ノルウェー沿岸警備隊(ノルウェーえんがんけいびたい Kystvakten 英:Royal Norwegian Coast Guard)はノルウェーにおける沿岸警備隊組織。ノルウェー海軍の傘下にあり、漁業保護などを主目的とする。1977年4月1日に設立された。 200海里の排他的経済水域の問題から、ノルウェー海の漁業権の保護・監視をおこなう必要が生じた。そのために、1977年にノルウェー海軍から分離し、沿岸警備隊が組織された。任務としては漁業権保護が中心であり、その他に環境汚染の監視や救難業務などをおこなっている[1]。戦時には海軍と協力し軍事任務を遂行する。 所属船舶は21隻であり、ヘリコプターは6機保有している。ノルウェー空軍のP-3N哨戒機2機が沿岸警備隊の支援に割り振られている[2]。人員は約800名、司令部はオスロにあり、管轄区域は北緯65度を境に、北部地区と南部地区に2つに分けて業務を遂行している。哨戒艦艇は北洋での行動があるため、ノルトカップ級など対氷性を持つものも保有している。
概要
沿岸警備隊の艦艇オーレスン Alesund
北部沿岸警備隊
ハーシュタ Harstad
スヴァールバル Svalbard
アンデネス Andenes
ノールカップ Nordkapp
センジャ Senja
チーフテン
シュタルバス Stalbas
ファーム Farm
ヘイムダル Heimdal
トール Tor
南部沿岸警備隊
レイクヴィン Leikvin
オーレスン Alesund
ノルン Nornen
ニョルズ Njord
計画中の艦艇
5隻のノルン級警備艦が発注され、3隻が受領された。
バレンツシャフ級 - 3隻の新型のハイブリッド式ディーゼル-LNG艦艇
脚注^ “Lov om Kystvakten (kystvaktloven) - Kapittel 3. Kystvaktens oppgaver - Lovdata”. lovdata.no. 2024年4月9日閲覧。
^ globalsecurity.org. “ ⇒Luftforsvaret / Royal Norwegian Air Force - Order of Battle”. 2011年5月17日閲覧。
外部リンク
⇒公式サイト
⇒公式サイト(英語)
⇒日本財団による報告
⇒ノルウェー沿岸警備隊 (英語)
⇒Defenseindustrydaily: ノルウェーの新しい警備艦艇