ノースカロライナ・ターヒールズ
North Carolina Tar Heels
大学ノースカロライナ大学チャペルヒル校
カンファレンスアトランティック・コースト・カンファレンス
NCAAディビジョンI
ノースカロライナ・ターヒールズ(英語: North Carolina Tar Heels)は、アメリカ合衆国・ノースカロライナ州チャペルヒルに本部をおくノースカロライナ大学チャペルヒル校の学生スポーツチームである。NCAAのディビジョンI、ACCに所属しており、UNCシステムの中で最古の大学チームを誇る。愛称はUNCまたは単にヒールズとも呼ばれ[1]、女子競技部はレディ・ターヒールズとも呼ばれる。
同チームのマスコットは、ドーセットラム(英語版)をモチーフにしたラメセス(英語版)である。
カロライナはこれまでに、7つのスポーツで46個のNCAAディビジョンIチームのナショナル・チャンピオンを獲得しており、この記録は全米大学の中で歴代8位である。また個人では、52個のナショナル・チャンピオンを獲得している。 男子スポーツ女子スポーツ
大学スポーツ
野球バスケットボール
バスケットボールクロスカントリー
クロスカントリーフェンシング
フェンシングフィールドホッケー
フットボールゴルフ
ゴルフ体操
ラクロスラクロス
サッカーボート競技
水泳&飛び込みサッカー
テニスソフトボール
陸上競技†水泳&飛び込み
レスリングテニス
陸上競技†
バレーボール
† ? 陸上競技は、屋内と屋外両方が含まれる。
男子バスケットボール詳細は「ノースカロライナ・ターヒールズ男子バスケットボール (英語版)」を参照ターヒールズOBのジェームズ・ウォージー、マイケル・ジョーダン、ディーン・スミスHC
ヘッドコーチ: ヒューバート・デイビス
アリーナ: ディーン・E・スミス・センター
サザン・カンファレンス・チャンピオン: 13回 (トーナメント: 1922年, 1924年 (無敗), 1925年, 1926年, 1935年, 1936年, 1940年, 1945年; レギュラーシーズン: 1935年, 1938年, 1941年, 1944年, 1946年)
ACCチャンピオン: 48回 (トーナメント: 1957年 (無敗), 1967年, 1968年, 1969年, 1972年, 1975年, 1977年, 1979年, 1981年, 1982年, 1989年, 1991年, 1994年, 1997年, 1998年, 2007年, 2008年, 2016年; レギュラーシーズン: 1956年, 1957年 (無敗), 1959年, 1960年, 1961年, 1967年, 1968年, 1969年, 1971年, 1972年, 1976年, 1977年, 1978年, 1979年, 1982年, 1983年, 1984年, 1985年, 1987年, 1988年, 1993年, 1995年, 2001年, 2005年, 2007年, 2008年, 2009年, 2011年, 2012年, 2016年, 2017年)
NCAAナショナル・チャンピオン: 6回 (1957 (無敗), 1982年 , 1993年, 2005年, 2009年, 2017年)
ファイナル・フォー出場: 20回 (1946年, 1957年, 1967年, 1968年, 1969年, 1972年, 1977年, 1981年, 1982年, 1991年, 1993年, 1995年, 1997年, 1998年, 2000年, 2005年, 2008年, 2009年, 2016年, 2017年)
ベストファイナルランキング: No. 1 (AP通信: 1957年, 1982年, 1984年, 1994年, 1998年, 2008年, 2009年; コーチ: 1957年, 1982年, 1984年, 1993年, 2005年, 2009年, 2017年)
全米年間最優秀選手賞: 8人 (ジャック・コブ 1923?26, ジョージ・グラマック 1938?41, レニー・ローゼンブルース 1954?57, フィル・フォード 1974?78, ジェームズ・ウォージー 1979?82, マイケル・ジョーダン 1981?1984, アントワン・ジェイミソン 1995?98, タイラー・ハンズブロー 2005?09)
ノースカロライナ大学は、全米トップクラスのバスケットボールプログラムとして長い間成功を収め、カレッジ・バスケットボール界における強豪校である。これまでに6回のNCAAトーナメントを制覇しており、1923-24シーズンはヘルムズ財団(英語版)とプレモ=ポレッタ・パワー世論調査(英語版)によって遡及的に優勝が授与されている。
同校は1957年にフランク・マクガイア(英語版)ヘッドコーチのもと、初めてNCAAチャンピオンに輝いた。マクガイアが去った後、名将ディーン・スミスが同チームをカレッジ・バスケットボールの強豪校として確立させた。ターヒールズでの31年間でスミスは男子カレッジ・バスケットボールのヘッドコーチとして最多勝利記録を樹立し (この記録は2007年にボブ・ナイト(英語版)によって破られた) 、彼の指揮の下、同チームは2度の全米選手権を制し、数多くの優秀な選手を輩出した。また、スミスは4コーナーオフェンスを考案したことでも知られている。直近ではスミスのアシスタントコーチだったロイ・ウィリアムズ(英語版) の指揮の下で3回のNCAAチャンピオン(2005年、2009年、2017年)を制覇している。2008年の男子バスケットボール選手、ウェイン・エリントン、ダニー・グリーン、タイラー・ハンズブロー、タイ・ローソン、デオン・トンプソン(英語版)ら。
2009年のターヒールズはオクラホマ大学スーナーズやゴンザガ大学ブルドッグスなどの名だたる有名校を圧倒し、全米バスケットボールトーナメント決勝に駒を進めた。2009年4月6日の決勝戦では同じくバスケットボールの強豪として名をはせるミシガン州立大学スパルタンズと対戦。ルイビル大学、コネチカット大学などの優勝候補を次々に沈め波に乗っていたスパルタンズをオフェンス・ディフェンスの両面で完勝し、全米バスケットボール決勝戦の歴史上でも稀に見る大差で全米優勝をはたした。このときの主力メンバーの一人であるダニー・グリーンは、2014年、2019年、2020年にNBAチャンピオンとなり、この優勝により、マイケル・ジョーダン、ジェームズ・ウォージーと同じくNCAAおよびNBAでチャンピオンとなったカロライナ出身選手の仲間入りを果たした。
ウィリアムズは2020年に恩師スミスの通算勝利数を抜き、前任のカンザス大学ジェイホークスのヘッドコーチ時代を含む903勝に到達した。2021年4月にウィリアムズは引退を表明し、後任にアシスタントコーチのヒューバート・デイビスが就任した。デイビスはスミスHC率いるターヒールズの元選手であり、卒業後はNBA選手として長い間プレーし[2]、現役引退後はESPNのアナリストとして数年間務めていた。また、UNC男子バスケットボールチームの長い歴史で初のアフリカ系アメリカ人ヘッドコーチとなった。 同じアトランティック・コースト・カンファレンスに所属する強豪デューク大学ブルーデビルズとは、カレッジ・フットボールにおける熾烈なライバル関係のミシガン大学ウルヴァリンズとオハイオ州立大学バックアイズのカレッジ・バスケットボール版にあたる最も有名なライバル関係とされており、両校が全米トップレベルでしのぎを削っている。
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