ノート:イデオロギー
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イデオロギーに相当する英単語は確かに ideology なんですが、英語では最初の「i」を二重母音の[ai]で、語尾の「gy」は[dзi]([gi(:)]ではなく)と読むはず。ちょっとミスリーディングな記述と思います。そもそもマルクス主義と一緒にドイツ語から入ってきたのじゃないかと思います。ついては「独 Ideologie」があってしかるべきではないかと。

イデオロギーについて大幅に改変しました。マルクス主義的な見方が強調されていたように思われたので、より一般的な内容になおしたつもりです。--Kanbun 2006年2月19日 (日) 15:03 (UTC)[返信]

「I WANT YOU」のポスターがありますが、第一次世界大戦は植民地争奪戦争でもイデオロギー戦争でもないはずです。サラエボ事件をきっかけとして列強の軍事行動が連鎖的に引き起こされた結果、発生したものだったのではないでしょうか。また、アメリカの参戦によってイデオロギー戦争に変化したというのも間違いだと思います。あえていえばナショナリズムが後押ししたので、ナショナリズムをイデオロギーの一種ととらえるならば、第一次大戦とイデオロギーに関連性があるともいえますが、それならばイデオロギーのページではなくナショナリズムのページにこのポスターを載せたほうが良いと思います。--jonirumansei 2008年5月5日 (日) 23:38(UTC)「革命ロシアの成立と合衆国の参戦は、列強再編をめざす戦争を、新世界秩序とそれぞれの国内の政治・社会体制の民主的転換を主題にした戦争へと変化させたのである。」(近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年)以上でおわかりになるでしょうか。--Kanbun 2008年5月6日 (火) 04:07 (UTC)[返信]少なくとも、開戦の理由は「植民地争奪戦争から始まった」と明記できるほどハッキリしたものではないと思います。また上記文献(西洋世界の歴史)の引用についてですが、戦争の結果として社会体制が変わりましたが(ヴェルサイユ体制ですね)、戦争中にそれが主題と言われると疑問を持ってしまいます。アメリカの参戦理由も今だに議論されるぐらいなのですから。以下、参考URLも貼っておきます。イデオロギーというとやはり米ソ冷戦が代表的なので、それに関する画像のほうが適してるかと思います。「第1次大戦は植民地をめぐっての帝国主義戦争ではない。またヨーロッパで領土拡大を戦前から考えていた国はない。そしてどの国も防衛戦争(オーストリアだけはセルビアへの予防戦争)と考えていた。また戦間期と第2次大戦以降の問題であるイデオロギー上の対立はなかった。近藤編『西洋世界の歴史』は東京大学を中心とする研究者が執筆した、概説としてはかなり新しく、とくに近現代の叙述で評価が高い著作ですので、一般の研究者の認識を知るにはよいと思われます。少なくとも「第一次世界大戦を帝国主義戦争ではない」とするのは多くの研究者の認識とは異なるのでは?放送大学の『近代ヨーロッパ史』においても第一次大戦の背景に19「世紀末からのヨーロッパ諸国間の勢力争い、植民地争奪戦、あるいは経済的支配をめぐる駆け引き」を挙げております。別宮暖朗氏の論については、論の運びで事実の捨象が激しく、結論があまりに短絡的すぎるのではないか。というか実を言うと、この別宮暖朗という人がどういう人なのかいまいちわからず、調べてみたら軍事研究家だそうですが。ともかく以上でおわかりになりますでしょうか。--Kanbun 2008年5月10日 (土) 01:42 (UTC)[返信](補足)「『イデオロギー戦争』としての第一次世界大戦の性格は、一九一七年にロシアで起きた二月革命や十月革命をめぐって、いちだんと明白になった。ロシア革命とアメリカの参戦を通して、戦争はA・J・メイアのいう「世界大の革命的、イデオロギー的闘争」の色彩を強めたのである。」(山内昌之「アジアとヨーロッパ」『岩波講座世界歴史(新)23』1999年)以上のように、あくまで現状認識としては「第1次大戦は植民地をめぐっての帝国主義戦争ではない。またヨーロッパで領土拡大を戦前から考えていた国はない。そしてどの国も防衛戦争(オーストリアだけはセルビアへの予防戦争)と考えていた。また戦間期と第2次大戦以降の問題であるイデオロギー上の対立はなかった。」という別宮暖朗氏の認識は一般的ではないと言えるのではないでしょうか。--Kanbun 2008年5月10日 (土) 07:09 (UTC)[返信]
イデオロギーの否定的意味についてと『日本の思想』についての議論

