ノンタン
アニメ:ノンタンといっしょ
原作キヨノサチコ
シリーズ構成寺田憲史
キャラクターデザイン二宮常雄
音楽本間勇輔
アニメーション制作スタジオぴえろ
製作フジテレビ・スタジオぴえろ・読売広告社
放送局フジテレビほか
放送期間1992年10月5日 - 1994年3月18日
話数全263話+未放映2話
アニメ:げんき げんき ノンタン
原作キヨノサチコ
監督香川豊
音楽佐橋俊彦
アニメーション制作ポリゴン・ピクチュアズ
製作伊藤忠商事、ポリゴン・ピクチュアズ、
コロムビアミュージックエンタテインメント
放送局キッズステーション
放送期間2002年11月4日 - 2012年4月4日
話数全35話+SP1話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ
『ノンタン』(Nontan)は、キヨノサチコ作絵の絵本のシリーズ、及び同シリーズの主人公。比較的太めの波打つような描線で描かれた素朴な絵柄が特徴。シリーズ開始当初は大友康匠との共作としていたが、後述の理由により後にキヨノサチコの単独名義になった。2020年12月時点でシリーズ累計発行部数は3360万部を記録している[1]。 元気な猫の男の子ノンタンを主人公とした絵本のシリーズで、1976年に最初の絵本『ノンタンぶらんこのせて』が刊行。その後、絵本はもちろんのこと、CD、テレビアニメ、キャラクター商品などでも人気を博している。 当初、キヨノと大友康匠は偕成社に、白い子ギツネを主人公とした『あかんべきつね』(後の『あかんべノンタン』の原型)を持ち込んだ。その後、編集者からの提案により主人公がネコに、書名も『あかんべどらくん』に変更された。しかし『どらくん』という言葉が子供に発音しづらいということで最終的には『ノンタン』に決定された。なお「ノンタン」とはその編集者の娘の友達のあだ名を戴いたものである[2][3]。また、初期の原画では一見開きの中で画面が分割されていたが、編集者からのアドバイスにより画面構成を描き直している[2]。 刊行された第1作は『ノンタンぶらんこのせて』であり、『あかんべノンタン』は第3作として出版された。1976年当時の絵本事情から、「あかんべ」といういたずら行為が、絵本を購入する母親から拒絶されることを危惧したためである[4]。 ノンタン、タータンを除いたほぼすべてのキャラクターに「必要性を感じなかった」という理由で名前がついていない[5]。 キャラクターの呼び名は、原作絵本版を基準に記載する。アニメ『ノンタンといっしょ』では一部のキャラクターの呼び名が異なる(後述)。 なお、絵本には登場していないが、ノンタンの父・母・祖母・祖父も設定としては存在しており、絵本にも登場させる構想があった[9]。 偕成社から、『ノンタンぶらんこのせて』『ノンタンおやすみなさい』を皮切りに、数十冊が刊行されている。 1976年8月に刊行された『ノンタンぶらんこのせて ? ノンタンあそぼうよ (1)』から1982年9月刊行の『ノンタンボールまてまてまて ? ノンタンあそぼうよ (10)』までは作者は「おおともやすおみ」のみだったが、後に「おおともやすおみ」と「おおともさちこ」の連名となっている。以降の作品に関しては作者はキヨノサチコのみとなっている。 現在出版社から入手することのできる下記の作品は、すべて「作・絵:キヨノサチコ」と表記されている。 17cm×16cm、0, 1歳から、1987年8月 - 1989年12月発売 19cm x 16cm、3, 4歳から、1976年8月 - 2016年9月発売
来歴
キャラクター
メインキャラクター
ノンタン
主人公たる白猫の男の子。やんちゃでわんぱくで元気いっぱいであるが、ちょっぴり気弱なところもある。いたずら大好き、遊ぶの大好きであり、色々なものに興味を持つ。わがままであるが、本当はやさしい友達思いである。宝物は赤い自動車と赤いギター。屋根に旗のついた家で一人暮らしをしているが、タータンが登場してからはタータンと二人暮らしである。年齢は作品によって異なり、一定しない[6]。『ノンタンのたんじょうび』では4歳。アニメ版ではいたずら好きな性格が強調されており、悪ふざけがすぎることもあるが、最後はいたずらをやり返されるパターンが多い。ただし、間違いがあればちゃんと謝罪するなど根っからの悪ガキではない。
ぶたさん
子豚の男の子でノンタンのライバル。好きな食べ物はりんご。たぶん、5歳。アニメ版では気の強い部分があまり見られず、泣き虫な性格が強調されている。また、食べ物に目がなくりんごの他にケーキなどの食べ物関連のエピソードも多い。
うさぎさん
ピンク色をした三つ子のウサギ。1人は男の子で2人は女の子だが外見では見分けがつかない。片耳折れが男の子。優しくてお茶目で怖がり。3匹とも、6歳。アニメ版では片耳が折れているのも含めて全員女の子という設定。声優は3人とも横山だが、それぞれ声質を変えて演じている。CG版ではそれぞれ個別の声優が担当しており、横山は1人のみ続投した。
