ノルウェーの国旗
使用市民旗 ?
比率8:11
採用1821年7月13日(1898年)
デザイン赤地に白の縁取りがなされた青のスカンディナヴィア十字
デザイナーフレドリック・メルツァー
ノルウェーの国旗 (ノルウェー語 (ブークモール): Norges flagg、ノルウェー語 (ニーノシュク): Norske flagget)は、赤地に白の縁取りがなされたインディゴブルーのスカンディナヴィア十字が描かれた旗。 最初期のノルウェーの旗がどのようなものであったか、確かなものはない。それは、古代ノルウェーにおいて、"国"が旗を掲げることがなかったためである。ただし、特に戦争において王や君主は旗を掲げていた。オーラヴ2世は、Battle of Nesjar
歴史
この旗は、ノルウェーの国章を基に作成され、元々はノルウェーの君主のみが使用するための旗であった[注釈 1]。その後、17世紀から18世紀に段階的に使用を取りやめるまで、ノルウェーの船舶や要塞でも掲げられるようになった。もっとも初期にこの旗が描かれたのは、1318年のインゲビョルグ公爵夫人の印章で用いられている。1500年頃、船舶の国籍を特定するために、船舶の所属する国の旗を掲げるようになった。赤地に金色の獅子と銀のほこやりが描かれた旗は、1669年から1670年頃からデンマークの旗本でノルウェーの旗として描かれるようになった[1]。遅くとも1698年には、獅子が用いられた旗は、アーケシュフース城で掲げられていた。この"ノルウェーの獅子"が、1641年には全ノルウェー連隊で軍旗として使用されるようになった。1748年になると、デンマークの国旗が唯一の適法な商船旗であるとされた。
16世紀頃から1814年まで、ノルウェーは同君連合を組んだデンマーク(デンマーク=ノルウェー)と同じ国旗を用いるようになった。1814年にノルウェーが独立すると、ノルウェーはデンマークの国旗のカントンの部分に"ノルウェーの獅子"が描かれた旗を国旗として採用した。この旗は、国旗としては1815年まで、商船旗としては1821年まで使用された。1814年終わりごろに、ノルウェーは隣国スウェーデンとの同君連合を組む(スウェーデン=ノルウェー)。そして1815年3月7日、同君連合の軍旗として、元々のスウェーデン軍旗のカントンの部分に、赤地に白のサルタイアーが追加して描かれたものが採用された。