ネイプルズ
市
Naples
ネイプルズの歴史ある中心街、11番アベニューと3番通りの交差点
愛称: メキシコ湾のナポリ
コリアー郡内の位置
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯26度9分 西経81度48分 / 北緯26.150度 西経81.800度 / 26.150; -81.800
ネイプルズ (英: Naples)は、アメリカ合衆国フロリダ州の都市。コリアー郡の郡庁所在地である。人口は1万9115人(2020年)。コリアー郡の全体で構成するネイプルズ・マルコアイランド都市圏の中核。公式には郡庁所在地であるが、実際の郡庁舎は隣接する未編入領域イーストネイプルズにある[5]。 ネイプルズは1880年代後半に、元南軍の将軍でケンタッキー州選出アメリカ合衆国上院議員ジョン・スチュアート・ウィリアムズと、そのパートナーであるケンタッキー州ルイビルの事業家で「ルイビル・クーリエ・ジャーナル」の発行者ウォルター・N・ハルドマンによって設立された。1870年代から1880年代を通じて、この地域の温暖な気候と魚や動物の多さが、明るいイタリア半島に擬せられて雑誌や新聞に書かれていた。ネイプルズという名前も、その推奨者達が「イタリアのナポリ湾に勝る」と表現していたことから付けられた。1927年1月7日にネイプルズまで鉄道が開通し、タミアミ・トレイル(タンパからマイアミ)が1928年にネイプルズとマイアミを繋いだ後は、大きな発展が予測されたが、世界恐慌と第二次世界大戦のために発展が始まらなかった。戦中に陸軍航空隊が小さな飛行場を建設し、それを訓練施設として使った。これが現在、ネイプルズ市民空港となっている。 1945年に襲来したハリケーンの損失を埋めるために埋め立てが必要とされた。地元浚渫会社であるフォレスト・ウォーカー&サンズが16番アベニュー南の北、ゴードン・ドライブとガルフショア・ブールバードの間に1つの湖を造成した。1949年、フォレスト・ウォーカーがラスト氏に、ジャマイカ・チャンネルから現在の14番アベニュー南まで296エーカー (1.18 km2) の土地を売却するよう求めた。ジャマイカ・チャンネルは拡張され、1本の運河が浚渫されて、1950年3月までに14番アベニュー南が造られ、同年のオープニング・パーティで、新しい区域は「アクアレーン・ショアーズ」[6]と名付けられた。その後14番アベニュー南の南にさらにチャンネル(水路)が付け加えられ、地元にいる水鳥の名前をアルファベット順に名付けられた。14番アベニュー南から最初のチャンネルはアンヒンガ・チャンネル(ヘビウ)、15番アベニュー南の南のチャンネルがビッターン・チャンネル(サンカノゴイ)、16番アベニュー南の南のチャンネルがクレーン・チャンネル(ツル)、17番アベニュー南の南のチャンネルがダック・チャンネル(アヒル)、21番アベニュー南の南のチャンネルがエグレット・チャンネル(シラサギ)という具合だった。そのチャンネルから先は入り江が続き、順にフラミンゴ、ガル(カモメ)、ヘロン(サギ)、アイビス(トキ)と進み、最初からあるアクア入り江もあった。これら当初のチャンネル、運河、入り江はマングローブ湿地を浚渫し整地したものだった。浅い岩が掘削の邪魔になるところでは、土地を埋め立てて、航行できる水路のある区画にした。 1966年2月3日、「アクアレーン・ショアーズ協会」が非営利法人として法人化された。これは地域の区画所有者に奉仕するためのものであり、その地域の東はネイプルズ湾、西はゴードン・ドライブで大まかに区切られ、14番アベニュー南から21番アベニュー南まで、またマリーナ・ドライブ、フォレスト・レーン、サウスウィンズ・ドライブ沿いの土地となっていた。30年後の1996年、州法により市のマスタープランを「アクアレーン・ショアーズ地区」と改称し、その領域を西はメキシコ湾岸、東はネイプルズ湾とし、14番アベニュー南から南のジャマイカ・チャンネルまで全てとした。多くの運河や水際に立つ家屋がネイプルズ湾南部の景観に特徴ある外観を与えており、多くの家屋所有者はメキシコ湾に出ていくことができる。 基礎データ 人種別人口構成 年齢別人口構成 世帯と家族(対世帯数) 収入と家計 ネイプルズ市の経済はほとんどが観光に基づいており、昔は不動産開発と農業だった。エバーグレーズ国立公園やテンサウザンズ諸島に近いことからエコツーリストの間でも人気が高い。 市内にある企業としては、ビーズリー・ブロードキャスト・グループ、ASGソフトウェア・ソリューションズがあり、他にも多くの小企業がある。コリア郡が裕福なので、ネイプルズ市にも多くの非営利組織がある。 ネイプルズ都市圏には多くの民間企業がある。フォーチュン1000に載る企業としてヘルス・マネジメント・アソシエイツ、通信系のニューズバンクとインゲイジ・ネットワークスがあり、医療機器製造のアースレックスは市の北のノースネイプルズにある。 2009年、ネイプルズ市はその生活費の高さ故に高価な都市10傑の中に入った[7]。 ネイプルズ市の2011年包括的財務報告書に拠れば、市内の主要雇用主は次の通りである[8]。 順位雇用主従業員数
歴史
人口動態
人口: 19,537 人
世帯数: 9,708 世帯
家族数: 6,568 家族
人口密度: 673.2人/km2(1,744.3人/mi2)
住居数: 16,956 軒
住居密度: 544.2軒/km2(1,410.0軒/mi2)
白人: 94.1%
アフリカン・アメリカン: 4.5%
ネイティブ・アメリカン: 0.12%
アジア人: 0.33%
太平洋諸島系: 0.02%
その他の人種: 0.30%
混血: 1.0%
ヒスパニック・ラテン系: 4.5%
18歳未満: 10.9%
18-24歳: 2.3%
25-44歳: 14.5%
45-64歳: 30.0%
65歳以上: 42.3%
年齢の中央値: 61歳
性比(女性100人あたり男性の人口)
総人口: 86.0
18歳以上: 83.9
18歳未満の子供がいる: 10.9%
結婚・同居している夫婦: 53.8%
未婚・離婚・死別女性が世帯主: 5.0%
非家族世帯: 39.2%
単身世帯: 34.0%
65歳以上の老人1人暮らし: 20.1%
平均構成人数
世帯: 1.92人
家族: 2.38人
収入
収入の中央値
世帯: 71,553米ドル
家族: 102,262米ドル
性別
男性: 86,092米ドル
女性: 30,948米ドル
人口1人あたり収入: 61,141米ドル
貧困線以下
対人口: 5.9%
対家族数: 3.1%
18歳未満: 15.1%
65歳以上: 3.3%
経済
主要雇用主
1コリアー郡教育委員会5,446
2NCH ヘルスケア・システム3,725
3コリアー郡1,727
4コリアー郡保安官事務所1,387
5ザ・ホーム・デポ1,012
6ザ・リッツ・カールトン743
7ウォルドーフ・アストリア・ネイプルズ605
8ネイプルズ市449
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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