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--Kitamisanii(会話) 2020年6月2日 (火) 02:51 (UTC)[返信]
賛成 ノートページでのご提案ありがとうございます。首都表記欄への「(事実上)」表記追加を支持します。--しんぎんぐきゃっと(会話) 2020年6月2日 (火) 03:01 (UTC)下記コメントにて改めて考察--しんぎんぐきゃっと(会話) 2020年6月2日 (火) 15:11 (UTC)[返信]
コメント 堀井弘一郎「中華民国」『現代アジア事典』文眞堂、2009年7月20日 第1版第1刷発行、ISBN 978-4-8309-4649-3、711頁。には「「首都」も公式には以前首都がおかれていた南京とされている。実際には、政治・行政の中心地は台北市であるが、これも公式には「臨時首都」とされている。」とあり、 西村一之「台北」『現代アジア事典』文眞堂、2009年7月20日 第1版第1刷発行、ISBN 978-4-8309-4649-3、635頁。には「中華民国の臨時首都 (長年中華民国の正式な首都は南京で会った)」とあり、長谷川啓之「南京」『現代アジア事典』文眞堂、2009年7月20日 第1版第1刷発行、ISBN 978-4-8309-4649-3、866頁。には「現在でも台湾に移った中華民国は名目上の首都を南京に置いている」とあります。「(事実上)」を証明するWikipedia:信頼できる情報源を提示できるのなら、「(事実上)」でもよいですが、情報源が無ければWP:UNSOURCED状態となりますので、「臨時首都」ということでよいのかと思います。上記の事典の記述が古くなっていれば、別の情報源をあたってみます。-- Takabeg(会話) 2020年6月2日 (火) 14:14 (UTC)[返信]
コメント
中華民国の憲法的地位を持っていた『中華民國訓政時期約法』第五条には「中華民國國都定於南京」とあり、首都が南京であることが示されていますが、現行法『中華民國憲法』には首都に関する条項がありません。これは日本も同じで、『大日本帝国憲法』にも『日本国憲法』にも首都を東京とする条項はありません。しかし、日本の場合は現行法『首都圏整備法』で首都圏は「東京都の区域及び政令で定めるその周辺の地域を一体とした広域」と定義され、東京都が事実上の首都である根拠になっています。台湾において台北を事実上の首都とするような法律が存在するのかは、残念ながら存じ上げません。日本では伝統的に「天皇の所在地」が都(首都)とされてきました。現在天皇は東京の皇居に居住しますが、明治天皇が御所(京都御所)を離れてから御所が「御所(天皇の所在地)」ではなくなったという根拠はなく、これが「日本の首都はどこか」という論争をいっそ複雑なものにしているのでしょう。台湾においても事情が似ており、国共内線で国民党政府が事実上台北に移りましたがこれをもって南京が「政府所在地」でなくなった、とする根拠はありません。さらに台湾の人々の国民感情は複雑で、国民党旗を掲げる中華民国を疎ましく思う人や台独派もいれば、中華民国政府こそが中国の唯一の政府と考える人もいるでしょう。このあまりに複雑な事情が「台湾の首都はどこか」という論争を日本以上に複雑にしているのでしょう。広辞苑第6版によれば、首都は「その国の中央政府のある都市。首府。」とあります。台湾(中華民国)の中央政府は行政院も総督府も台北にあり、「中華民国の首都は台北にある」と言っても基本的には問題ないはずですが、たしかに「事実上」とする情報源はは担保できません。とはいえ、日本以上に複雑な背景を有する中、首都欄に「台北」とだけ記すにも問題があるように思います。以上、乱雑であまり参考にならないかもしれませんが、「事実上」は確かに問題があるように思えるます。しかし、ただ「台北市」とするのも問題でしょう。台北が首都機能を有することは確かで、首都の定義たる政府所在地でもあるので「台北市(機能上)」「台北市(政府所在地)」などと首都を台北とする根拠を含めるのはどうでしょう。--しんぎんぐきゃっと(会話) 2020年6月2日 (火) 15:11 (UTC)修正--しんぎんぐきゃっと(会話) 2020年6月2日 (火) 16:27 (UTC)[返信] コメント 試しに検索してみたところ、「中央社フォーカス台湾」で2件の記事が見つかりました。
⇒中華民国の「首都は台北」 内相が認識表明/台湾
⇒馬前総統、「中華民国の首都は台北」 学生への回答で明言/台湾
1は2013年12月4日に当時の内政部の部長が「首都は台北」という認識を示したという記事で、2は馬英九氏が2016年8月8日に「中華民国の首都」について台北だと明言したという記事の様です。--aki42006(会話) 2020年6月2日 (火) 21:59 (UTC)[返信] コメント Aki42006さんの引用された記事ですが、馬英九氏も李鴻源氏も現総統の蔡英文氏とは所属政党が異なり、現政権が同じ立場かは疑わしいです(恐らく蔡英文氏に同じ質問をすれば「台北」と答えられるとは思いますが……)。また、あくまで一政治家の発言とも取れ(特に馬英九氏は元総統としての回答です)、政府の公式見解と解するには問題がありそうです。中国語版のzh:中華民國首都では、臺灣商務印書館編審部 國語辭典(節本)台三版を情報源に「首都とは中央政府の所在地である」と引用しています。これは広辞苑第6版に「その国の中央政府のある都市。首府。」とあるのと一致し、台湾においても「首都」とは「中央政府の所在地」という理解がなされていることを伺えます。記事には馬英九総統までの台湾の首都がどこかについての議論が書かれていますが、少し情報が古いようです。そもそも中国語版は中華民国の首都についてどう表記しているのだろうと思って見ましたところ、「臺北市(事實上)」とした上で「事實上」からzh:中華民國首都にリンクされていました。これであれば何をもって事実上としているかの説明が分かりやすいですが、日本語版にはない記事です(訳しても良いのですが、そこまでの中国語の語学力に自信がありません)。記事をざっと読んだところ、先に日本の場合は現行法『首都圏整備法』で首都圏は「東京都の区域及び政令で定めるその周辺の地域を一体とした広域」と定義され、東京都が事実上の首都である根拠になっています。台湾において台北を事実上の首都とするような法律が存在するのかは、残念ながら存じ上げません。と書きましたが、台湾においては『首都文化園區發展計畫』で似たような解釈がなされているようです。