ノラガミ_ARAGOTO
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ノラガミ


ジャンルファンタジーバトル
漫画
作者あだちとか
出版社講談社
掲載誌月刊少年マガジン
発表期間2011年1月号 - 2024年2月号
巻数全27巻
話数全109話
アニメ:ノラガミ(第1期)
ノラガミ ARAGOTO(第2期)
原作あだちとか
監督タムラコータロー
シリーズ構成赤尾でこ
脚本赤尾でこ、福田裕子、和場明子
キャラクターデザイン川元利浩
音楽岩崎琢(第1・2期)
小西香葉・近藤由紀夫(第2期)
ELECTROCUTICA(第2期)
アニメーション制作ボンズ
製作ノラガミ製作委員会(第1期)
OAD/ノラガミ製作委員会(OAD)
「ノラガミ ARAGOTO」
製作委員会(第2期)
放送局TOKYO MXほか
放送期間第1期:2014年1月5日 - 3月23日
第2期:2015年10月3日 - 12月30日
話数第1期:全12話 + OAD2話
第2期:全13話 + OAD2話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ノラガミ』は、あだちとかによる日本漫画講談社『月刊少年マガジン』2011年1月号から2024年2月号まで連載された[1][2]

祀る社を持たない“野良神[注 1]”である無名の武神夜トを主人公に、彼や周囲の人々(神々)を巡る戦いを描いたバトル漫画。主人公を含む日本の神とそれを取り巻く環境を題材に描いた現代和風ファンタジーバトルであり、2014年と2015年にはアニメ化されている。2024年2月時点で全世界累計発行部数は800万部を記録している[3]
あらすじ

社を持たない無名の神夜ト(やと)は、たった5円の賽銭で水道管修理やらコンビニのアルバイトなどなんでも引き受けるデリバリーゴッドである。とある依頼を遂行中だった夜トは、不注意から中学生の少女・壱岐ひよりを交通事故に遭わせてしまう。ひよりは一命を取り留めたが、幽体離脱しやすい体質になってしまい、その体質改善のために夜トと関わるようになる。

彼岸の世界に関わるようになったひよりは、たびたび邪悪な妖に襲われるようになる。彼女を妖から救うため、夜トは武器として仕えてくれる「神器」に、わずか14歳で死んだ少年霊を見出す。夜トに「雪音」の名を与えられた少年は、優しく接してくれるひよりを慕う一方で、神らしからぬ振る舞いを見せる夜トに反発し、また、此岸への未練からやがて万引きなどの盗みを犯し始めるが、それらの行いは夜トの体に消えない穢れを植えつけていく。そして雪音の心の穢れは遂に、夜トの命を脅かし、雪音自身まで妖に変えかけるほどのものとなるが、「若くして落命した雪音に人として生きるチャンスを与えたい」と言う夜トの真意を知ると、雪音は激しい苦痛を伴う「禊」に耐えて心を清め、ようやく夜トを主として認めるのだった。

時を同じくして、最強の武神と謳われる七福神・毘沙門天が夜トの前に現れる。彼女は、かつて仕えていた神器たち「麻」の一族を皆殺しにした夜トを仇敵として付け狙っていた。「麻」の一族は、不浄を抱き主神を穢した犯人捜しが原因で互いへの疑心暗鬼に陥り、そのほとんどが妖化して毘沙門の命を脅かしたのだ。「麻」の一族唯一の生き残り・兆麻から依頼された夜トは、妖化した「麻」の一族を殺すことで毘沙門を救ったが、結果として彼女は強い罪悪感を抱くようになり、自らの負担を承知の上で無闇に死霊を召し上げ新たな神器「巴」の一族を増やし続けていた。しかし限度を超えた死霊の召し上げは、主神に顧みられない寂しい神器を増やす行為でもあり、神器の心に隙間を作っていることに毘沙門は気づいていない。

毘沙門の神器の一人・陸巴は、そんな彼女を代替わりさせるために夜トを利用しようと目論み、夜トの弱点であるひよりの霊体を高天原へ拉致する。肉体と霊体が引き離され、生命の危機に陥ったひよりを助けるため、夜トは高天原の毘沙門天の本拠地へ殴り込む。互いを誤解したまま夜トと毘沙門天は戦い始めるが、陸巴によって毘沙門天の神器たちが次々と妖化しはじめ、事態は混乱し、毘沙門天は再び落命しかける。そこへ監禁状態から脱出したひよりたちが駆けつけ、夜トと毘沙門天の誤解を解くと、夜トはひよりを連れて下界へ戻り、毘沙門天は陸巴と妖化した神器たちの始末を自らの手でつけ、夜トとの長い因縁に終止符を打った。

毘沙門との和解からしばらく経ち、ひよりから作ってもらった小さな社が天に認められたことで正式に神となった夜トだったが、真の術師たる夜トの父に捕えられ黄泉に向かった恵比寿を救いに行くこととなる。ひよりたちの尽力により黄泉からの帰還を果たしたものの、恵比寿が術者であると判断した天の軍勢により、恵比寿は討たれてしまった。代替わりした新たな恵比寿との会話に後押しされた夜トは野良との縁を切り、福の神として生きることを決意する。しかし本来、神と人の調和を保つ「間引く神」である夜トが福の神となることを良しとしない夜トの父と野良は、様々な策略を巡らせて夜トの周囲の人間を追い詰めていく。

一方、陸巴の背後にいたのが夜トの父である術師と知った毘沙門は、神器たちの本当の仇として独自に術師を討つ方法を探っていた。しかし術師が、神と神器のつながりにおいて最大の禁忌である「神の秘め事」を強制的に暴くことができると知った毘沙門は、自分の神器たちをこれ以上犠牲にしないために、かつて天に歯向かい封じられた古代の神器「祝(葬)」を解放するという禁忌を犯しながらも術師を討とうとする。その頃、年に一度、高天原で開かれる「神議」に参加していた夜トたちは、天に反逆した毘沙門を討つため挙兵した神々の軍勢から彼女を守ろうとする。雷神・タケミカヅチと対峙することとなった夜トは彼の猛攻に苦戦を強いられる。また、天に対して強い憎しみを抱く葬・七器は、毘沙門に聞く耳を持たずに神々に攻撃を始めてしまう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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