ノースカロライナ
基本情報
建造所ブルックリン海軍工廠[1]
運用者 アメリカ海軍
愛称ショウボート (Showboat)[2];
USO ノースカロライナ
艦歴
発注1937年8月1日
起工1937年10月27日
進水1940年6月13日
就役1941年4月9日
退役1947年6月27日
除籍1960年6月1日
除籍後1962年4月29日よりノースカロライナ州ウィルミントンで博物館船として公開
要目
基準排水量36,600 トン
満載排水量44,800 トン
全長222.11 m
最大幅33.03 m
吃水9.64 m
主缶バブコック・アンド・ウィルコックス式重油専焼水管缶×8基
主機GE式ギアード・タービン×4基
出力121,000 hp (90,000 KW)
推進器スクリュープロペラ4軸
最大速力28ノット (52 km/h)
航続距離17,400 海里 (32,320 km) /15ノット
乗員士官・兵員:1,880名
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45口径40.6cm砲
ノースカロライナ (USS North Carolina, BB-55) は[3]、アメリカ海軍の戦艦[4][5]。ノースカロライナ級戦艦のネームシップ[注釈 1]。艦名はノースカロライナ州に因む。その名を持つ艦としては3隻目にあたる[注釈 2][注釈 3]。姉妹艦は「ワシントン (USS Washington, BB-56) 」[注釈 4][注釈 5]。 ノースカロライナ級戦艦は、大和型戦艦と同世代艦である[11]。第二次世界大戦開戦前、ロンドン海軍軍縮条約が解かれることに伴い[12]、アメリカ海軍は新世代戦艦の建造を決定した[13][14]。コロラド級戦艦より十数年振りの新規戦艦である[15]。当時のヨーロッパでは、ドイツ海軍のドイッチュラント級装甲艦(通称ポケット戦艦
概要
1930年代中盤のアメリカ海軍は、口径16インチ(40.6cm)以上の砲を搭載禁止とする第二次ロンドン条約の締結を見越して新世代の条約型戦艦を検討した[20]。基準排水量35,000トンの船体に、14インチ(35.6cm)砲12門(四連装砲塔3基)を搭載する予定だった[21][22]。だが大日本帝国が締結を拒否し、軍縮条約から脱退してしまう[23][24]。列強各国は日本海軍の新型戦艦(大和型戦艦)について[21]、16インチ砲8門から9門搭載、基準排水量45,000トンの高速戦艦と推測した[25][6]。大和型戦艦や、15インチ砲を装備したヨーロッパの新世代戦艦に対抗するため[21]、本級も主砲を急遽16インチ砲に変更した[26]。