ノックスビル_(テネシー州)
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ノックスビル市
City of Knoxville

ノックスビルのスカイライン(1段目)、パトリックサリバンサロン(2段目左)、ネイランドスタジアム(2段目右)、ゲイストリート(3段目左)、 マーケットスクエア(3段目右)、テネシー大学(4段目)
行政
アメリカ合衆国
 テネシー州
 ノックス郡
ノックスビル市
市長Indya Kincannon

ノックスビル(Knoxville)はアメリカ合衆国テネシー州東部、アパラチア山脈の西麓のノックス郡(Knox County)に位置する工業都市である。人口は18万7603人(2019年推計)[1]。また、周辺都市を含めたノックスビル-モーリスタウン-セヴィエルヴィス広域都市圏人口は1,146,049人に上り、全米で52番目に大きな都市としても発展している[2]。ここはノックス郡の郡庁所在地[3]であり、テネシー州の中で3番目に大きな都市である。テネシー大学の本校がある。
歴史と産業[ソースを編集]

1786年に入植されたノックスビルは、テネシー州の都市の中ではナッシュビルに次ぎ2番目に古い歴史を持ち、市名は初代アメリカ合衆国陸軍長官ヘンリー・ノックスにちなむ。テネシー州が連邦に加盟した1796年から州都がマーフリーズボロに移転した1819年までは、同州の州都として機能した。繊維、タバコ、肉牛、木材、石炭大理石(実際にはオルドビス紀のホルストン層石灰岩である)などの集散地として発展したが、今日ではアパラチア山脈水源の水力を利用したアルミニウム製錬工業が盛んな都市として知られる。

現在のノックスビルにあたる地域に初めて居住した人類は紀元前1000年頃に気候の変動に従い五大湖地方から南下してきたウッドランド文化に属する狩猟民であった。その後巨大なマウンドが作られるようになり、テネシー大学のキャンパスにはこの時期に作られた墳丘墓がある[4]18世紀にノックスビル周辺に定住していた先住民はチェロキーのみであった。チェロキーはこの地域を「青い煙の地」という意味の「シャコマゲ」(Shacomage)と呼んでいた。1830年アンドリュー・ジャクソン大統領がインディアン移住法を調印し、この地域に居住していたチェロキーは全て追放された(詳しくは涙の道を参照)。


アパラチア山脈山麓に点在する工業都市発展の礎となったテネシー川流域開発公社(TVA)の本部がある。また、1982年にはノックスビル国際エネルギー博覧会が開催されたことで、全米にその名を知られるようになった。

テネシー大学の本校のある、学園都市でもある。1999年には、テネシー大学の女子バスケットボールチームレディー・ボルズの活躍から、女子バスケットボール殿堂が開館した。
地理[ソースを編集]テネシー大学のネイランド・スタジアムから見たノックスビル。右手に見えるのがテネシー川

ノックスビル市は.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度58分22秒 西経83度56分32秒 / 北緯35.97278度 西経83.94222度 / 35.97278; -83.94222に位置している。アパラチア山脈の麓に位置し、起伏の多い坂の町である。標高は270mで,ナッシュビル(172m)やメンフィス(102m)よりも高い[5]

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積254.1 km2 (98.1 平方マイル) である。このうち240.0 km2 (92.7 平方マイル) が陸地で14.1 km2 (5.4 平方マイル) が水面である。総面積の5.54%は水面となっている。

ノックスビル市の南東でフレンチ・ブロード川がホルストン川と合流し、テネシー川となって西へと流れる。
人口動静[ソースを編集]

2019年の推計[1]で、この都市は人口18万7603人、7万9579世帯が暮らしており、人口密度は703.3/km2 (1800.4/mi2) である。ノックスビル大都市統計地域の人口は86万9046人である。「en:List of metropolitan statistical areas」を参照

この都市の人種的な構成は白人75.25%、アフリカン・アメリカン17.55%、ネイティブ・アメリカン0.47%、アジア1.82%、太平洋諸島系0.08%、その他の人種1.82%、及び混血2.99%である。人口の5.7%はヒスパニックまたはラテン系である[6]


人口の19.1%が18歳未満で、67.7%が18歳から64歳、13.2%が65歳以上である。平均年齢は32.3歳である。女性100人に対し、90.0人が男性である。18歳以上の女性100人に対し、86.3人が18歳以上の男性である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は36,331 USドルである[7]。男性は29,070 USドルに対して女性は22,593 USドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入 (per capita income) は25,176 USドルである。人口の26.2%は貧困線以下である。
姉妹都市[ソースを編集]

高雄市中華民国

成都市中華人民共和国

ヘウムポーランド

室蘭市日本

ラリサギリシャ

参考文献[ソースを編集]^ a b “U.S. Census Bureau QuickFacts: Knoxville city, Tennessee” (英語). www.census.gov. 2020年7月7日閲覧。
^ Bureau, US Census. “Metropolitan and Micropolitan Statistical Areas Totals: 2010-2019” (英語). The United States Census Bureau. 2020年7月7日閲覧。
^Find a County, National Association of Counties, ⇒http://www.naco.org/Counties/Pages/FindACounty.aspx 2011年6月7日閲覧。 
^ウッドランド期のテネシー州
^ Campbell, Chuck. “5 nerdy things you don't know about Knoxville” (英語). Knoxville News Sentinel. 2020年7月7日閲覧。
^ “U.S. Census Bureau QuickFacts: Knoxville city, Tennessee” (英語). www.census.gov. 2020年7月7日閲覧。
^ “Knoxville, TN 。Data USA” (canon). datausa.io. 2020年7月7日閲覧。

外部リンク[ソースを編集].mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ノックスビル (テネシー州)に関連するカテゴリがあります。


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