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ノイタミナ
ジャンルテレビアニメ
出演者放送・公開作品一覧参照
製作
制作フジテレビ(一部他局との共同製作あり)
放送
放送国・地域 日本
放送枠フジテレビの深夜アニメ枠
ノイタミナ:フジテレビ木曜24:55から
『ノイタミナ』(英語表記 - noitaminA)は、フジテレビが製作し同系列各局で放送されている深夜アニメの番組枠名称。 フジテレビでは2001年4月期より深夜アニメを継続して放送していたが、2004年9月の2番組の終了をもって一旦消滅。それから半年後の2005年4月期からの復活に当たり、番組枠に命名されたのが『ノイタミナ』である。『ノイタミナ』という名称は「Animation」(アニメーション)のローマ字表記を逆転させて発音したもので、「アニメの常識を覆したい」「すべての人にアニメを見てもらいたい」という制作スタッフの想いに由来する。しかし、枠開始当時にフジテレビでプロデューサーを務めた高瀬敦也曰くそれは後付けの由来であり、実際には小室哲哉のレーベル「ORUMOK RECORDS」のパクリであるとのこと[1]。 『アニカンR Vol.3』での豊島雅郎アスミック・エース エンタテインメント社長(当時)へのインタビュー記事によると、本枠誕生の発端はアスミックが『ハチミツとクローバー』の実写版を制作したいと集英社へ交渉したところ、集英社側が「アニメ化が先」という条件を出してきたことに始まった。 この頃、タイミングよくジェンコからアニメ化の希望を聞いていたアスミックは、再度集英社と『ハチミツとクローバー』のアニメ化について交渉を行う。集英社側はアニメ化において「放送時刻は遅くとも25時台まで」と提示した。当初は2004年秋からの放送を予定していたジェンコ・アスミック両社であったが、この条件を満たす放送局が決まらず企画は一時中断した。 しかし、中断から程なくして女性向けの作品を探していたフジテレビが名乗りを上げ、アニプレックス、SME等のソニーグループ企業や電通などが製作に参加して『ハチミツとクローバー』の2005年4月期からのテレビアニメ化計画が本格始動。その後、別企画として動いていた『Paradise Kiss』も『ハチミツとクローバー』に続くフジテレビの新作アニメとして放送することが決定。そして両作品を放送する番組枠に新ブランドを冠する流れが出来上がり、『ノイタミナ』という名称が与えられた。 この経緯により、本枠で放送される作品にはフジテレビの他に電通やSMEグループ各社がほぼ一貫して関与している[注釈 1]。 前述の経緯により、枠創設からしばらくは少女漫画原作の作品が主流で、従来アニメを見ないと思われていたF1層を意識した展開を図っていた。企画担当の松崎容子プロデューサー(以下敬称略)は『アニメージュ』などのアニメ雑誌[要文献特定詳細情報]で「女性をターゲットにしている」とコメントしたこともある。また、『アニメージュ』2007年8月号のノイタミナの特集において、以前企画を担当していた金田耕司元プロデューサー(現・制作局長)は、「普通の人たちに観てもらいたいという気持ちで、女性向けだけに立ち上げたつもりはない」とコメント。また、同様の内容を高瀬敦也がアニカンR TV2008春改編超特集号で説明していた。『月刊ニュータイプ』2008年4月号内の特集で松崎は「主な視聴者層を意識的に変化させてきた」ともコメントしている。なお、2019年7月期に放送した『ギヴン』は初のBLものをメインとしたコミック雑誌の連載作品が原作となった。 2009年4月期には初のオリジナル作品となる『東のエデン』を放送[2]。同作品は「一般性とオタクカルチャー双方を狙うようになった」という試みが一番出た作品であるといい、それまでの視聴者だった女性層を引き継ぎつつ、アニメファンにも受け入れられる作品となった[2]。その後も原作のある作品とのバランスを取りつつ、アニメ好きの視聴者へ軸足を移している[2]。 2012年の『ブラック★ロックシューター』(2012年シリーズ)以降、VOCALOID楽曲を原作とした作品や、ネット発のクリエイターが参加した作品もいくつか放送している。 番組の放送開始時には5秒間の『ノイタミナ』枠のオープニングジングルが流れる。2011年7月期まではフジテレビとBSフジ以外のネット局では『ノイタミナ』の名称を使用せずに放送していたため、ジングルもこの2局のみで使用されたが、同年10月期からは全てのネット局で『ノイタミナ』枠の名称を使用することになり、全てのネット局でジングルが挿入されている[注釈 2]。 現在のジングルは4代目で、2020年の枠設立15周年を記念して誕生したマスコットキャラクター「ミナとノイタン」が描かれている。キャラクターデザインは羽海野チカが担当した[3]。BGMは初代のものが継続して使用されている。 初代のジングルは2010年1月期まで使用され、内容は「Animation」と表示された後に文字の並びが逆になり『noitaminA』および『ノイタミナ』のロゴが現れるというものである。放送作品によってはロゴの色が異なる色に変更される場合があった。同年4月期に2代目のものに更新され、2014年1月期まで使用された。 枠設立10年目を迎えた2014年4月期より3代目のものにリニューアルされ、#10周年企画として制作された短編アニメ『ポレットのイス』に登場したポレットとイスが登場した。 2019年1月期の『約束のネバーランド(Season 1)』の最終回では、この回限りの特別なジングルが使用された[4]。
概要・沿革「フジテレビの深夜アニメ枠」も参照
誕生への経緯
放送作品の傾向
オープニングジングル
10周年企画
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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