ネフェルティティ_(マイルス・デイヴィスのアルバム)
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『ネフェルティティ』
マイルス・デイヴィススタジオ・アルバム
リリース1967年
録音1967年6月7日 - 7月19日
ジャンルジャズ
時間66分24秒
レーベルコロムビア・レコード
プロデューステオ・マセロ、ハワード・ロバーツ
専門評論家によるレビュー


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マイルス・デイヴィス アルバム 年表

ソーサラー
(1967年)ネフェルティティ
(1967年)マイルス・イン・ザ・スカイ
(1968年)

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『ネフェルティティ』(Nefertiti)は、ジャズトランペット奏者マイルス・デイヴィスが1967年に制作・発表したアルバム。現行のリマスターCDには、別テイクが4トラック追加されている。
解説

本作は、いわゆる第2期クインテットで制作したアルバムの一つで、また、マイルスの生涯において最後の、アコースティック楽器のみで演奏されたアルバムでもある。レコーディング時期が『ソーサラー』のレコーディング時期とも近いため、『ソーサラー』とは姉妹作的関係にある。

ウェイン・ショーターが作曲面で大きく貢献し、マイルスは後年、「人々が作曲家としてのウェインの凄さに本当に気付き始めたのも『ネフェルティティ』からだった」と述懐している[1]ハービー・ハンコック作の「ライオット」は、ハービーがブルーノートから発表したアルバム『スピーク・ライク・ア・チャイルド』にも、異なるアレンジで収録された。また、ウェイン作曲の「ピノキオ」も後にウェザー・リポートV.S.O.P.クインテットなどで再演されている。

その後マイルスは、ハービーにエレクトリックピアノを、ロン・カーターエレクトリックベースを弾くように指示し、エレクトリック・ジャズ・アルバム『マイルス・イン・ザ・スカイ』を制作。
エピソード

表題曲「ネフェルティティ」はフロント奏者であるマイルス、ウェインが全くソロを取らず、同じメロディを繰り返す曲として知られる曲であるが、この曲のレコーディング時の1発目の演奏が非常に素晴らしいものであったのにもかかわらず、プロデューサーであるテオ・マセロが録音をしておらず、結局アルバムに収録されたのは意図的に1発目の演奏の再現を試みたものであった。これを反省したマイルスは、これ以後のレコーディングからレコーディング時のセッションを全て録音する様になり、それが後の「セッション音源をテオが編集し完成させる」というスタイルに繋がっていく。
収録曲

7.-10.はボーナス・トラック。
ネフェルティティ - Nefertiti(Wayne Shorter)

フォール - Fall(W. Shorter)

ハンド・ジャイヴ - Hand Jive(Tony Williams)

マッドネス - Madness(Herbie Hancock)

ライオット - Riot(H. Hancock)

ピノキオ - Pinocchio(W. Shorter)

ハンド・ジャイヴ(別テイク1)

ハンド・ジャイヴ(別テイク2)

マッドネス(別テイク)

ピノキオ(別テイク)

演奏メンバー

マイルス・デイヴィス - トランペット

ウェイン・ショーター - テナー・サックス

ハービー・ハンコック - ピアノ

ロン・カーター - ベース

トニー・ウィリアムス - ドラム

出典^ 地球音楽ライブラリー マイルス・デイヴィス(TOKYO FM出版、ISBN 4-88745-074-5)p.98

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