ノルウェー系アメリカ人Norwegian American
Norskamerikanere
クリスチャン・アンフィンセン、プリシラ・プレスリー、ランス・ヘンリクセン、ベック、ミシェル・バックマン、C・R・ヘイゲン
ノルウェー系アメリカ人(英語: Norwegian American、ノルウェー語: norskamerikanere)は、ノルウェー人を祖先に持つアメリカ人を指す。アメリカ合衆国が行った直近の国勢調査によると450万人以上を数え、そのほとんどは上中西部に居住。現在、アメリカ国内のノルウェー系アメリカ人の人口と、ノルウェー本国の人口はほぼ同数とされている[2]。 グリーンランドおよびアイスランド出身のノース人は、北アメリカ大陸に初めて到達したヨーロッパ人である。1000年頃、レイフ・エリクソンがグリーンランドに定住しており、その後グリーンランド出身の入植者がヴィンランドのランス・オ・メドー(現在のカナダ、ニューファンドランド・ラブラドール州北西端[3])に入植した[4]。なお、現地民との衝突やノース人同士での諍いが絶えなかったため、こうした植民は永続的な入植には至っていない。ノルウェー系移民100周年を祝う、ヴァイキング船をあしらったアメリカ合衆国の郵便切手クレンク・ピアソン 17世紀前半に、ニューアムステルダム(1664年以降ニューヨーク)にノルウェー人が定住する。ベルゲン出身のハンス・ハンセン・ベルゲン
アメリカ合衆国におけるノルウェー人
歴史
ヴァイキング時代の探検
植民地への定住
1664年にイギリスが掌握するまで、マンハッタン地区には約60名が入植しているが、ノルウェー人が何名ニューネーデルランド(ハドソン川上流、現在のオルバニー)に定住したかは不明。オランダ(就中アムステルダム及びホールン)は17世紀、ノルウェーの沿岸部において木材貿易を積極的に展開しており、アムステルダムに移住したノルウェー人は多い。
その中には決して数は多くないものの、オランダ植民地に定住した者もいる。また、18世紀前半にペンシルベニア州、同世紀後半にはニューヨーク州北部に定住した例もある。
組織的移住レストレーション号をあしらった、アメリカ合衆国のノルウェー系移民100周年記念切手レストレーション号のレプリカント(ノルウェー・フィネイにて)
北米への組織的な移住は1825年に始まっており、ノルウェー人52名[2] がクレンク・ピアソン指導の下、スループ、レストーレーション号に乗ってスタヴァンゲルから同地に向けて出航。