ノート_(北欧神話)
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19世紀にペーテル・ニコライ・アルボによって描かれた絵。馬に乗ったノート。

ノート[1](ノット[2]、ノーット[3]とも。Nott)とは、北欧神話女神。その名は「夜」を意味する。

ヨトゥンヘイムに住むナルヴィ[4]、あるいはネル[5]という名の巨人の娘で、髪も姿も生まれつき黒く、暗いとされている[4]

彼女は3度結婚し、最初の夫ナグルファリとの間に息子のアウズを、次の夫アンナルとの間に娘ヨルズを、最後の夫でアース神族の男デリングとの間に息子のダグ)をもうけたが、末の息子は父親に似て明るく美しかった[4]

オーディンは、彼女とその息子のダグを呼び、それぞれに馬車を与え世界を周り続けるように命じ、昼と夜が出来上がった[4]

ノートはフリームファクシ(「のたてがみ」の意)という馬が引く馬車に乗り、12時間ごとに大地の上を通るように天を駆けるよう定められ、馬銜(はみ)から滴り落ちる泡が大地を濡らすが[4]、これが谷の露であるとされている[6]
脚注[脚注の使い方]^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』などにみられる表記。
^ 『世界神話伝説大系 29 北欧の神話伝説(I)』(松村武雄編著、名著普及会、1980年改訂版)にみられる表記。
^ 『オージンのいる風景 オージン教とエッダ』(ヘルマン・パウルソン著、東海大学出版会、1995年)にみられる表記。
^ a b c d e 『エッダ 古代北欧歌謡集』232頁、「ギュルヴィたぶらかし」10章。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』47頁(「ヴァフスルーズニルの歌」25節)。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』46頁(「ヴァフスルーズニルの歌」14節)。

参考文献.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ノート (北欧神話)に関連するメディアがあります。

V.G.ネッケル他編 『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年。

関連項目

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