この項目では、映画について説明しています。実在のNavySEALs チーム6については「DEVGRU」をご覧ください。
ネイビーシールズ: チーム6
Seal Team Six: The Raid on Osama Bin Laden
監督ジョン・ストックウェル
脚本ケンドール・ランプキン
『ネイビーシールズ: チーム6』(原題:Seal Team Six: The Raid on Osama Bin Laden)は、2012年のアメリカ合衆国の映画。ネイビーシールズチーム6(DEVGRU)によるウサーマ・ビン・ラーディンの殺害を描いたフィクション作品[1]。劇場未公開。 2001年9月11日に発生した、アメリカ同時多発テロ事件から10年が経とうとしていた。CIAはテロの首謀者とされる、アルカーイダの指導者ウサマ・ビン・ラディンの行方を追っていた。そして元ビン・ラディンの連絡係を尋問し、パキスタン北部の街アボッターバードに、ある「重要人物」が潜伏している可能性が高いことをつきとめる。 しかしアボッターバードは、パキスタン陸軍の拠点であり、また目標の建物はパキスタンの陸軍士官学校の近くにあることから、ISI(パキスタン軍統合情報局)がビン・ラディンの潜伏に関係している可能性があった。そこでCIAは建物近くのアパートに、ワセムら工作員を潜り込ませ、出入りする人物の監視、関係者の尾行を行い、ビン・ラディンが潜伏している証拠をつかもうとする。 一方、アメリカ本国で休暇中のスタナーらネイビーシールズ隊員たちに出動指令が下る。部隊はアフガニスタンへ送られ、目標の建物に見立てた施設で入念な訓練を行う。 CIAの防諜分析官、ホリンズとクリスチャンは、アボッターバードに潜伏中の人物が、ほぼビン・ラディンで間違いないとの見立てを局長へ報告するが、決定的な証拠が得られず、襲撃への許可がおりずに苛立っていた。クリスチャンは施設ごと爆撃することを提案するが、爆撃ではビン・ラディンの生死を確認できないことからホリンズは特殊部隊による襲撃を主張する。 現地では、潜伏者の関係者を尾行するワセムらを地元警察やISIが怪しみ始めている可能性が高まった。業を煮やしたホリンズは、ついに大胆な手段で証拠を集めようとする。それは現地の医者に協力を依頼し、子供へのワクチン注射を名目として医者を施設内に潜入させ、注射針に付いた血液のDNAを分析するという作戦だった。 医者と看護師たちはいったん施設の敷地内へ入るが怪しまれ、ワクチン注射の途中で追い出されてしまう。医師に取り付けた隠しカメラの映像を分析していたクリスチャンは、映り込んだ戦闘員が持っていたAK-47に注目する。その銃は、かつてビン・ラディンのビデオメッセージに映っていたAK-47と同一のものであることが判明、決定的な証拠であるとして局長へ報告すると、ついにビン・ラディン殺害計画の許可がおりる。 作戦名は「海神の槍作戦(Operation Neptune Spear)」とされ、シールズに作戦命令が下る。ブリーフィングで目標はコードネーム「ジェロニモ」であることを告げられた隊員たちは、目標がビン・ラディンであることを知る。さらに少佐は「ターゲットは殺害が望ましい」と告げる。現地では、何も聞いていなかったワセムらの元にCIAのスナイパーが到着し、作戦が今夜決行されることを告げる。 2011年5月2日深夜、ナイト・ストーカーズのブラックホークヘリコプター2機に搭乗したシールズは、目標の建物へ向かう。
ストーリー