ノハナショウブ
Iris ensata var. spontanea
(2008年6月25日、福島県会津地方)
分類(APG III)
ノハナショウブ(野花菖蒲、Iris ensata または Iris ensata var. spontanea)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。園芸種であるハナショウブ(花菖蒲、I. e. var. ensata)の原種である。 花茎の高さは40cmから100cmになる。 葉は剣形で全縁。 花期は6月から7月で、赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入るのが特徴。アヤメには網目模様が入り、カキツバタには白色から淡黄色のすじが入る。 中国、朝鮮半島、日本(北海道、東北、四国、九州)に分布する。水辺や湿原、湿った草原に自生する。 1994年(平成6年)1月24日に発売され、2014年(平成26年)3月31日まで販売された420円普通切手の意匠となった[4][5][6]。 日本では以下が、天然記念物として国の文化財の指定を受けている。指定名称ではハナショウブとなっているが、すべて原種のノハナショウブの自生地である。
形態・生態
花
分布と生育環境
人間との関わり
国指定文化財
花輪堤ハナショウブ群落(岩手県花巻市)
斎宮のハナショウブ群落(三重県多気郡明和町)
栗野町ハナショウブ自生南限地帯(鹿児島県姶良郡湧水町)
注と出典[脚注の使い方]^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ ⇒Iris ensata Thunb.”. ⇒BG Plants 和名?学名インデックス(YList). 2015年11月26日閲覧。
^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ ⇒Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto”. ⇒BG Plants 和名?学名インデックス(YList). 2015年11月26日閲覧。
^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ ⇒Iris kaempferi Siebold ex Lemaire”. ⇒BG Plants 和名?学名インデックス(YList). 2015年11月26日閲覧。
^ “ ⇒普通切手、慶弔切手一覧”. 公益財団法人日本郵趣協会. 2014年4月1日閲覧。Archived
^ “新料額の普通切手及び郵便葉書等の発行等(2 販売を終了する普通切手・郵便葉書等の内容)