ネットワークアドレス変換
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「NAT」はこの項目へ転送されています。輸血製剤の検査法については「核酸増幅検査」をご覧ください。
プライベートネットワークとインターネットとの間のネットワークアドレス変換.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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ネットワークアドレス変換(ネットワークアドレスへんかん)、NAT(Network Address Translation)とは、インターネットプロトコルによって構築されたコンピュータネットワークにおいて、パケットヘッダに含まれるIPアドレスを、別のIPアドレスに変換する技術である。

業務用、家庭用を問わず、インターネットに接続するために使用されるルータ無線LANアクセスポイントにおいて標準的に利用されている。

IPアドレスに加え、ポート番号の変換も行うものをNAPT(Network Address Port Translation、またはIPマスカレード)と呼ぶ。今日では、NATと言えばNAPTのことを指すのが一般的である(#NATとNAPTも参照)。
概要

インターネットに接続し通信を行うためには、世界で唯一のIPアドレス(グローバルIPアドレス)を使用する必要がある。よって、プライベートネットワーク環境下において、プライベートIPアドレスを割り当てられている機器は、そのままではインターネットに接続することができない。NATを利用することにより、ゲートウェイを通過するIPパケットの送信元または宛先のIPアドレスは、グローバルIPアドレスまたはプライベートIPアドレスに変換される。こうして、LAN内の機器が、ルータ等のゲートウェイを通してインターネットにアクセスできるようになる。
NATとNAPT

元来のNATは、送受信するパケットの送信元・宛先IPアドレスだけを識別して変換するものであったため、複数の機器が同時に外部ネットワークに接続する場合は、その機器数と同数のグローバルIPアドレスが必要であった。そこで現在では、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの1対1の変換に加え、ポート番号も変換してプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対多に変換するNAPTが用いられることが多い。NATオーバーロード、オーバーロード変換、PAT(Port Address Translation、Cisco Systemsによる呼称)、IPマスカレード(LinuxにおけるNAPTの実装名から。マスカレード(masquerade)は、仮面舞踏会の意味)などとも呼ばれる。

NAPTでは、IPアドレスに加えてポート番号の識別や変換をすることで、複数のホストからローカル外のネットワークに接続する際、異なるローカルアドレスを同一のグローバルアドレス配下の異なるポートとして表現し、必要なグローバルアドレスの数を減らすことができる。動的NAPTは、インターネットプロバイダから利用者に対するグローバルIPアドレスの割り当て等でよく用いられる。
IP アドレス枯渇問題の解決策

NATは、LAN内のホストにはプライベートIPアドレスを割り当て、インターネットに接続するときだけグローバルIPアドレスを使用する技術であるため、NATを活用することにより、使用するグローバルIPアドレスの数を減らすことができる。
動的 NAT

動的 NAT(ダイナミック NAT)とは、LAN 内部の IP アドレスをあらかじめ用意された外部 IP アドレスの中の 1 個を選択してその IP アドレスに動的にマップする技術のことである。動的 NAT はセキュリティや不足する IP アドレスの問題解決に役に立つが、IP アドレスが固定されないという問題点がある。例えば、LAN 内部のサーバをインターネットなど、外部から参照する必要が生じた場合、外部から参照するためにはグローバル IP アドレスが必要だが、動的 NAT では解決できない。
静的 NAT

静的 NAT(スタティック NAT)とは、LAN 内部の IP アドレスを常に同一の外部の IP アドレスに静的にマップする技術のことである。この技術を使用すれば、LAN の外部から常に同一の IP アドレスを指定することによって内部サーバにアクセスすることができる。
非難

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}その一方、インターネットが本来掲げていたピア・ツー・ピアでの接続に対する障害になりうると非難する意見もある(エンドツーエンド接続性)。[要出典]また、FTPや、SIPなどのVoIPを機能させるためには工夫が必要な場合もある。

また、複数のローカルIPアドレスからのアクセスを、1つのグローバルIPアドレスで共有しているため、外からはローカルネットワーク内のどのノードがアクセスしたのかまでを特定することはできない。このためインターネットカフェなどの不特定多数の人が利用するアクセス端末からの、悪意のある利用(SPAM行為や掲示板荒らしネット犯罪など)がなされた場合、匿名性が高く特定がより困難になる。
NATの色々な呼ばれ方

Source NAT(送信元IPアドレス変換)

NAPT(Network Address Port Translation)

IPマスカレード(Linux)

PAT(Port Address Translation)(Cisco)

NATオーバーロード(Cisco)

ダイナミックENAT(Enhanced NAT)(アライドテレシス)

DIP(Dynamic IP)(Juniper SSG)

DIPP(Dynamic IP and port)(Palo Alto Networks)

Destination NAT(宛先IPアドレス変換)

ポートフォワーディング

スタティックENAT(アライドテレシス)

VIP(Juniper SSG)

バーチャルIP(Fortinet)

Source and Destination NAT(送信元IPアドレスと宛先IPアドレスの両方を変換する)

ダブルNAT(アライドテレシス)

MIP (Juniper SSG)

NATの分類

NATはアドレスやポート番号を変換する様々な仕組みに実装されている。そして、それぞれのアプリケーションの通信プロトコルに異なった影響を及ぼす。IPアドレスの情報を使用するいくつかのアプリケーションプロトコルはマスカレードに用いられる外部のアドレスを決定する必要がある。そしてさらに、しばしば与えられたNAT機器に用いられるマッピングの種類を発見し、分類する必要がある。このために、Simple traversal of UDP over NATs(STUN)protocol は開発された。STUNはNATの実装をFull cone NAT、Restricted cone NAT、Port restricted cone NAT、もしくはSymmetric NAT[1][2] に分類し、この分類に応じて機器を検査するための1つの手法を提案した。しかしながら、その後これらの手順はスタンダードステータスから除外された。なぜならこれらの方法は不完全で、多くの機器を正しく評価するには不十分であると判明したからである。新しい方法は.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}RFC 5389(2008)に記述されており、STUNの頭文字は現在、この仕様の新しいタイトルを表すSession Traversal Utilities for NATである。

Full cone NAT(または1対1NAT)

内部アドレス(iAddr:port1)は外部アドレス(eAddr:port2)にマップされた時点で、iAddr:port1 から来た任意のパケットは eAddr:port2 から送られる。任意の外部ホストはパケットを eAddr:port2 宛に送ることによって iAddr:port1 に送ることができる。

(Address-)Restricted cone NAT

内部アドレス(iAddr:port1)は外部アドレス(eAddr:port2)にマップされた時点で、iAddr:port1 から来た任意のパケットは eAddr:port2 から送られる。外部ホスト(hostAddr:任意)は iAddr:port1 が hostAddr:任意 にパケットを送ったことがある場合にのみ、eAddr:port2 にパケットを送ることによって、パケットを iAddr:port1 に送ることができる。"任意" はポート番号が何でもよいということを意味する。


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