たぬきさん
メンバーの中で一番の泣き虫で、いつもは非常に明るいタヌキの男の子。空や海を眺めるのが好き。歌は好きだが、かなり音痴。3歳。アニメ版では泣き虫な性格はあまり見られず、おっちょこちょいで気の強い性格が強調されている。また、いつも手持ち用の青いマイクロフォンを持っている。
くまさん
みんなが困ったときに助けてくれるリーダー的存在だが、普段は非常におとなしい。一番の力持ち。本と昼寝と魚が好き。8歳。アニメ版ではのんびりとした性格が強調されており、読書と昼寝をするシーンがかなり多い。また、メンバーの中で料理がうまい。
タータン
ノンタンの妹で青いリボンがトレードマーク。いたずらとおにいちゃんが大好き。小さいせいかひげが短く、右は3本、左は2本しか生えていない。2001年出版の『ノンタンいもうといいな』で初登場。名前はキヨノの息子が姉を呼んでいたあだ名に由来する。実際と絵本とで上下関係が逆になっているのは、絵本を描くときに、キヨノが息子の方が年上と勘違いしていたため[7]。絵本の中では説明されていないが実は耳が聞こえない[8]。アニメ版では未登場だが、CG版では登場している。
はちさん
ノンタンたちのそばを見守るように飛び回るハチ。言葉を喋ることはないが、意思の疎通はできる模様。
くま先生
クマの医者。ノンタンたちが病気やけがをした時いつも治療してくれる優しい先生。原作では出番は少ないが、アニメ版では出番が増えている。
サブキャラクター
おひさま
赤い太陽。ぽかぽかいい天気に現れる。年齢はノンタンたちから見ると大人。優しくていつもノンタンたちを見守っている。ノンタンにいたずらされることもあるが、反撃することもある。
おつきさま
三日月。夜の空に現れる。ノンタンたちと遊んだこともあるが、寝ぼけたノンタンにバナナと間違われて噛み付かれた時は痛がっていた。
小鳥さん
赤い小さな小鳥。ノンタンたちと仲良し。基本的に話さない。アニメ版では青い小鳥の「ピーちゃん」が登場。こちらは話すことができる。
石
大きな石。道の真ん中で寝ており、ノンタンたちを通せんぼしていたが怖い話が苦手。
ほめほめおじさん
相手を褒めるお世辞上手なおじさん。最初はノンタン達も騙されていたが、最終的にはうさぎさんも騙されている。
アニメ版オリジナルキャラクター
りすくん
テレビアニメ『ノンタンといっしょ』のエピソード「いたずらりすくん」で登場。タイトル通り悪戯好きの模様。父と母と姉と赤ん坊の弟がいる。くまくんの家に突然現れ、くまくんが作った焼き立てパンを家族に食べせるためにパンを笑顔で盗んだが、くまくんにすぐにばれ、ノンタンの家に逃げ込み、ノンタンの家に置いてあった鞄の中に隠れたが、その鞄はノンタンがたぬきくんから借りた鞄でノンタンがたぬきくんに鞄を返し、たぬきくんが家に着いたら、隙を見て逃げ出そうとしたが、今度はうさぎさんが「たぬきくんの鞄を借りたい」と言い出し、逃げる機会を失い、仕方なく再び鞄の中に隠れる羽目になってしまう。そして、鞄がうさぎさんに渡った際にうさぎさんがぶたくんに林檎を届けるために大量の林檎を入れられた際は、林檎に潰される不幸な目に遭った。そして、鞄がぶたくんに渡った際は林檎と共に危うくぶたくんの手に掴まれそうになったが、なんとか事無きを得る。しかし、その直後にぶたくんがうさぎさんからもらった林檎をくまくんにお裾分けするためにくまくん家に鞄ごと林檎を届けてしまい、りすくんはくまくん家に逆戻りしてしまう。そして、くまくんが鞄の中の林檎を取ろうとした際は慌てて逃げ出そうとしたが、りすくんの尻尾を林檎と誤解されて掴まれてしまい、りすくんは盗んだパンを手放したくない一心で咄嗟にパンを掴み、頭の中で食料が無くて悲しむ家族と泣き出す自分を想像した。そしてついにくまくんに見つかり、盗んだパンを取り返されると思われたが、くまくんはりすくんを許し、りすくんはそのことに喜び、くまくんに頭を下げて笑顔で帰っていった。しかし、そのパンはうさぎさんがぶたくんに林檎を届ける際に大量の林檎を鞄の中に入れられたために結構くしゃくしゃになっていたが、りすくんは気にしなかった。
絵本
赤ちゃん版・ノンタン
ノンタン にんにん にこにこ
ノンタン もぐ もぐ もぐ
ノンタン おしっこ しーしー
ノンタン あそびましょ
ノンタン いない いなーい
ノンタン じどうしゃ ぶっぶー
ノンタン おはよう
ノンタン はみがき はーみー
ノンタン はっくしょん!
ノンタンあそぼうよ
ノンタン ぶらんこのせて
ノンタン おやすみなさい
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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