ノイバラ
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ゲーテの詩及びそれに付された歌曲については「野ばら」をご覧ください。

イタリアの都市については「ノヴァーラ」をご覧ください。

サッカークラブについては「ノヴァーラ・カルチョ」をご覧ください。

ノイバラ(クロンキスト体系
ノイバラ(神奈川県横浜市・2007年5月)
分類

:植物界 Plantae
:被子植物門 Magnoliophyta
:双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱:バラ亜綱 Rosidae
:バラ目 Rosales
:バラ科 Rosaceae
亜科:バラ亜科 Rosoideae
:バラ属 Rosa
:ノイバラ R. multiflora

学名
Rosa multiflora Thunb. (1784)[1]
シノニム


Rosa multiflora Thunb. var. quelpaertensis (H.Lev.) Nakai (1914)[2]

Rosa polyantha Siebold et Zucc. (1845)[3]

和名
ノイバラ(野茨)
英名
Japanese rose
Eijitsu rose

ノイバラ(野茨[4]学名: Rosa multiflora)は、バラ科の落葉性のつる性低木。ノバラ(野薔薇)ともいう[5]。日本のノバラの代表的な種。沖縄以外の日本各地の山野に多く自生し、枝に鋭いトゲがある。赤い果実は、利尿や便秘の治療に薬用される。
名称

和名の由来は、とげが多い木であることから、元々有棘の低木類のバラ(いばら)と呼んでいて[6]、野生であることから「野」がついてノイバラとなったものである[5]。別名ノバラ(野バラ)とも呼び親しまれ、日本のバラの代表的な原種である[7]。身近に見られるいわゆる「野バラ」は、大半が本種である[8]。古名はウバラあるいはウマラで、転じてノバラになったとされる[4]。イバラは棘がある小低木のバラ類の総称であったが、次第に特定植物の名称になった[4]

学名種小名) multiflora の由来は、白い花を房状に沢山つけるところから、ラテン語で「花が多い」を意味する。
分布と生育環境

日本北海道から九州まで[7]、国外では朝鮮半島に分布する[9]

山地の林縁[6]原野野原草原道端河岸に自生し[5]、日当たりのよい山野のヤブや河川敷など[9]、攪乱(かくらん)の多い場所によく生え、刈り込まれてもよく萌芽する、雑草的な性格が強い。
特徴

つる性落葉低木[10]。日本を代表する野生のバラで、高さは1 - 3メートル (m) ぐらいになる[6]は半つる性で、細く長く伸び、直立または半直立でよく枝分かれして、茂みとなって繁茂する[11][8]。ふつう枝には鋭いとげがあって、時にとげのないものもある[10][7]


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