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箱舟の建設を指揮するノア
ノア(ヘブライ語: ????? Noa?, ???? N?a?、ギリシア語: Ν?ε, ラテン語: Noe, アラビア語: ??? N??)は、旧約聖書・『創世記』5章?10章に登場するノアの方舟(箱船)で有名な人物。創世記の記述に従えば、すべての人類の祖先ということになる。
キリスト教の正教会では「ノイ」と呼ばれ、聖人とされている[注釈 1][1][2][3][4]。
イスラム教においては「ヌーフ」と称され、アブラハム(イブラーヒーム)、モーセ(ムーサー)、イエス(イーサー)、ムハンマドと共に五大預言者のうちの一人とされる。聖典「クルアーン(コーラン)」にも「ヌーフ章」という名称で、独自の記述がある。 旧約聖書創世記に記された物語の概容を(主、神といった表記も聖書に則りつつ)記す。 ノアの父はセトの子孫であるレメクであった(カインの子孫であるレメクと同名であるが別人)[注釈 2]。ノアは502歳で息子セムをもうけた[5]。 人が増えその娘も生まれた。神の子たち[注釈 3] が娘の魅力に惹かれ、選んだものを自分の妻とした[注釈 4][6]。「神の子」も参照 そこで主「私のルーアハは長く人の中にはとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。彼の歳は120年だろう。」と言った[7]。またその頃もその後もネフィリム(単数形“ネフィル”、一般的には悪霊〈あくれい〉と人間の女性の間に生まれたこと言う理解である)(慣習では「巨人」と訳されている)が生まれた。彼らは昔の勇士、有名人であった[8]。 主は地上に増え始めた人々が悪を行っているのを見て、心を痛め、人も獣も這うものも空の鳥までもぬぐい去る、これらを造ったことを悔いると言った[9]。しかし「その時代の人々の中で正しく、かつ全き人」「神と共に歩んだ」とされたノアとその家族、および動物(鳥なども含む)は生き延びさせるよう、ノアに箱舟の建設を命じた[10]。 箱舟はいとすぎの木でつくられ、3階建てで内部に小部屋が多く設けられていた[11]。 ノア(当時600歳)は箱舟を完成させると、「子らと、妻と、子らの妻たち」、および「すべての生き物…それぞれ二つずつ」と神から命じられた通りに[12]、自分の妻と、三人の息子と、三人の息子それぞれの妻たち(ノアを含め計8人)と[13]、すべての動物のつがい(清い動物「家畜」は7つがいずつ[14])を箱舟に乗せた。 大洪水は40日40夜続き、地上に生きていたもの全てを滅ぼしつくした[15]。水は150日の間増え続け、その後箱舟はアララト山の上にとまった[16]。 40日後にノアは烏を放ったが、とまるところがなく帰ってきた[17]。さらに鳩を放したが、同じように戻ってきた[18]。
旧約聖書中『創世記』にみるノアの物語
洪水まで
洪水
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