.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}
この項目では、映画について説明しています。この映画の主題歌については「THE NEVER ENDING STORY」をご覧ください。
ネバーエンディング・ストーリー
The NeverEnding Story
監督ウォルフガング・ペーターゼン
脚本ウォルフガング・ペーターゼン
ヘルマン・ヴァイゲル
『ネバーエンディング・ストーリー』(ドイツ語: Die unendliche Geschichte / 英語: The NeverEnding Story)は、1984年のドイツ・アメリカ合衆国のファンタジー映画。ミヒャエル・エンデの小説『はてしない物語』の映画化作品であり、ウォルフガング・ペーターゼンが監督を務め、バレット・オリバー、ノア・ハザウェイ、タミー・ストロナッハが出演している。公開当時、アメリカとソビエト連邦で製作された映画としては最高額の製作費が投じられた『ネバーエンディング・ストーリーシリーズ(英語版)』の1作目である[5]。原作小説の前半部分を映画化しているが、結末の描写は原作とは異なっている。原作の後半部分は『ネバーエンディング・ストーリー 第2章』で映画化され、『ネバーエンディング・ストーリー3』ではオリジナルエピソードが描かれた。 主人公バスチアンはいじめられっ子で、母を亡くしてからは父親と2人だけの寂しい生活を送っていた。そんなある日、いじめっ子から逃げるために飛び込んだコレアンダー書店で彼は不思議な本「ネバーエンディング・ストーリー」と出会う。本を読むと物語の主人公になれる、本の世界で龍に乗れる、だから本が好きだと力説する彼に書店の主は「だが、それらの本は読み終われば現実に戻される。この本は危険だ。」と止めるが、どうしても読んでみたいバスチアンはこっそりとその本を盗んでしまった。 学校をサボって本を読み始めたバスチアンはネバーエンディング・ストーリーの世界に浸り始める。内容は、無(The Nothing)による崩壊の危機に瀕した不思議な異世界、「ファンタージェン」を救うため、草原の勇者アトレイユが旅立つ。アトレイユには、お守りとして「アウリン」が授けられる。このメダルの形をした「アウリン」には、不思議な力が宿る、とされ、勇者アトレイユを真の道へと導いていく。本の中の壮大な「ファンタージェン」を舞台にし、主人公とともに冒険を味わい、物語に胸躍らせるバスチアンだが物語が進むに行くにつれ、ついにくるべき結末がやってくる。圧倒的に強大な「無」によるファンタージェンの世界の崩壊、破壊はとどまるところを知らず、すべてを破壊し飲み込んでいく。バスチアン自身も驚く思わぬ結末を迎えることに。そしてそれを救うのはアトレイユでも王女でもなく、意外な人物であった。 役名俳優日本語吹き替え 原作者のミヒャエル・エンデは『はてしない物語』の映画化の話を好意的に受け入れ、監督のウォルフガング・ペーターゼンの脚本アドバイザーも務めたが、原作に対する権利は5万ドルしか支払われなかった。
ストーリー
キャスト
ソフト版テレビ朝日版
バスチアンバレット・オリバー浪川大輔
アトレーユノア・ハザウェイ戸田恵子佐々木優子
幼心の君(女王)タミー・ストロナッハ荘真由美玉川紗己子
ファルコンアラン・オッペンハイマー石田太郎黒沢良
グモルク石田弦太郎
ロックバイター飯塚昭三大平透
カール・コンラート・コリアンダートーマス・ヒル阪脩藤本譲
ティーニー・ウィーニーディープ・ロイ小島敏彦千田光男
ナイト・ホブティロ・プラックナー田の中勇
カイロンモーゼス・ガン吉水慶千葉耕市
エンギーウックシドニー・ブロムリー上田敏也槐柳二
ウルグルパトリシア・ヘイズ鈴木れい子京田尚子
バスチアンの父親ジェラルド・マクレイニー小島敏彦阪脩
モーラロバート・ジャダ片岡富枝遠藤晴
お告げ所の声エレン・レイ・ヘネシー駒塚由衣此島愛子
ソフト版:主人公の排他的な台詞が穏やかに改変されており、受け手の印象を大きく変える意訳になっている。2作目以降はスラングも字幕版同様に忠実に訳されるようになった。
その他声の出演:劇団こまどり演出:長野武二郎、翻訳:和島陽子、調整:遠西勝三、制作:ニュージャパンフィルム
テレビ朝日版:初回放送1987年10月11日『日曜洋画劇場』※2013年9月4日発売のブルーレイ「ネバーエンディング・ストーリー エクステンデッド版(Disc 2[6])」に収録。
その他声の出演:菊池英博、鈴木一輝、中村龍彦
製作作中に登場するスフィンクス像(バイエルン・フィルム収蔵)