この項目では、インド・イラン語派の言語について説明しています。チベット・ビルマ語派の言語については「ネパール・バサ語」をご覧ください。
ネパール語
?????? ????
話される国 ネパール
インド
ブータン
地域南アジア
話者数1,600万人
言語系統インド・ヨーロッパ語族
インド・イラン語派
インド語派
パハール語群
東パハール語群
ネパール語
表記体系デーヴァナーガリー
公的地位
公用語 ネパール
インド シッキム州
少数言語として
承認 インド(連邦政府)
統制機関 ネパール・アカデミー
ネパール語(ネパールご、英: Nepali)は、ネパール、ブータン、インドのシッキム州やミャンマーの一部で話されるインド語派の言語である。 ネパール語はネパール及びインドのシッキム州の公用語である。ネパール人口の約半数が母語とし、その他のネパール人は第二言語とするものが多い。またインドでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語のひとつである。 ネパール語は東部ネパールからインドのウッタラーカンド州及びヒマーチャル・プラデーシュ州までの、ヒマラヤ山地の低層地にて話されているパハール語群の最東部の言語である。また特にネワール語(ネパール・バサ語)などのチベット・ビルマ語派のいくつかの言語との共通の単語も多く、チベット・ビルマ諸語の影響も受けている。 ネパール語はヒンディー語、ウルドゥー語とも近いが、保守的でありペルシャ語や英語からの借用語は比較的少なく、サンスクリット起源の単語が多い。 元来、ネパール語は「カス・クラ(Khas Kura, ネパール語
概要
語源
ゴルカ朝のプリトビ・ナラヤン・シャハによるネパールの統一(1769年)以降、ネパール語は「ゴルカ語(Gorakh? Bh???, ネパール語: ????? ????)」(グルカの言語)として知られるようになった[3][4] 。「パハド(en:Pahad)」と呼ばれる丘陵地帯[注 1]に住む人々は、ネパール語を「パルバテ・クラ(Parvate Kur?, ネパール語: ?????? ????)」(山岳の言葉)と称していた[6][7]。インド亜大陸の諸言語を描いた地図(1858年頃)。ネパール語は"Nepalee”として示されている。
現在、ネパール語の内名として定着している「ネパーリ(Nepali, ??????)」が、ネパール政府により公式に採用されたのは1933年のことである。ネパール語の振興を目的として1913年(B.S. 1970年)に設立された政府機関「ゴルカ語出版会(Gorkha Bhasa Prakashini Samiti)」(現在のサジャ出版(英語版))は、この年に「ネパーリ語出版会(Nepali Bhasa Prakashini Samiti)」と改名された[8]。ただしそれ以前にも、ネパールの国民的英雄ジャヤ・プリトビ・バハドゥル・シン(英語版)が「ネパーリ」という呼称を推奨していたように[9]、非公式な場面では「ネパーリ」も使用されていた。