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やノートページでの議論にご協力ください。ネットチェンジは、放送局がそれまでの系列(→放送ネットワーク、ニュース系列)と異なる系列に変わることを指す。
ここでは主に日本での事情・事例について記す。 日本では1960年代になってテレビの全国ネット(→ネットワーク (放送)、ニュース系列)が確立されてくると、全国紙を発行する新聞社と東京キー局相互の連携も強化されるようになった。また地方局も東京キー局とその関連の新聞社の系列に入るようになる。しかし大阪では、朝日新聞社と関わりの深いNET(現:テレビ朝日)系列(ANN)に毎日放送(MBS)が、毎日新聞社と関わりの深いTBS系列(JNN)に朝日放送(ABC)が参加する状態が長く続いた。こうした現象を解消するため、1975年3月31日、ABCはテレビ朝日系列に、MBSはTBS系列にネットチェンジし、ねじれ現象、いわゆる腸捻転が解消された。「朝日放送グループホールディングス#沿革」も参照 1989年から1990年代にかけて、それまで1 - 3局しかなかった地方放送の4局化構想(→民放テレビ全国四波化)に基づき、主としてANNの新局中心に[注 1]地方新局(いわゆる平成新局)が相次いで誕生した。これに伴い、NNN/NNS、JNN[注 2]の各系列では、系列内のクロスネットを解消してフルネットへ移行することでネットチェンジを行う放送局が増えた。放送局によっては、ネットチェンジやクロスネット解消から一定期間、ネットチェンジ前もしくは脱退した系列の番組を放送したケースも存在した。 以下では、系列局(ネットワーク)の変更事例の他に、クロスネットの解消例も挙げる。 年放送局解消前解消後備考
概説
テレビ局
ネットチェンジの事例
1959年
日本海テレビジョン放送 - ラジオ東京(KRT、現:TBSテレビ)系列から日本テレビ系列中心に切替。
1964年
テレビ西日本 - 日本テレビ系列からフジテレビ系列に切替。
九州朝日放送 - フジテレビ系列主体のクロスネットからNETテレビ系列単独ネットに切替。
山口放送関門テレビ - 事実上の独立局から、徳山本局と同じ日本テレビ系列になる(後述)。
1971年
福島テレビ・福島中央テレビ - 日本テレビ系列、フジテレビ系列のネット交換。元々福島中央テレビは福島民友新聞社(読売新聞社系列)が中心となって設立されていたが、1963年の開局以来、日本テレビ系列に参加していたのは福島テレビであった[注 3]。
1972年
テレビ宮崎 - 形式上独立放送局として1970年に開局したが[注 4]、この年正式にFNSに加盟。その後1973年にFNN、1976年にANN、1979年にNNNに加盟。
1973年
名古屋放送(現:名古屋テレビ放送)・中京テレビ放送 - 日本テレビ系列、NETテレビ系列のメインネット交換によるクロスネットの解消。
1975年
毎日放送(MBSテレビ)・朝日放送(ABCテレビ) - TBS系列、NETテレビ系列のネット交換。
青森テレビ - NETテレビ系列主体のクロスネットからTBS系列単独ネットに切替[注 5]。
1983年
福島テレビ - TBS系列主体のクロスネットからフジテレビ系列単独ネットに切替[注 5]。
1993年
山形テレビ - フジテレビ系列からテレビ朝日系列に切替。山形テレビは開局当初から数年間はフジテレビ系列とのクロスネットであったが、後述の通り、1980年にフジテレビ系列フルネット局に切り替えていた。「#山形テレビ(YTS)のANNネットチェンジからさくらんぼテレビ(SAY)開局に至るまで」も参照
クロスネット解消の事例
○ - その放送局のメインネットワーク局。
▲ - 同一地域においての新規開局に伴うもの(ただし、同一地域の既存局のネットチェンジや隣県局の放送電波のみ乗り入れは含まず)。
※ - 正式なクロスネットではないもの。
1958年大阪テレビ放送▲※
(現:朝日放送テレビ)ラジオ東京系列○
(現在のTBS系列)[注 5]
日本テレビ系列ラジオ東京系列読売テレビ開局に伴うもの。
1960年北海道放送
中部日本放送
(現:CBCテレビ)
RKB毎日放送日本テレビ系列番組の放送を中止全て※
JNN基幹5社(ラジオ東京系列)の「五社連盟」発足による。スポンサードネット・番組販売ネットといわゆる「系列」によるネットワークを整理統合した例。