丸山眞男についての加筆があったので、我が国における簡単なイデオロギー研究史の項目を作り、そこに丸山眞男もいれました。イデオロギー的であるという定義が一般的にマイナスの要素を持つというのは、たとえば「君の主張はイデオロギー的だ」と言うとき、暗に偏った見方をしているということを示しているという意味です。語法的なことです。--Kanbun 2006年2月23日 (木) 02:13 (UTC)[返信]

丸山眞男についての加筆をしたUryahと申します。
イデオロギーという言葉について、本記事にある「また、日常語として漠然と主義主張一般を指すこともある」のつもりでリンクを貼ったところ、「マイナスの評価を含んでいる」という説明が冒頭に出ていたので、言葉の感覚としてちょっと違うなと感じ、しかし語法的に「イデオロギー的である」という言い方にマイナス要素を込めることはあるので、冒頭からはずしてみました(2006年2月22日 (水) 13:34 の版
)。
大久保喬樹という人の『日本文化論の系譜』という本に、<近代化に伴って西欧から移入されてきたあらゆる制度的なもの、あるいは、理論的なものに激しく反発することになる。丸山は、これを「あらゆる政治や社会のイデオロギーに『不潔な印象』を嗅ぎつけ、ひたすら自我の実感にたてこもる思考様式」と規定し、「実感信仰」と名付けて、近代日本知識人の発想のひとつの基本型とした>(引用)という記述があるので、これを重要視した記述なのかと思い、記述する場所を移動するのと同時に、丸山眞男の(言)説も書き入れてみました。
「語法的には一般に」と言われると、やはり違和感はあります。Uryah 2006年2月23日 (木) 13:54 (UTC)[返信]以下はイデオロギーが語法的に日本語的にも英語的にもマイナスの意味を持っている裏付けです。やや長い引用です。日本語:「イデオロジーは、それが問題の出発点を――従ってその到着点をも――観念(乃至意識)の研究に限定して了ったから、その解決は、当然或る意味に於て観念的とならざるを得なかったのは、自然の勢だろう。ここではもはや事物は現実的な・着実な・説明を期待することが出来なくなる。それは一歩誤れば空疎な言説・科学上の徒らな大言壮語・に堕ちて行く。(中略)こうなればイデオロジー(イデオロギー)という言葉はすでに嘲笑と非難とをしか意味しない。(中略)だがイデオロギーという言葉が、その本来の真面目な意味内容が何かあった又あるにも拘らず、同時にかかるアイロニーでもあるが、実はこの概念の根本的な実質内容を暗示している。イデオロギーは唯物史観によれば、社会の上部構造――意識――であると共に又虚偽意識なのである。この場合それは利害や好悪によって歪曲された意識を云い表わす。」(戸坂潤『日本イデオロギー論』強調部分はKanbun)英語:「ところで、何か特殊な用語の意味について思いをめぐらすには、それが巷で、どういう意味で使われているかを探ると、いつも得ることがある。(中略)たとえば、もしパブの会話のなかで、「おっと、それはちょっとイデオロギー的ではないか」と誰かが口走ったとしよう。そのひとは、いま相手が話したことを、たんなる虚偽として非難しようとしているのではあるまい。(中略)だいいち、もしそれだけのことだとしたら、なぜ最初から、それは嘘だといわないのか。(中略)ごくふつうの会話のなかでわたしが、あなたはイデオロギー的に話していると主張したとすれば、それは、あなたが、特定の問題に対して、問題の理解を歪めるような、先入主的な観念に凝り固まった発想しかできないということだ。」(T・イーグルトン『イデオロギーとは何か』強調部分はKanbun)参考:国語辞典における定義 ⇒イデオロギーイデオローグなお広辞苑は普段使わないので手許になく調べてませんが、手許にある講談社の日本語大辞典はイデオロギーについての同様の定義とともに、イデオローグの定義として「1)口だけで実行のともなわない人。空論家。2)(とくに左翼に言う)理論的指導者」をあげています。--Kanbun 2006年2月23日 (木) 17:00 (UTC)[返信]もちろん以上の二つの引用が学術用語であるイデオロギーの意味内容を言っているのではなく、日常会話レベルでの語法を語っているのは了解いただけると思われます。--Kanbun 2006年2月23日 (木) 17:07 (UTC)[返信]もしリンク元の記事で政治的な主義主張という意味で中立的に表現したいのであれば、その記事で「イデオロギー」と記述されている箇所を「政治理念」であるとか「政治的主張」などに置き換えられるとよろしいかと思います。


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