ノーウォーク
市
Norwalk
ノーウォーク市役所
標語: E Pluribus Unum(ラテン語、多くの中の一つ)
フェアフィールド郡内の位置
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯41度05分38秒 西経73度25分11秒 / 北緯41.09389度 西経73.41972度 / 41.09389; -73.41972
ノーウォーク(英: Norwalk)は、アメリカ合衆国コネチカット州のフェアフィールド郡にある都市。人口は9万1184人(2020年)であり、郡内では第3位の都市である。ニューヨーク都市圏に含まれる。
「ノーウォーク」という名前は当初 "Norwaukee" という綴りであり、その由来は不明である。アルゴンキン語の「土地の地点」を意味する noyank から派生した可能性がある。インディアンの酋長の名前と考えられる Naramauke から変化した可能性もある[2]。
昔から牡蠣の養殖がノーウォークの重要な産業であり、「オイスター・タウン」という綽名もあった。毎年9月に牡蠣祭を開催している。 1640年、ロジャー・ルドロウがノーウォークの土地を購入した。最初に購入した範囲にはノーウォーク川とソーガタック川の間、海岸から「1日の歩行」範囲が含まれていた。1651年9月11日には町として認証された[3]。 アメリカに伝わる『ヤンキードゥードゥル』の歌の発生にはノーウォークが関わっていた。フレンチ・インディアン戦争の時、トマス・フィッチ大佐が率いたノーウォーク出身の連隊がニューヨーク州クレイロ砦に到着した。イギリス軍の連隊が、制服に鶏の羽を付けただけのみすぼらしいコネチカットの部隊を冷笑し始めた。イギリス軍軍曹のリチャード・シャックバーグが、当時広まっていた子守唄「ラッキー・ロケット」に言葉を付け加えた。すなわち「帽子に羽を刺してそれをマカロニと呼んだ」というものであり、マカロニは当時めかしたダンディを意味するロンドンの俗語だった。 1776年、アメリカのスパイだったネイサン・ヘイルがノーウォークから船で情報収集任務に出発したが、イギリス軍に捕まって処刑された。 ウィリアム・トライアン将軍の指揮するイギリス軍が1779年7月10日にノーウォークに到着し、町をほとんど完璧に破壊した。僅か6軒の家屋のみが助かった。アメリカ独立戦争後、多くの住人はその損失に対する補償として、コネチカット西部保留地に無償の土地払下げを受けた。そこは現在オハイオ州にあり、町はオハイオ州ノーウォークとなっている。 1849年、ノーウォークを通るニューヨーク・アンド・ニューヘイブン鉄道が運行を始めた。1852年、ダンベリー・アンドノーウォーク鉄道がノーウォークとダンベリーを繋いだ。どちらの鉄道もその後にニューヨーク・ニューヘイブン・アンド・ハートフォード鉄道の一部となった。1853年、列車がノーウォーク川に飛び込むという、国内でも最初期の大きな鉄道橋事故が起こった。46人が死亡し、約30人が負傷した。 ノーウォークでの牡蠣養殖は19世紀後半から20世紀初めに最盛期を迎えた。1880年までに世界最大の蒸気船の牡蠣船隊があった。 ノーウォークは1836年にボロとして再度法人化され、さらに1893年に市になり、1913年には町と統合された。このことで市章には1913年の表示が入っている。 1970年代半ば、市政府と幾つかの地方組織が南ノーウォーク事業地区の再生化を試み、成功させた。その一部として、ノーウォーク海洋水族館が設立された。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は36.3平方マイル (94 km2)であり、このうち陸地22.8平方マイル (59 km2)、水域は13.5平方マイル (35 km2)で水域率は37.42%である ノーウォークは24の地区で構成されている。 ノーウォークの東はウェストポート、北はウィルトン、北西はニューケイナン、西はダリーンの各町に接し、南はロングアイランド湾である。 ノーウォークはコネチカット州の海岸部にある他の町と同様に、北は寒い湿潤大陸性気候(ケッペンの気候区分 "Dfa")、南はより温暖な温帯湿潤気候(同 "Cfa")の間の幅広い遷移地帯にある。コネチカット州海岸部、ニューヨーク市ロングアイランド、ニュージャージー州北部はこれら2つの気候区分の境界線上にある。 暖かい季節は5月下旬から10月中旬である。暖かく湿度が高いことの多い気象は、最高気温が80°F (27 ℃)台、最低気温が60°F (16 ℃)台であるのが普通である。暑い月(6月から8月)は夕方に雷雨が多いが、概して日照が多い。冷涼あるいは寒冷な季節は11月下旬から3月半ばであり、最高気温は40°F (4 ℃)近く、最低気温は20°F (-7 ℃)台後半である。冬の気象は海岸部に沿って夏よりも変わりやすく、最高気温が50°F (10 ℃)台前半の晴れた日もあれば、寒くて風の強い日もあり、時として雪が降る。コネチカット海岸部の大半や隣のロングアイランドと同様に、冬の降水は雨、もしくは雨と湿った雪の混合である。年間平均して約30インチ (76 cm) の降雪があり(ブリッジポートのデータ)、コネチカット州内陸部やニューヨーク州南部の値の約半分である。例えばハートフォードでは45インチ (114 cm)、オールバニでは61インチ (155 cm) の降雪がある。 稀にではあるが熱帯性サイクロン(ハリケーンや熱帯低気圧)がコネチカットとノーウォーク地域を襲うことがあった。1903年、1938年、1944年、1954年、1960年、1985年にはハリケーンがコネチカット海岸に上陸した。2011年の熱帯低気圧アイリーンもコネチカット海岸にそこそこの被害を与え、2012年のハリケーン・サンディはニュージャージー州で上陸した後に被害を及ぼした。 コネチカット海岸部は幅広い遷移地域にあるので、いわゆる「亜熱帯指標」の植物や広葉常緑樹が栽培できる。例えばミナミモクレン、ハリヤシ、シュロ、テーダマツ、サルスベリが民間や公共の庭園で育てられている。国立測候所の30年間データに拠れば、年間平均94日の氷点下以下の日があり、メリーランド州ボルチモアや、ニューメキシコ州アルバカーキとほぼ同じである。
歴史
地理
地区1847年の地図
ブロードリバー
ブルックサイド
中央ノーウォーク/中心街/ミッドタウン
東ノーウォーク
西ノーウォーク
クランべりー
シルバーマイン
スプリングヒル
ウルフピット
ウォールストリート
ウィニポーク
ウィルソンポイント
ウッドワード
リード・パットナム
ハーバービュー
ホスピタルヒル
ウッズポンド
ザ・グリーン
ウェストメイン
ウェストロックス
メインアベニュー
ローウェイトン
南ノーウォーク
ノーウォークアイランズ
ハーバービュー
ビレッジクリーク
ショアフロントパーク
隣接する町
気候
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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