植地ができあがった。初期の入植者たちは、この入植地の名としてNormanという名を残した。ノーマンは1891年5月13日に正式な市になった。その前年、1890年には、ノーマンにオクラホマ大学が設立された[2]

1941年、オクラホマ大学とノーマン市当局は大学の空港としてマックス・ウェストハイマー空港を開港した。この空港はすぐに合衆国海軍に訓練施設として貸与された。第二次世界大戦が終結すると、退役した軍人が高等教育を受けるためにノーマンに住みついた。その結果、市の人口は1950年の国勢調査で27,006人に急増した[4]。その後もノーマンはサンベルトの中心都市の1つとして高い成長を遂げたオクラホマシティの郊外都市として成長を続け、2003年の推計では、市史上初めて人口10万人を突破した[5]
地理

ノーマンは北緯35度13分18秒西経97度25分6秒に位置している。オクラホマシティのダウンタウンからは南へ約32km、ダラスフォートワースからは北へ約300kmに位置する。

ノーマン市域とその周辺は全般的に平坦な地形であるが、市東部はやや低くなっている。市中心部の標高は357mである。

アメリカ合衆国国勢調査局によると、ノーマン市は総面積490.8km2(189.5mi2)である。そのうち458.5km2(177.0mi2)が陸地で32.3km2(12.5mi2)が水域である。総面積の6.60%が水域となっている。しかし、市域の大部分は開発が進んでおらず、市街地は市西部の約70km2にとどまる。また、ノーマンは郊外都市であるため、超高層ビルの建つ明確なダウンタウンは持っておらず、主に住宅など低層の建築物が市街地に建ち並んでいる。

ノーマンを含むオクラホマシティ都市圏の気候は、湿度が概ね高く極めて暑い夏と、乾燥してやや寒くなる冬に特徴付けられる、温帯の大陸性気候である。最も暑い7月の平均気温は28℃、最高気温の平均は35℃で、40℃近くまで上がることもある。しかし最低気温の平均は21℃まで下がる。最も寒い1月の平均気温は3℃、最高気温の平均こそ10℃に達するが、夜になると冷え込み、最低気温の平均は氷点下3.5℃である。夏季には南から南西よりの風が、また冬季には北よりの風が吹きやすい。降水量は春から初夏、5月から6月にかけて多く、月間100-130mmに達する。一方、12月から2月にかけては少なく、月間30-40mm程度である。年間降水量は900mm程度である[6]。また、オクラホマシティ都市圏はトルネード・アレイと呼ばれる、アメリカ合衆国内でも特に竜巻の発生しやすい地域に位置している。


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