ノーベル生理学・医学賞
受賞対象生理学、医学
会場ストックホルム
国 スウェーデン
主催カロリンスカ研究所
初回1901年
最新回2023年
最新受賞者カリコー・カタリン
ドリュー・ワイスマン
公式サイトhttps://www.nobelprize.org/
ノーベル生理学・医学賞(ノーベルせいりがく・いがくしょう、スウェーデン語: Nobelpriset i fysiologi eller medicin)は、ノーベル賞の部門の一つ[1]。
概要ノーベル生理学・医学賞のメダルを披露するスバンテ・ペーボ(2023年2月1日、東京都千代田区にて)
「生理学および医学の分野で最も重要な発見を行った」人物に与えられる。選考はカロリンスカ研究所のノーベル委員会が行う。
ノーベル生理学・医学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には膝の上に本を広げつつ、病気の少女のために岩から流れる水を汲んでいる医者の姿がデザインされている[2]。 年度受賞者名国籍受賞理由 年度受賞者名国籍受賞理由
歴代受賞者
1900年代
1901年エミール・アドルフ・フォン・ベーリング ドイツ帝国血清療法の研究[注釈 1]、特にジフテリアに対するものによって、医学の新しい分野を切り開き、生理学者の手に疾病や死に勝利しうる手段を提供したこと。
1902年ロナルド・ロス
Ronald Ross
1903年ニールス・フィンセン
Niels Ryberg Finsen デンマーク疾病の治療法への寄与、特に尋常性狼瘡への光線治療法によって、医学の新しい領域を開拓したこと
1904年イワン・パブロフ
Ivan Petrovich Pavlov ロシア帝国消化生理の研究により、その性質に関する知見を転換し拡張したこと[注釈 3]
1905年ロベルト・コッホ
Robert Koch ドイツ帝国結核に関する研究と発見[注釈 4]
1906年カミッロ・ゴルジ
Camillo Golgi イタリア王国神経系の構造研究[注釈 5]
サンティアゴ・ラモン・イ・カハール
Santiago Ramon y Cajal スペイン王国
1907年シャルル・ルイ・アルフォンス・ラヴラン
Charles Louis Alphonse Laveran フランス共和国疾病発生における原虫類の役割に関する研究[注釈 6]
1908年イリヤ・メチニコフ
Ilya Ilyich Mechnikov ロシア帝国免疫の研究[注釈 7]
パウル・エールリヒ
Paul Ehrlich ドイツ帝国
1909年エーミール・コッハー
Emil Theodor Kocher スイス甲状腺の生理学、病理学および外科学的研究[注釈 8]
1910年代
1910年アルブレヒト・コッセル
Albrecht Kossel
1911年アルヴァル・グルストランド
Allvar Gullstrand スウェーデン眼の屈折機能に関する研究
1912年アレクシス・カレル
Alexis Carrel フランス共和国血管縫合および臓器の移植に関する研究[注釈 10]
1913年シャルル・ロベール・リシェ
Charles Robert Richet フランス共和国アナフィラキシーの研究[注釈 11]
1914年ローベルト・バーラーニ
Robert Barany オーストリア=ハンガリー帝国内耳系の生理学および病理学に関する研究[注釈 12]