ノートルダム教会(ノートルダムきょうかい)、ノートルダム寺院(ノートルダムじいん)、ノートルダム(聖堂)大聖堂(ノートルダムせいどう・だいせいどう)は、聖母マリアに捧げられ、名付けられた教会堂である。
ノートルダム (Notre-Dame, 英語ではOur Lady) はフランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指している[1]。ノートルダムを冠した教会堂は世界各地のフランス語圏の都市に建てられてきた。
以下に主要なノートルダム聖堂を掲げる。 ノートルダムに献堂された主なカテドラル(大聖堂、司教座聖堂) 聖母に献堂された主なバシリカ (Basilique) ノートルダムに献堂された主な教会 (eglise)
カテドラル
フランス
ノートルダム大聖堂 (パリ) - 1163年着工、1225年完成。2019年一部焼損[2]。「ノートルダム・ド・パリ」という呼称でも知られ、ヴィクトル・ユーゴーの小説の名前にもなっている。また、ユネスコの世界遺産「パリのセーヌ河岸」の一部。
ノートルダム大聖堂 (ランス) - 1211年着工、1475年完成。ランスにある歴代フランス王の戴冠式が行われた大聖堂。「ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿」として、ほか二つの建造物とともにユネスコの世界遺産に登録されている。
ノートルダム大聖堂 (シャルトル) - 1145年着工、1220年完成。「シャルトルの青」と呼ばれるステンドグラスが有名。「シャルトル大聖堂」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されている。
ノートルダム大聖堂 (アミアン) - 1220年着工、1288年完成。「アミアン大聖堂」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されている。また、世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としても登録されている。
ノートルダム大聖堂 (ルーアン) - 1145年頃着工、1544年完成。北仏の都市ルーアンにある大聖堂で、世界遺産未登録ではあるが、シャルトル、アミアンとともに北フランス三大大聖堂と呼ばれる。
ノートルダム大聖堂 (ストラスブール) - 1253年着工、1439年完成。精巧な天文時計が有名な大聖堂。世界遺産「ストラスブールのグラン・ディル」に含まれている。
ノートルダム・デ・ドン大聖堂(ドンのノートルダム大聖堂)アヴィニョンのドン岩壁公園に隣接する大聖堂。世界遺産「アヴィニョン歴史地区」に含まれる。
ノートルダム大聖堂 (ル・ピュイ)
ベルギー
ノートルダム大聖堂(アンヴェルス)※フラマン語(オランダ語)圏アンヴェルス(蘭:アントウェルペン、英:アントワープ)にあり、日本では『フランダースの犬』に登場し、ピーテル・パウル・ルーベンスの絵画とともによく知られる。また、世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」のひとつとして登録されている。
ノートルダム大聖堂 (トゥルネー) - 1171年献堂。※フランス語圏「トゥルネーのノートルダム大聖堂」の名で世界遺産に登録されている。
ノートルダム教会 (ブルージュ)※フラマン語(オランダ語)圏ブルージュ(蘭:ブルッヘ)にあり、122mの高い尖塔は町のシンボル。ミケランジェロ作の聖母子像が保管されている。また、シャルル突進公とその娘マリーの棺が安置されている。
ルクセンブルク
ノートルダム大聖堂 (ルクセンブルク)世界遺産「ルクセンブルク:その古い街並みと要塞群」に含まれている。
カナダ
ノートルダム大聖堂 (ケベック)正確にはBasilique-cathedrale Notre-Dame de Quebecという。世界遺産「ケベック歴史地区」に含まれている。
バシリカ
フランス
ノートルダム大聖堂_(フルヴィエール)リヨンのフルヴィエールの丘の上にたつ教会。世界遺産「リヨン歴史地区」に含まれている。
ノートルダム大寺院(レピーヌ
ノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂(ルルド)聖母の出現があったとされるルルドで、それにちなんで建てられたバシリカ(「デュ・ロゼール」は「ロザリオの」の意味)。
ノートルダム・ド・ラ・ガルド大聖堂(マルセイユ)南仏の大都市マルセイユにあるバシリカ。
カナダ
モントリオール・ノートルダム聖堂モントリオールにある 北米最大のカトリック教会。
ベトナム
サイゴン大教会 - 日本語での通称、サイゴン大教区の設置と共に1962年にバジリカ授与。
アルジェリア
ノートルダム・ダフリク大聖堂(アルジェ)
教会
フランス
ノートルダム=デュ=ポール教会(クレルモン=フェラン)世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に含まれている。